2018-03-25

会社に怪メールが届いた

先日、全社員に差出人不明の怪メールが届いた。厳密には宛先は社長CCが全社員同報だった。内容は「残業代を払ってくれてありがとうございますしかも割増(遅延損害金)で」という社長を誉め殺したものだった。

申し遅れたが私の勤務先は、いわゆるみなし残業制度を導入しているが、よくある話で超過分が支払われることは無かった。

恐らく、退職後に労基か弁護士経由で払われなかった残業代請求した元社員がいたのだろう。そしてその人物残業代請求成功し、このメールを送ったと思われる。皮肉たっぷりと効かせて。

社長室に近いところにいる同僚に聞いたところ、メールが届いた瞬間、社長は怒り狂い、人事と法務情シス責任者を呼び出し、怒鳴り散らしていたそうだ。違法行為をしているのに法務を呼び出すというのが笑ってしまう。どのツラ下げて顧問弁護士相談するんだろう(社外から同報宛に送れてしまうのはれっきとした穴だが)。

メールが届いた後に、不審メールが届いたので2人以上立ち会いのもとでローカルから削除するように、という指示が回ってきた。だが、大半の社員が削除する前に印刷したと思われる。ご丁寧なことに、メールには、どの資料を提出すれば残業していたことを裏付けるか、社外の誰に相談すれば良いのか、事細かに記載してあったからだ。

実は、怪メールの差出人には、心当たりがある。2月末を最終退職日として、3月末付で退職する元同僚だ。なので、正確にはまだ社員であると言える。彼は退職間際も散々人事とやりあって、有休消化を認めさせたという強者だ(まぁこの時点でおかし会社だが)。

たまたま彼と私はFacebookで繋がっているが、それによると彼は現在東南アジアバックパッカー的なことをしているらしい。向こうなら野良WIFIなどいくらでもあるだろうし、そこから足がつかないようにして怪メールを送ったんだろうな、と想像できた。もちろん証拠は無いが。

私も初夏頃に退職する予定で、現在転職活動を行なっている。有休の残日数を計算した上で最終出勤日を決め、それから退職を申し出ようと思っている。同時に証拠を揃えて残業代請求しよう。

あの高慢な人事が目を白黒させるのと、帰国した同僚と一杯やるのが、今から楽しみでしょうがない。

  • みなし残業で超過が発生するってなかなか激しい設定だな 普通60時間くらいにするでしょあれ

    • IT業界だと20時間が多い。

      • マジか…… 俺が今まで行ってたIT業界は60か40だった 軒並みブラックという事に まぁそこまで残ってないし気にもしてなかったけど

  • 混じりっけなしのいいはなし

  • 本人か。早めに消しとけよ

  • ショーシャンクの空にを見た後のような気持ちになった

  • 正義だから悪人をこらしめてもいいという話 罪を憎んで人を憎まずとはいわないけれども 人間はいいこともするし間違いもする どちらかであるかわかれば形成を個人で転覆させる可能...

  • みなし残業ってホワイトでも導入してる企業はある。 いわゆる基本給はあげたくないけど、他に手当が出せない場合などに使われたりしてるよ。   例えば40h分のみなし残業が出て...

  • 腹いせに増田ですか、小さいやつだ

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