芸能人の色々な発言を見ていると、自身の発言力の大きさ・強さが分かってない人が多い気がした。
人気絶好調の旬な芸能人であったり、旬ではないが人気は衰えないといった芸能人と様々だが、
彼ら・彼女らは、自身の発言が周りにどのように影響をもたらすか理解できていないように感じる。
例えば、バカリズムの先日の発言では高齢者の方が図々しい人が多いという発言には若い人の同調を多く得ていた。
これが一般人のSNSだったりすれば、そんなに内容が大きく広まらない。広まる場合はよっぽどの内容だった時だ。
しかし、これを芸能人が発言すると途端にそれは大きくなる。この違いを芸能人は分かっていない。
ちなみに高齢者の方が図々しいかどうかという内容について、私はどちらも変わらないと考える。
目に入った話題の人が高齢者だっただけで、実際は若者も変わらず図々しい。結局はどっちもどっちなのだ。
だが、芸能人が一度電波に乗せて発信してしまうと、その内容に同調してしまった人が一気に騒ぐ。
その結果、本来はそこまで考えてなかったという一般人(この場合、若い世代)が高齢者に敵意を持ち始める。
敵意とは言いすぎかもしれないが、少なくとも好意的な目で見ることはしなくなる。要は多少気に入らないことがあれば老害扱いなどしてくるわけだ。
今回は高齢者がターゲットになり、若者がそれを芸能人の発言がきっかけで敵意を感じるようになってしまう内容だが、
当然だが、若者をターゲットに高齢者が「今の若い人は」と呆れを感じたりしてしまうようなこともある。これも芸能人のTVでの発言がきっかけだ。
なんにしても、芸能人はSNSであろうとTV・ラジオの電波であろうとも物事を語るのであれば、一方的な偏る発言ではなく
偏る発言をするのは政治家たちの罵り合いだけで十分お腹いっぱいだ。
芸能人は、視聴者に魅せて、喜ばせて、楽しませて行くのが仕事だ。
時には辛辣な発言もしなければいけないが、それは別にTV・ラジオで意気揚々とすることではない。
自分が発言すれば、一般人は同意してくれるだろうという安易な考えで発言するのだけは避けないと自滅する。
それがたった一言不適切な発言をしたせいで炎上してしまった今までの芸能人たちなのだ。
言いたいことも言えない世の中と芸能人は思うかもしれないが、言いたいことを言いたいにしてもTV・ラジオを使う必要はない。
一般人では使うのが困難であるものを我が物顔のようにつかって発言している様は、
上手い事を言って指示をあつめようとしている政治家の演説と変わらない。
もし発言するのであれば、SNSでも使えばいいし、ブログで好きなだけ語ればいい。
良い事しか掲載してくれないamebaなら、いくら問題発言をしたとしても都合のいい対応をしてくれる。
誰一人反対しないYESマンのあふれるamebaブログは、そのような有名人向けの良いブログだ。
SNSを使うのならば、反論があるのも覚悟していけばいい。ブロック機能もある。
管理は自分でやるわけだ、いくらでもやっていい。しかしTV・ラジオは自分が責任を取るわけではないから駄目だ。
何にしても有名になっているという事は、発言力が大きかったり強かったりする。
その点を理解した上で活動をするべきではないだろうかと考える。
あまり「~べき」とは言いたくはないが、今回はそう感じた。