最近twiiterでよく目にする、「〇〇RT以上で××配布」だの「RT&フォローで抽選で〇名様にプレゼント」といった企業のPRの方式が最高に気に食わない。
広告とはコンテンツの利用や視聴に大して利用者が支払うある種の費用の一種であり、広告を目にした時点で企業には利用者に何らかの対価や特典を与えるのが筋であるべき筈だ。
このPRの場合は配布されるデータに対する対価、もしくは抽選に参加する権利への対価として広告を拡散するという形でPRに参加し、対価を支払っている。無論ここまでは企業側にも利用者側にも相互的に利益が発生しているので取引として正当に成立している。
だがRT拡散された広告がタイムラインに流れてきて、それを目にする人間はどうか?流れてきた広告を目にした人間に対して、企業は一切の利益をもたらさず、広告を見せられた人間が一方的に対価を企業に対して支払っていることになる。
これはとても理不尽な話だ。貧弱なデータ配布や、当選確率が限りなく低い抽選に参加したいという自己中心的で強欲な他人に勝手につき合わされて、企業に費用を搾取されているも同然ではないか。
そういった一方的な搾取を回避するには目にした人間も拡散に協力して、参加する権利を得るしかない。だがそれは半分強制的で酷く傲慢な話だし、限りなく薄い目的の為に自分のフォロワーに対して同じ選択を迫ることになる。更に自分がまったく興味がないコンテンツ、物品だった場合はそういった選択肢すら選べない。
このPR方式を考案し、実行している企業。及び余りにも小さな利益を求め群がる参加者を自分は心の底から軽蔑している。遠ざけても問題のない相手なら出来る限り迅速に自分の目の前から見えないようにしてしまう。
彼らは広告や情報という物が、他の形のある物と同じように消費、及び生産されるリソースだということを意識的にあるいは無意識的に考えず、こういった醜く下らない形で発信し続けている。
他にもネット上には下品で粗暴な、もしくは有害な広告が氾濫している。そういった質の低い広告を淘汰する為の自浄作用を働かせ、本当に周知させるべき情報を伝える為の広告が増えて欲しいという投げかけである。
そんなもん気にしてるのはお前だけ