2017-09-12

anond:20170911002527

思ってることと言ってることが違くて人を傷つけている

どうしたら相手を傷つけずに意思疎通できるんだろう。

ここに的を絞って書く。

相手感情・想いに応答する

相手「なんか手伝えることあったら言ってくれ」

  • 手伝えることがあれば手伝うくらい、積極的に参加するつもりがある
  • その内容は選ばない、協力的
  • 気安く言ってくれていい、というおおらかさ

などなどから相手キャンプの予定に前向きなのは分かる。元増田も楽しみにしていたようだし、応答の感情として「感謝」「同調」の言葉を加えていきたい。

従って、入るワードとして

の要素が入ってくると、感情の交換ができる。

元増田の応答「手伝ってほしいことは沢山あるぞー 笑 働かざる者食うべからず! 当日は〇〇と△△をよろしく!」には、「笑」しか感情の要素が乗っていない。特に、多くの人は喜怒哀楽の「喜・楽」などのポジティブ表現は鈍く、「怒・哀」などのネガティブ表現は過剰に強く受け取る傾向があるので(元増田もそう。相手の楽しみよりも、相手不快感を強く受け取っている)、ポジティブ感情こそ強く乗せていかないと受け取ってもらえない。

友人相手なら、自分感情は多めに文面に乗せるべし

対面なら表情や声の調子で伝わることが、文字でのやり取りでは伝わらない。文面でのコミュニケーションの弱点を理解して、それを埋め合わせるように文章を組もう。会話と同じように言葉を選んでも、同じようにはうまくいかない。

意味感情を分ける

日本語構造では、文章(正確には句)が伝達する"意味"と、語が表現する"感情関係性"が分離している。例えば、

  • 手伝ってほしい
  • 手伝ってもらいたい
  • お手伝いいただきたい
  • 手伝ってくれると助かる
  • お任せしたい
  • 引き受けてもらいたい
  • やってもらいたい

などは、伝えたい"意味"は「委託」で近似しているけれど、感情関係性の面で差がついていることがわかる。つまり意味をチョイスできているだけでは表現としてはひと押し不足していて、できるだけ「感情関係性」もセットで調整したい。

実際に手伝ってほしい具体的な依頼がある

相手は「なんか」と曖昧限定しかしていないので、ここですれ違いが発生する可能性がある。

手伝ってほしいことがいろいろある場合は、誤解を防ぐために

  • 実際の内容を軽く選択肢として投げてみる

もしくは、「つもり」を共有するために

  • 手伝ってほしいことはたくさんあるけれど、主体はその内容ではなく、一緒に汗かこうぜ!と伝える

などの手段がある。

例えば実例

  • 買物がある / 現場の準備はけっこう大変 (作業負荷の共有)
  • 準備も楽しみのひとつだ (作業への前向きさ表明)

のような内容が考えられる。これをやっておくと、相手の考え違いを防げる。

想定応答

  • 「なんか手伝えることあったら言ってくれ」
    • ありがとう、助かるわ! やりたいこと沢山あるし、当日は遊びも準備も全力で楽しもう」
  • 「なんか手伝えることあったら言ってくれ」
    • 「そう言ってもらえて少し気が楽になった。事前の買い物とか、当日は器具の準備とかもけっこうあるだろうから、良かったら相談させてほしい」
  • 「なんか手伝えることあったら言ってくれ」
    • 「当日は○○と△△を頼みたいと勝手に思ってたから、そっちから言ってくれてありがたい! 俺も頑張るから、準備で思いっきり腹減らそう」
  • 「なんか手伝えることあったら言ってくれ」
    • 「じゃあ○○と△△頼むわ(笑) 逆に何か要望とかあったら教えてくれ、当日までよろしく」


 まとめ


最後

言葉って本当に難しい。増田のやり取りのように、ほんの少しのうかつな発言で思いもよらない形で人を傷つけたり、誤解されたり、発言した自分のほうが驚いてしまうこともあるよな。自分も日々精進してるから増田も少しずつうまく使えるようになっていけますように。どうかあんまり落ち込まずに……今後の良きコミュニケーションを祈ります

記事への反応 -
  • キャンプの時の話 8月は雨ばかりで夏っぽいことができなかった。 9月になると晴れの日も多くなり、まだまだ暑いのでキャンプへ行きたくなった。早速友人に声をかけたら快くOKもら...

    • 思ってることと言ってることが違くて人を傷つけている どうしたら相手を傷つけずに意思疎通できるんだろう。 ここに的を絞って書く。 相手の感情・想いに応答する 相手「なん...

    • きみセンスないね

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