2017-08-10

ハゲ」という言葉はいずれ差別用語になるかもしれない

https://anond.hatelabo.jp/20170809081556

http://koganeisyobou.hatenablog.com/entry/2015/12/02/104911

ハゲ」は侮蔑侮辱的な言葉

髪の毛の薄い人に対して「はげ」という言葉は、今の社会では割と一般的に使われていますテレビなどでも「ハゲ」って普通に使われていますよね。

そのことに対して私はどうも違和感があります一言でいうと、これは髪の毛の薄い人に対する侮蔑的言葉であって、みんな普通に使っているけれど本来差別にあたる言葉なのではないかと思うからです。

はいっても、「禿げ」とか「禿げる」という言葉自体は、単に髪の毛が抜けて頭皮が露わになる様を差す言葉にすぎませんし、また、山などの草木がなくなることを指す言葉でもあるので差別用語ではないと思います

問題なのは、いわゆる「ハゲ」と表記されるような、人を笑ったり馬鹿にしたりするような使い方です。

特にテレビでは笑いのネタに使われることが多いですよね。

人にはそれぞれに様々な身体的特徴があるものですが、他の身体的特徴と違って髪の毛が薄いというのは、昔から笑いの対象にされやすいようです。

ところで、社会では障害者差別したり人権侵害してはならないということがルールになっています

そういう人たちは、自分のせいではなく生まれつきの(または不慮の事故病気などによる)特徴によって生活制限を受けているのだから、そのことで人権が損なわれることがあってはならない、と。

だったら頭髪の薄い人や、その他の身体的特徴がある人も同じではないでしょうか。

そういった人たちも、生まれつきの体質や自分意志でどうにもできない身体の特徴を理由に人としての尊厳を傷つけられてはならないはず。

でも今の世の中ではどうでしょうか。「ハゲ」という言葉はごく普通に使われていますし、テレビなどではよく笑いのネタとして扱われています

よくよく考えて見れば、これはおかしことなのではないでしょうか。

薄毛の人を笑ったり馬鹿にするというのは、侮蔑的行為だと私は感じます

別に薄毛に対する笑いを全て禁止しろ、などと言うつもりはありませんが、笑っていいのは、本人がそれを望んでいたり許容している場合だけではないでしょうか。

例えばお笑い芸人自分でそれをネタにしたり、一般の人が冗談自分ネタにして笑わせる場合などです。

薄毛やマイノリティの人に対する共感の欠如

あらためて考えて見ると、髪の毛の薄い人を馬鹿にするというのは倫理的に相当問題がある行為です。

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