ラジオって、番組の合間に交通情報が入るんだけど、ちょっと気になったんだよ。
っていうアナウンスが入って、一瞬何のことか分からなかったんだけど、「あー、PLの花火大会ね」って気付いた訳なんだ。だけどそこで考えちゃったんだよね。
PLの花火大会は、大阪の者にしてみれば夏の恒例イベントで、良い意味では花火を見れる、悪い意味では交通渋滞や電車の混雑が起こるっていう程度のことは考えるけど、別に宗教行事とは思ってないんだよ。もちろん、PL教団からしてみれば、大事な宗教行事なんだろうけど。
でもニュースではわざわざ、PLっていう言葉を使わず、地名だけで伝えるってどういうことなんだろう?
なんで天神祭りは「天神」とか「大阪天満宮」とかの固有名詞がニュースでもバンバン使われてTV中継までされるのに、PLの花火大会は、中継が無いのはまだしも、交通情報のニュースですらも誰もが知ってる固有名詞を避けて、逆に解りにくくしちゃうの?
PL教団が宗教団体であるのと同じように、大阪天満宮だって宗教団体だってこと、無視してない?
天神祭りは伝統行事だから良くて、PLの花火は伝統行事とは言えないから?
別にPL教団の者でも無いし、教義も何にも知らないけど、PLって百年くらい続いてるんでしょ?
そりゃあ、昨日今日にできたような団体ならいざ知らず、百年続いてる教団の恒例行事で名前を伏せるメリットが全く分からない。地名と日程だけで言われたら、よく知ってる人でも考えこんじゃう。
日本の報道に、「宗教団体」ってものを同列に扱うっていう意識は無いのかな?
PLも宗教団体なら、大阪天満宮も宗教団体だし、全国どこのお寺も神社も全部、一つ一つが宗教法人格を持ってる。
そこに差ってある?
あるとしたら、年数程度しか考えられないんだけど、じゃあ、何年続けば良い訳?
誰もが自由な信仰心を持っていいはずなのに、それを否定する土壌を作ってない?
個人的には、神社やお寺は観光がてらに参拝するのは好きな方だし、良いなぁって素直に思うんだ。
けど、こういう差別してるから、神社本庁とか日本会議とかが調子に乗っちゃうんじゃないかとも、そんなことまで考えてしまった。
天神祭りは1000年以上続いてるんだから、PLの花火も1000年続いてからそいう話しはしてほしい。