スミレ「次回予告という名目の、私たちがふざけるだけのカットですね」
カナコ「次回も観る人は、予告なんてあってもなくても観るだろうからな。事実上の尺稼ぎ」
サクラ「身も蓋もない!」
カナコ「まあ、このセリフ自体も台本に乗っていることだから、それ含めて身も蓋もないよね」
スミレ「メタ発言もここまでやると、薄ら寒いか清々しいかのどちらかですね」
カナコ「そのセリフを私たちに言わせることで、暗にスベっているかどうかは私たちのせいだと言わんばかり」
サクラ「ちょっと待って、この語りどこまでが台本に乗っていること?」
サクラ「あー……宣伝オチの時点で視聴者は何となく把握したと思われ」
カナコ「放送当時にも本編並の長さでCM挟みまくっていたのに、ここでもそんなことするの?」
サクラ「本編並の長さはさすがに言いすぎだろ」
???「……マスダ、マスダ!」
誰かが呼ぶ声が聞こえる。
「ほら、起きろ。もう終わっちゃったぞ」
アニメがつまらなかったのか、バイト終わりで疲れていたのかは自分でもよく分からないが。
「なんだ……別に起こしてくれてもよかったのに」
「いや……なんだか無理やり起こしてまで見せるのもどうかと思ってさ」
オサカが柄にもない気遣いを見せる。
意外だと思ったが、オサカのしょぼくれ気味な顔を見て察しがついた。
どうやら俺より早く目が覚めただけのようである
「気にするなオサカ。お互いバイト帰りで疲れていたんだ。寝てしまったからといって誰も責めないし、この作品の評価を貶めるようなものでもない」
「毒にも薬にもならない話だしな」
「すまん」
「で、どうだった。『女子ダベ』」
さっきまで寝ていた俺に愚問過ぎやしないか。
「どうもこうもねえよ」
「面白いとか面白くないとかじゃなくて、俺の場合は“それ以前の話”ってことだよ」
==== ディレクターズカット版 カナコ「何のために生まれてきたんだろう、て」 スミレ「人は死ぬために生まれてきたんです」 サクラ「何だ、悟ったみたいなことを言いやがって」 カ...
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『女子ダベ』というアニメがある。 そのブルーレイボックスの特典として、プロデューサーだった父と、監督のシューゴさんによるオーディオコメンタリーが収録されているらしい。 ...