2017年春の証アナ試験(一次)を受けて全科目合格したので、自分がやった勉強法を書き残してみる。
もっとも勉強法といっても、「証券アナリスト」で検索すれば唯一無二ともいえる試験対策サイトがトップの方に表示され、そのサイトの内容に従えばまず合格できる。
今回の勉強期間は約3ヶ月。机に向かってたのは平日1日あたり一時間程度。
簿記二級は持ってたので、財務分析については直前に退職給付会計とか知識が足りないところを抑えるだけで済んだ。証券分析と経済は全くの素人。
まず使用教材について。証アナはメジャーな資格ではないため、市販教材の種類は少なく、ほぼTAC一択。
でもTACのテキストは基本的に不親切で、全くの初学者は内容が理解できず挫折する、という話はよく聞かれる。自分も同じ道を辿りそうになった。
そこでテキストを無視して、いきなり過去問に取り組んでみた。当然最初は解けないが、解説を読んでみると、テキストとはうってかわって書きぶりが丁寧なことに驚く。なぜこの編集エネルギーをテキストの方にも注がなかったのか。コンパクトにまとめようとしすぎたのか。
解説を読んでも理解できないところは適当にググってまとめる。ある程度労力をかけても理解できない問題は大抵の人が解けないので、丸暗記するか捨てるかしてさっさと次の問題に取りかかる。
こんな感じで過去問を消化していくんだが、恐らく多くの人がぶつかる壁が、理解した問題をいかにして記憶に定着させるかだ。
机に向かって過去問を3周くらいやればさすがに覚えられるだろうが、多くの社会人はなかなかそこまでの時間は取れないだろう。
時間がなければ通勤電車で勉強すればいいとよく言われるが、残念なことにTACの過去問集はクソデカい上に重いのである。
そんな状況で自分が編み出したのが、解いた過去問をひたすらスマホで撮影するという手法。問題と解説、自分で書き込んだメモや解法のポイントを順に撮影して、通勤電車やスキマ時間で見返す。