私は正社員で仕事をしていたけれども、仕事場の環境の変化に耐えられず、体が会社に行くのを拒んだ。
仕事を投げ出しやがって!と思われているんじゃ無いかとか、責任を果たせないまま仕事を止めてしまう後ろめたさがあって休職しても毎日のように苦しくて布団を被って泣いてた。
治療はどうだったかと言うと、心療内科の先生に話を聞いてもらったり、抗不安薬(私はデパスではなくエチゾラムをもらってた)や、眠れない時は睡眠薬をもらって飲んでいた。
エチゾラムは飲むと頭の中がポワーっとしてきて、考えられる深さが浅くなる感覚になる。筋肉の緊張がやわらぐ成分が入っているせいか力が抜けるので、本当に腑抜け人間になる。
睡眠薬は飲んで寝れたとしても朝の目覚めは最悪。頭が痛かったり二日酔いみたいな感覚に近いかもしれない。
薬を飲んでいても頭痛、嘔吐、過呼吸はすぐ良くならないし、眠りの質もとても良いものとは言えない。
こんな状態になるなら薬なんて飲まない方がいいのでは?とも思ったけど飲まないと治らない気がしてお守りのように飲んでた。
治療に関しては、心療内科の先生と話して最近の状況の報告を2週間に1回くらいのペースで通院する。
ぶっちゃけ、先生は問題解決のプロでは無い。私の場合、会社の環境が原因だから、先生にはその根本的な問題をどうすることも出来ない。(自分でもどうしようもないのだけど。)
先生が提供出来るのは体調を戻すための期間(休職の診断書)と症状を和らげる薬。
結局、自分の問題は自分で解決するしかない。気持ちの奥にある嫌なものや気にくわないもの、どうしようも出来ない問題を自分でどのように捉え直さないといけないかは、ホントに自分次第なのだ。誰も助けてくれない。
実は私が心療内科に行くのはこれが初めてではない。何人もの先生に会ってきたけど違う角度でものを見る方法なんて誰も教えてくれなかった。みんな時間が解決してくれるよ〜といった人ばかり。
診察も「最近どうですか?」から始まるけど、体調の話をして何処か悪ければ薬を出す。
特に話す事が無くても通院する期間は、薬を処方して貰えるとはいえ、ただお金を取られるために何で病院に行かなきゃ行けないんだとさえ思うこともあった。薬の処方がない時は特に。一緒に問題を解決してくれる場所ではないのに。
もしかしたらお坊さんと週2で話した方が考え方や心のあり方のお話が聞けて有意義かも知れない(ちなみにお坊さんとお話しした事がないのであくまでイメージ)とさえ思った。
私は仕事に、復帰しないと自分のアイデンティティがなくなってしまう気がして正直焦っていた。仕事だってまだやりたい事がある。もっとやれる。
だから、半ば心療内科の先生や産業医の先生を騙して「もう大丈夫です」と言って無理やり復帰した。
自分や周りを騙し騙し仕事をするのは正直しんどいけど、こんな思いをして仕事をしている同士はいないものかと興味が出たのでこんな事を書いてみた。