「薬研の出番が過剰に・不要なほど多い」
という声をたくさん聴きました。
薬研クラスタまでもが肩身を狭くして、
「薬研の出番は確かに多い、そんな贔屓は望んでいない」
と表明しているのを見ました。
花丸で粟田口のストーリーを見るまでは、トレーディング系のグッズで
申し訳ないです。
その上で、「本当に薬研は贔屓されているのか?」と疑問を持ちました。
1 EDと内容
織田組の回
薬研がいて当たり前だと思います。ここに疑問を持つ方はいないでしょう。
粟田口の回(一度目)
ここでは薬研もいるのが正常であって、省く方が異常だと感じます。
ストーリーでもきちんと絡みつつ…かといって特に過剰にフォーカスが
当たることもありませんでした。贔屓の要素は感じません。
粟田口の回(二度目)
歌ったのは「粟田口全員」です。
そしてストーリーで薬研にメインスポットが当たったのもやはり今回が最初です。
2 他のキャラの役割を奪っている・粟田口兄弟の中での立ち位置がチート
・短刀の中で最年長設定があるわけでもないのにリードをとりすぎている。
これについて、私はやはり反対です。
あのストーリーが書いていたのは薬研の強さや粟田口の中での特別な立ち位置ですか?
どちらかというと単なる「弱さ」ではなかったですか?
素直に一期一振に来て欲しい、寂しいと言える秋田や五虎退は素直で強く、立派でした。
薬研だけが寂しい、会いたいと言うのさえ恥ずかしがって嫌がって一人溜め込んでいました。
自分のように揺らいで薬研に支えを求めている兄弟などいないのに、支えなければと一人で思い込んでいました。
骨喰や鯰尾、鳴狐がいるのだから頼ればいいのにそれすら思い至らなかったのも同様です。
薬研こそ一番幼く未熟に描写されているように見えました。
厚や乱だって別に薬研に依存しているような描写もありませんでした。
脇差の二人や鳴狐は言うまでもなく、没個性な短刀がいたでしょうか?
また一人素直になりきれない薬研を朗らかにブランコへ誘ってくれる子もいました。
最後の踊りの演出の最中、そっと無言で涙を見せていた子もいました。
個人的にこの回の中で一番好きなシーンです。
みんなそれぞれ不安や寂しさを抱えて一期を待っていたのがちゃんと描写されていました。
なら今後粟田口の誰かが他のくくりでまた歌うようなことがあったら、それが薬研以外でも全員贔屓なのですか?
一話に一度あるかないかの出陣で数少ない出陣枠を絶対に持っていく加州清光や大和守安定は贔屓ですか?
もし今後薬研の出番を減らしたからって、それはたぶん薬研以外には務まらないシーンです。
薬研を贔屓と騒ぐ方のお目当ての刀が同じ役割をこなせるのですか?
あなたの好きな刀は薬研や、他の刀で代役が務まるようなキャラなんですか?
「薬研の出番は正当なものじゃない」なんて軽率に言わないであげて欲しいです。
そんな中傷をされた上、更に自分たちの口からも薬研を批判させられるなんて異常に見えました。
薬研は別に他の刀の出番を奪ったりしていないし、粟田口はちゃんと個性を以って描かれています。
傷付いて居心地の悪いをしている薬研クラスタの方に届けばいいなと思います。
以上感想作文でした。
今晩の花丸は視聴者全員楽しく見れたらいいな。