今は21世紀だぞ。
大学のサークルの男性(実家住み)と話していたら、話の流れで彼がこんなことを言った。
「うちに娘が居たらさ、お母さんももう少し楽だろうに」
彼の家は母親を除いて全員男。
彼は家に娘が1人でも居さえすれば母親の家事を手伝ってやれて、母親の負担が減って良いのにな、という意図で発言したらしい。(そして、彼と彼の兄弟は家事の手伝いなんて滅多にしないらしい)
え?何?母親が1人で家事をやってて大変そうだから?娘が居たらな?
え?お 前 は 何 し て ん の ?
一方、私の家は父を除いて全員女で、彼の家族構成を男女ひっくり返した構成だ。
当然のように姉妹全員が母の家事の手伝いを幼い頃から行ってきた。
男とか女とか関係無しに、養われている側の立場だから当然だと思ってきた。
父が家事の手伝いをすることは昔も今も滅多に無いが、私がそれを指摘する度に母は「誰のおかげで生活できてると思ってるの」と言うため、「一家の大黒柱だから」父は家事を手伝わなくても良いと納得していた。
このような環境で育ってきたものだから、子世代に男性が居るという家庭環境と、子世代の人間が家事を手伝わないという状況が想像できず、彼の発言に困惑してしまったのだ。
会話を振り返りながら、色々と考える。
養われている側の人間として、それは許されるのか?
単に家庭での教育方針の違い(子どもは"おてつだい"をすべきとか別に良いとか)だと片付けたいところだが、彼は「娘が居ればその娘は家事を手伝うべき」ととれる発言をしてしまっているため、そこの違いの問題ではなさそうだ。
やはり、彼と彼の家庭に根付いた「女は家のことをするもの」という考えが私の価値観と合わない。
というシンプルな事実が、思わず返してしまった「は?」の根本にあると考える。
だって、もうそんな価値観がまかり通る世の中じゃないと思っていたから。
少なくとも私達若者の間では。
彼の家庭を批判する気は皆無だし、彼をメッタメタにこき下ろしてやろうという目的でこの文章を書いている訳ではない。
ただ、将来、彼のような価値観を持った人と結婚してしまったら、と思うと不安なだけだ。
娘が生まれたら、「お前は女なんだからママの手伝いをするんだぞ」と言うのか?
恐ろしい。
「女は家のことをするもの」という価値観を、現在大学に通っているような若い男性が当たり前に持っている、という事実が、ただただ恐ろしい。
彼は、「男なんてみんなそんなもんだよ」と笑いながら言う。
http://anond.hatelabo.jp/20161118112714 をよんで 「いつになったら女性は家から解放されるんだ」というタイトルからして煽ってるようにしかみえない 「男性も家のことをやる時代にしよう」と...
いつもバカを燃やして遊んでる奴らが冷静な話なんかじゃ自分が楽しくなれないだろ・・・
女性に関することは実際には主語が大きすぎちゃってる話の場合でも問題を浮き彫りにしたと褒めてくれるから主語はなるべく大きくしよう その際にしかりと感情を込めてネットらしい...