プロダクション(広告制作)にいるとデザイナー、エンジニア、ライターなど専門職からフリーランスを選ぶ人が多い
優秀であれば、それは喜んであげなければならないことでもあるのだが
優秀でも独立心が強いと、責任のあるポジションを任せることに躊躇してしまうこともあるが
かといって、独立する野心があるくらいの方が、能動的な良い働き方ができてたりもする。
また、プレイヤーであることを好み、単にマネージメントが嫌とかいう人が多いのも事実だが
マネージメントが嫌でフリーランスになった人と、パートナーになりたいかといわれると
今後一緒にプロジェクトチームを作った時に指示待ちになりそうで、
もう少し組織でマネージメントに触れてからの方がいいのでは?なんて思ってしまうこともしばしば。
なんにせよ、会社に魅力がないと言われたらそれまでのことかもしれないが・・・。
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そんななか、ふと急に糸井重里さんの会社のことを思い出して過去記事を探してみた。
※会社の説明をするとき、糸井さんは船長、社員のことはクルーと呼ぶ
https://www.1101.com/hubspot/2011-07-20.html
(参照)
・独立志向の強い人の場合は、1つ1つのプロジェクトを1つの船と捉えていて、会社を船だと思っていないため、プロジェクトには集中していても、会社を良くしようとしないのではないか?
→短いスパンで船を乗り換えてしまう意識であるため、会社に愛着はない。遠くに航海にはいけないが自分の思い通りに操りたい。
・会社が1つの船だと捉えられる人は、船を良くしたいと思い、その前提の中でプロジェクトに関わっていくのではないか?
→長く航海をし続けなくてはならないため、より良い航海を望み、全員でよりよい航路を見つけ、船自体をみんなのスペシャリティで動かし、新しい港にたどり着こうとする。
つまり、プロジェクトではなく会社を船と捉えて一緒にやっていこうよ
ということを糸井さんは明確に示しているように思え
また、そういったコンセプトが浸透することで帰属意識を育てているのではないか・・・
船をどういう単位で捉えるかが、組織所属とフリーランスの境目で今何よりも重要なのかもしれない。
糸井さんはフリーランス経験があることで、気付いたことなのでしょうか?
などど、船長とクルーという関係性は、ただの社長と社員を言い換えたものではなくて、コンセプトがじわじわと想いを巡らせてくれる。