このところ、高速道路を走る機会が多い。
仕事ではないが、最低でも月に一回は、往復で千キロ超運転する。
そうすると、高速道を利用する車とそのドライバーの、運転の傾向が見えてきた。
さすがプロである。リミッターが付いているので、90km/h以上は出ない(はずの)中、それでも荷物の重量にもよるのだろう、80km/h以下の場合もあるが、常に同じ速度をキープして運行されている。
こういう方々は月〜金に走っている方々が多い。
そういうプロの方々の中にも、90km/h以上で追い越す車に、排気ブレーキの音を浴びせかける変な人もいる。
中には、リミッターが付いていない(解除している?)大型トラックがあって、100km/h以上でぶっ飛ばしていくものも。
そして高速バス。
先の先を見越して、遅い車・速い車をうまくかわしていく。
なおこの高速バスにはトラックのような90km/hのリミッターは付いていない様子。
ワンボックス、バン、ワゴン車、中にはデミオやビッツといった小型車も、セダンも含まれるが、速い。そして上手い。
そして、仕事なのか自家用なのかわからないが、時々、追い越し車線を常にキープして、後ろから車が来ても避けないのがいる。これが厄介。
これが三種類くらいに分けられる。
まず第一が、いっぱいいっぱいで自分がどのレーンを走っているのか理解できないでいるか、同乗者との会話に夢中になって、周囲の状況がわかっていない場合。
そして第二が、自分は安全運転をしている、自分の運転が正しいのだと思い込んでいて、それでいて常に追い越し車線をキープするというタイプ。
第三は、周囲に迷惑かけるのを面白がっているタイプ。こういうのも面倒臭い。
上にあげた第二のタイプが、また二種類くらいに分けられる。
ひとつは、とにかく意固地なタイプ。後ろにどんな車が来ようと、とにかく追い越し車線をキープする。
総じて自分の車より高いか安いかで判断する。レクサスやクラウン、高級外車や、スポーツカー然とした見るからに速そうなのには道を譲るが、自分より安い車と判断すると、いくら後ろに付かれても断固として追い越し車線から動こうとしない。
こういう、追い越し車線をキープする車に詰まると、仕方ないので、走行車線から抜いていくことになる。
危ないが、先を急ぐ身としては仕方ない。
時には、走行車線から追い越そうとすると、その時点で加速始めたり、進路を塞ぐように車線変更をしてくる車も。
これはもう事故の元といわざるをえない。
日本の警察は、スピード違反を主に取り締まるが、実際の道路上では、車の性能差、運転の上手下手、運転者の性格などで、複雑な状況が生まれているなか、単にスピード違反だけを取り締まりの対象としているのは、現実的ではないと考えられる。
車ごと、運転者の運転経験距離数などで、(走っている車ごとの)制限速度を緩和し、先に書いた、追い越し車線をキープし続ける運転をするようなドライバーを取り締まりの対象としていただかないと、現実問題として、危なくて仕方ない。
回数走っていると、そういう気がしてくる。