2016-09-09

CS機にもハードを定期的に買い換えないと置いていかれる時代が来た

PS4 Proがやっと発表された。

PS4 Proだけでしか遊べないタイトルは出ないと明言されているけど、

今までのPCゲーム市場を見てればそんなの気休めだって誰でもわかる。


古いハード解像度が落ち、グラフィック簡素化され、

見た目に関するあらゆる要素が時間の経過とともに劣化度合いを増していく。

PCゲーの有史以来、ずっと繰り返されてきた事。

救いは、とりあえず当面はDirectX??のような足切り要素がないことぐらいか

PCみたいな欺瞞ではなく、本当に買ったゲームが新しいハードでも遊べることが保証される。

当面は。

最近海外PS4タイトルに顕著だけど、発表当初高らかに謳っていた「1080p60fps」のタイトルはぐっとその数を減らした。

インディーズとか一部のAAAタイトルマルチプレイ部分限定とか、そのぐらい。

PS4 Proでは4K対応を前面に押し出してきてるけど、bioware中の人がMassEffect:Andromedaの4Kデモ映像

解像度4Kではないことを認めている以上、PS4 Proに4Kは荷が重いことは事実

4K対応と同時に実現した「既存タイトル解像度フレームレート向上」こそ

恩恵にあずかるユーザーも多く、実現も比較的容易で有意義機能だ。

まり、「PS4では当初掲げた標準フォーマットに遅れをとるようになったのでリリース当初の価格

リリース当初に掲げた標準に追いつける新ハード」がPS4 Proだ。


さらにこの先を考えると、いずれPS4 Proでも1080p60fpsを実現できない時代は来る。

それが何年後かは分からないけど、そのときもまた性能が上がった新たなPS4が出るだろう。

じゃあそのときリリース当初のPS4はどのぐらいのクオリティを保てているのだろうか?

PS4からPS4 Proにかかった時間と同じと仮定して、3年後にPS4 Proの性能向上版がでたとして

6年経ったPS4はどの程度のクオリティだろうか。見るに耐えないということは無いだろうが

PS4リリース当初の「高性能なゲーム機」なんていうイメージ範疇には入らないだろう。


まりPCゲーが有史以来脈々と受け継いできた「ハードウェアを定期的に買い換えないと取り残される」というルール

ゲーム専用機にも適用される時代がとうとう来てしまったということだ。

同じハード向けに作られているソフトのはずなのに、後に発売されるほど

リリース当初のハードでのクオリティが低下していく時代

同一ハードタイトルであれば、右肩上がり的にクオリティが上がってきた今までとは間逆の時代


ハードよりソフトに金かけたいかCSゲー買ってんのに、

結局ハード継続的に金かけなきゃ標準的体験すら出来ない時代になっていく。

ソフト互換はいつまで保たれるんだろう。

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