なんか、例のガルパン叩き事件が脅迫沙汰になったらしいので、思ったことを少し書いてみる。
『実話BUNKAタブー』という月刊誌はホントに毒にも薬にもならない雑誌だ。だからこそ、一昔前の2ちゃんねるに入り浸っていた者からすれば、懐かしい匂いを感じてしまう。そりゃあ、『2ちゃんねるぷらす』なんて雑誌を発行していたコアマガジンのことだから、重度のねらーも1人か2人はいると思われる。あのころの2ちゃんねるを知らない連中が編集部のアカウントに凸している光景を見ると、これも時代の流れなのかな~、なんて思ったり。
「2ちゃんねるはオタクの巣窟」なんて思っている人が果たしてどれだけいるのか知らんが、勘違いしないでほしいのは、2ちゃんねるで多数派を占めているのはオタクではなくネトウヨである(今もそうだが)。当時の2ちゃんねるは、今では考えられないほどオタク叩きが激しかった。初音ミクがデビューしはじめると「気持ち悪い」と叩き、らき☆すたブームで鷲宮神社にオタクが大挙して押し寄せた時はニュース番組のキャプ画が転載されまくって嘲笑の対象になったり、電車男がドラマ化された時なんか「電通の陰謀」という書き込みが頻繁にあった。いろんな意味で、あのころはみんな尖っていたんだよ。
だいたい、『BUBKA』みたいなキチガイ雑誌を発行していたコアマガジンがまともなジャーナリズムを追求するはずがない。昔も今も2ちゃんねる的なノリで雑誌を作っているのだから。ほとんど「まずい」という感想しかない食レポなんて2ちゃんねるの誹謗中傷精神そのものだし、定期的に掲載される街中やイベントのDQN晒しage特集なんて完全に全盛期のニュー速VIPだ。そんな99%の2ちゃんねらー精神と1%のジャーナリズム精神で成り立っているのが『実話BUNKAタブー』である。
たぶん、編集部の中では「ガルパンはいいぞ」なんてのは「CLANNADは人生」と同じレベル扱いされていると思う。そういう一流サラリーマンにもオタクにもなれなかった中途半端なオッサン編集者が作る雑誌なんて完全に時代の流れに取り残されているので、みんなが生温かい目で見守っていくしか対策法はないんじゃなかろうか。