2chに類する誰でも書き込める環境で、とある特定の事柄について中途半端な知識と個人の思い込みと願望のいりまじったコメントをすると、とたんにその事柄に関連する場の中で日常を過ごしているモノが、揚げ足を取って小ばかにして個人攻撃を始めるし、ひどいときには複数人を装って叩きに叩かれることがとても多かったような気がする。
そんなことが何度も続くとさすがに本当に嫌気がさしてくるわけで、書き込みはできるけど他者からの返信を無視してもかまわない環境である、コメント欄禁止のblogや、ニコ動のコメみたいなところに移って好き放題書く日々がづづく。
それも一ヶ月もたてばレスポンスのない虚しさに耐えられなくなるが、2ch他でのクソみたいな連中と絡むのは二度とごめんなわけで、かといって独りで長文かいててもしょうがないしってことで他のサイトを訪問してはコメント爆撃しイイネボタンを押して寝るくらいに、熱意が下がる。
そのうちネットなんて誰でも何を書いてもいいなんていうのは、若者には無限の未来があるとかいう大言壮語に等しい嘘っぱちだったって気がつき、書き込むのを辞める。
でもってPCはスマホのメンテの知識を検索するのと、ショッピングサイトを回る以外には電気が落ちてる状態になる。
PCを朝から晩まで使う日々が終了し、ウイルスやら銀行系サイトの偽装なんかの知識が後手に回ると、契約していたネットバンクは解約しamazonほかからカード番号を削除し、古いカードははさみでちょん切って解約する。
ネットで金銭被害にあわない一番確実な方法は、口座やカードを解約するのが一番簡単で対策のための時間もかからない。
PCを使う時間が少なくなれば、ほとんどユーザにばっちりフィットする広告らしい広告に触れることもないわけで、食指が動くことは激減し、PCで買い物する機会自体が減る。
なんかWin95販売前夜に感じた新しい夢のあるなんでもできる世界みたいなものは、実際のネットワークの中にはもちろんなかったし、ユーザーの中にあった漠然とした希望というか若年層でありがちな全能感も、ネットリテラシーが逐一増えていくにつれて霧散してしまったように思う。