2015-01-13

結婚を焦る男たち

高校同級生の男たちが、なんだか結婚を焦りだしている。

まだ30周辺だからそこまで遅いわけではないんだが。

理系旧帝大ポスドクやってる男は「そろそろ真剣に考えないと最後に待っているのは孤独死。しょせんパートナーがいなければ寂しい人生」なんて弱気なことをつぶやいている。

とにかく女が少ない業界らしく、いたとしてもほぼ100%子持ちか彼氏持ちだそうだ。本人は研究もうまくいっていないようで、この間会ったらげっそりやせていた。

高校時代の彼は、量子力学ドヤ顔で語りながら「女とか興味ねえから」と言葉でも態度でも表していたんだけどねえ。

有名だがパッとしない文系中堅私大を出てマニアックBtoBホワイト企業の経理におさまったやつは、ネット上でつながったとみられる暇そうなオタク女どもと、やはりネット上で楽しそうに会話している。

しかし、「いかに仕事が暇か」「いかに休日にやることがないか」「いかに貯金が増えたか」をアピールするつぶやきばかり。「あ、計算してみたらあと○年で貯金○万超えるわw」「え~○○さんすご~い」ってな感じだ。

「私には男性的魅力はないがそれなりの経済力があって家庭を壊すような趣味を持たない優良物件です!」という叫びにも似た声が聞こえてくるようだ。

だが、今のところリアルに女と知り合えた様子はない。「今週末も暇だった」という趣旨言葉と、テレビ感想(○○が嫌い、というものが多い)ばかりが流れてくる。おっさん・おばさんばかりの職場今日も黙々と働いているようだ。

昔、「今の時代、男に結婚するメリットなんてないぜ」とニヒルに笑っていたのを思い出す。

早めに結婚しといてよかったなあ。

ダラダラ書いたけど、それに尽きる。

子どもは誇張じゃなく命を投げ出せるくらいかわいいし、仕事に身が入るし、飯はうまいし。

子育てに手がかかる時期だからセックスは少ないが、学生時代みたいにいろんな女とヤリたいという気持ちは起こらない。

承認欲求が満たされてるってのが大きいのと、なにより、あまり知らない女とのセックス快感は、気心の知れた奥さんとのセックスのそれの足下にも及ばない。

結婚とはこれほどの安心感が得られるものなんだよ」ということを教えてくれる人がそばにいたら、彼らももっと早い時期から対策をとっていたろうに…

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