Surface Pro 3を買ったので感想をメモ。
買った理由は、海外での仕事用にOffice付きで持ち運びが便利なノートPCが欲しかったからです。
Microsoftとしては、
「タブレットにもノートPCにもなる。コレさえあれば何もいらない」
というような感じの触れ込みで、発売後も概ね好評のようです。
Surface Pro 3は正直、タブレットにはなりません。
既に私はNexus7を持っていて、本とか読んだりしますが、12インチでタイプカバー合わせて1Kgくらいあるモノで読書をしようとは思いません。
また、操作感は間違いなくPCのソレであり、タブレットやスマホのようなシンプル操作という感じはありません。どう考えても普通のWindows操作になります。
ついでに言うと、「タイプカバー」は曲者です。ノートPCとして使う際は「薄くてクールなキーボード」と受け取れなくもありませんが、タブレットとして使う場合は邪魔でしかたありません。普通のカバーのように後ろに折れば良いように一瞬思いますが、裏でキーボードが押せてしまうわけで、最終的に外します。
PCなので、スマホやタブレットのように別PCに保存してある動画や画像をUSBで転送、みたいなことは出来ません。あくまでPC、ネットワーク転送です。(別に困りませんが、操作感が違うので一瞬「?」となりました)
Surface Pro 3はノートPCとしては優秀です。私が買ったのはi5の128GBモデルですが、SSD/i5/メモリ4Gで仕事をする上ではなんら問題ないスペックです。ハードとしては。ノートPCとしては軽くて持ち運びも便利。キーボードは若干押しにくく、画面の裏でつっかえ棒的なもので画面を支える構造は、あぐらをかいて作業したい私としては文句の一つも言いたくなりますが、とりあえず自助努力で解決します。
「ハードとしては」という言い方をしたのは、搭載されているWindows8.1がクソだからです。
私はWindows8以降は殆ど触って来なかったのですが、今回触ってヒドイものだという印象しかありませんでした。どこかの謳い文句で聞いた「直感的」という言葉の意味を疑うレベル。Skypeの設定をしようと思って、右の画面外から左にスワイプしようという発想がどこから生まれるのだろうか?さらにアプリの終了のGUI操作が未だに不明。Skype終了はどうすればいいんだろうか?画面上部を持って下に移動させればいいような話を聞いたけど上手くいかず、今のところAlt+F4で終了させています。スタート画面なるものもアプリを探しにくくて仕方ないので、ランチャを導入。そうなると最初にスタート画面が出てくるのも意味が無いのでディスクトップが表示されるように変更。その他諸々気になるところもありますが、その都度ツールを入れたりバッチを組んだり、自作ツールを作ったりすればWindows7レベルの生産性まで持って行けると思います。
というわけで、軽くて薄い「ノートPC」が欲しくて、Windows8に慣れている人ならSurface Pro 3はオススメです。
ちなみにヤマダ電機で定価(MSとの契約で値下げ出来ないとの事)12万円+ポイント11%(10%+フレッツ光の説明を聞くと1%)でした。タイプカバーはほぼポイントで買えます。