昨日、10年間つづけていたサクラの仕事をやめたという記事を書いたところ、ノウハウについてトラバ頂いたのでこれにお答えしたいと思う。
再就職についてのアドバイス、お叱りもいただければ、と思いつつ(といっても復帰は少なくとも3年後で、アルバイトでいいっかなと思ってもいるのだけど)。
ノウハウはずばり、人集めてイベント毎に割り振って並ばせるだけ。まぁ、トラバについたトラバのお答え通りなんですよね。
ただ、少し工夫しなければいけないのは、「無難な」人を集めて、イベント毎に「違う人を」割り振って並ばせるって点。
これが多少ややこしい。
例えば、プレステ3の発売日騒動とか見てもらえれば、いかに無難な人に並んでもらえるかが大事ってレベルじゃないことが
お分かりいただけるかと思う。企業がサクラを雇うニーズって、宣伝目的もあるけど、明らかに並ぶことが予想される場合、
それがマイナスな方向にいかないようにするというのもある(大企業ほど気にする)。
というわけだから、何よりもサクラ稼業は人選なんだけど、問題は毎回、ほぼ違う人を雇わなければならないから、
そうも言っていられないという矛盾を解決しなければならないことにある。
人選び問題の解決策は、求人を分けることだ。というと、もうノウハウはここで尽きる気すらする。
求人を2タイプ、サクラをやるんだなと分かる募集と、イベントリーダーというあいまいな求人募集にわけて行う。
すると、サクラをやるんだなという募集は時給850円~950円くらいで済み、イベントリーダーの募集では
面接ができるためプラス150円ほどになっても明らかにおかしい人を排除することが出来る。
あとは簡単で、イベントリーダーをサクラ募集会社から派遣されたという体にして、当日集まったサクラ達を率いてもらう。
やることは、ちゃんと並んでるか、変な人がまじっていたら、会社に連絡するようにするかすればいいなのでよほどじゃない限り問題は起こらない。
他のノウハウは、時々くる一番目に並んで企業のプラスイメージになるコメントをテレビに向けて発信してほしいというお願いは原則断る位だろうか。
これは、社長が昔やって、痛い目にあった経験にも裏打ちされているらしい。というのも、サクラってある程度並んだことある人からすればバレバレだから、
ちゃんと並んだ人のご褒美的なものをサクラが獲ってしまうと大きなトラブルの種になってしまうからだ。
なので、サクラはちゃんと並んだ人の美味しいところを獲らない位置にいることになる。つまり、限定発売とかにはめったにいないし、
並ぶ場合は先頭集団の少し後ろにいて、しかも、ドーナツなら一個しか買わないというように、すぐはけるようになっている。
さて、ここまで見てくださった方で、こんなのでよく仕事がまわるなと思った人は圧倒的多数じゃないかと思う。
実はいうと、書いている私もだ。なぜ、うちの会社だけ個人経営、中小企業、大企業ひっきりなくサクラ仕事があったのかは皆目見当がつかない。
きっと社長が優秀だったのだろう。だから、サクラ稼業の決定的なノウハウは、まず、何をやっても儲けられる人を用意するところから始まるのかもしれない。
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増田で釣りの仕事は続けるわけですね
それがマジならノウハウを商材にして売ってくれ
人集めてイベント毎に割り振って並ばせるだけじゃないの?