2013-12-15

分かりづらく排除されていく

この話はいじめとかでは全くないし、そういうことに直面している人から見ると甘っちょろくて、鼻で笑われるタイプの話だと思う。でもやっぱりしんどいので吐き出してみる。


この大学四年間、友人関係を築こうとした私は見事に失敗したんだと思う。声をかければ反応してくれる友人は他学部にもいて、顔をあわせれば雑談出来る友人。そこまではうまくいった。でも、もう一つ踏み込んだ関係からは徹底的に排除されてしまった。

いじめられている訳ではないし、あからさまな嫌悪感を向けられる訳でもない。でも、必要とされていない、邪魔者だと、私が分かるか分からいかギリギリのところをついて、彼女たちは急速に離れていった。

私の場合女子同士いくつかのグループがある中の一つで、いつも一緒ではないけれど、遊びに行ったりサークル活動を楽しんだりしていた。休み時間や空きコマの時になれば皆と談笑し、誰かと二人になれば個人的な悩みなんかも共有しあった。まるで仲良しの友達みたいだった。

ただ、そう思っていたのは私だけだったようで、それに気づいたのは、私は全く知らなかったけれど、皆が楽しく遊びに行っていたのを、うっかり知ってしまったためだった。正直「遊びに誘われなかったくらいで大袈裟な」と思われるだろうし、自分でもそう思う。けれど、ショックだった。それをお互いがフォローしあってるSNSで呟かれたことも結構ショックだった。

次の日は何事もなかったかのように話しかけられた。いつも通り、仲良しみたいに。

気のせい?うっかり忘れられた?もやっとしながらも、普段通りに接していた。ら、またやられた。

グループの一人から、「来週どうする?私行けなくなっちゃったー」と。なんのこと?と聞いたら、「え、聞いてない?」って。知らない、聞いていない。

学校に行けばいつも通りにこにこ笑顔の皆。でも私は確実にハブられてる。コミュニティの全部じゃなく、極一部分で。 混乱した。

その後も何度か続いて、それでも空気の読めない私はまだしぶとく皆と一緒にいた。

ある時、珍しく今度のサークル後の夕飯に行かないかと誘われた。浮かれた。心臓がドキドキして、でも少し血の気が引いた。当日、何も言わないその子に、私も行っていいかと言ったら「ああ、でもどうなるか分かんないから」と冷たく言われ、あ、だめだ、とようやく分かった。グループの皆とは、今、目の前で、今から行こう行こうと楽しく話していたのだ。

そこから少しずつ距離を置いて、会えばやっぱりにこにこ話すし冗談も言う。ちょっとした不安も分け合う。けれど一緒に遊んだりしない。長期的に一緒にいない。そういう関係になった。

私以外の皆は仲睦まじく一緒に遊びに行っては写真をupしたり近況を呟いたりと楽しそうだ。

ここまで書いて、私が完全に空気読めずにつきまとってただけなのかな、と思った。ただ、話すとき笑顔とか笑い声とか、彼女たちのそういう好意みたいなものが、全部刃物みたいに降ってくる。

きっと彼女たちにとって、どっちも本当の気持ちなんだろう。その場で笑う時も、私を疎ましく思う時も。

本当は私が悪かったですごめんなさいと頭を垂れて静かに引き下がらなければいけないのかもしれないけれど、そんなことはする気がおきない。気のせいでしょ、と一蹴されてしまう程分かりにくいやり口で、周到に疎外されたと、恨む。


彼女たちが卒業旅行の話を進めているのを知って、性懲りもなく傷付いたので吐き出してみた。あんまりすっきりしない。誰かに見られると思うと文章が全部嘘みたいになっていく。

こういうどってことなもので凄く悩んで傷付くんだ。馬鹿みたいだと分かっていても。


彼女たちへの誕生日プレゼントは欠かしたことがない。小さな復讐みたいなもの。おめでとうの一言も、ましてやプレゼントなんてかえってこない。だから、毎年毎年彼女たちにプレゼントを贈る。おめでとうって贈る。

好きだからとか嫌いだからとか、そんなところはとうに過ぎて拗れてしまった。

私は、あなたたちに贈り物をする。

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