結果的には、自宅の最寄駅で誰かが拾ってくれてあって、中身も無事だったのだけど、勉強になったので覚え書き。
私のように世間のことをあまり知らず、財布を失くしたらどうすればいいかなんてことも知らないなぁ、って人がいれば参考になるかもしれませんが、常識的に考えて当たり前のことしか書いてありませんのでご了承下さい。
地元駅から大学の最寄り駅まで1時間ほど電車に揺られて、大学近くのコンビニに入ったところで財布をなくしたことに気づいた。
財布に入れてたものは、現金、キャッシュカード2枚、免許証、健康保険証。
学生証、定期、鍵は財布と別でひとまとめにしてあったので失くさずに済んだ。おかげで帰りの電車にも乗れたし、これには精神的にかなり助かった。
ひとまず大学まで行って、斯く斯く然々で講義を休む旨を教員に伝えると、すぐにキャッシュカードの利用を停止して交番に届けるようアドバイスをもらった。
念のため、学生課にも顔を出すとやはり交番に届け出るのが先決だということだった。(個人情報が書いてあるものが入っていれば、大学内で見つかれば連絡する、と言われる)
気が動転していたので、大学の最寄り駅のすぐ近くに交番があることをすっかり忘れてた。というか財布を失くしたらまず交番に、っていう考えが浮かんでこなかった……。
交番に届け出ると、県下で交番に届けられた拾得物の検索をパソコンでしてくれた。そういうことをしてくれるとは全く知らなかったので感動した。そういうシステムになってるんだ……。
届け出の書類に書いた情報は、財布の中身(かなり詳しく)と、住所、氏名、電話番号など。
検索してもらっても出てこなかったので(財布に免許証を入れてたので氏名で検索してもらった)、他の場所で見つかったら連絡をくれと言われた。
正確には、VISAデビッドの機能がついたキャッシュカードの利用を停止してもらった。
お客様センター的なところの電話番号がわからなかったので、とりあえずスマホで検索して出てきた支店の電話番号に電話すると、コールセンターに回線をつなげてくれた。
利用停止する際に、私の使ってるタイプのカードは一旦利用停止すると再発行が必要になるので、カードが見つかっても再発行手続きに1050円かかると説明を受けた。
貧乏なので逡巡したが、悪用されたくなかったので停止してもらった。(後日、店頭で手続きをしてもらう。書類を郵送することでの手続きもできるらしいが、店頭でやってもらうより時間がかかるそうだ)
利用停止を申請する際、電話での本人確認に必要だった情報は住所、氏名、生年月日、生まれ年の干支。干支なんて聞かれるんだな―と思った。
そういうことをスラスラ言えるっていうことで本人かどうか判断するんだろうか。
最後に、利用履歴を調べてもらった。悪用の形跡はなし。当然だろうけど、そういうのもすぐわかるんだね。
大学の最寄り駅で、財布の落し物がなかったか地元駅に連絡をとってもらうと、そういう届け出があり、財布を預かっているということだった。
すでに交番に届け出てしまったので、先程言われたとおり「ありました~!」と報告しにいく。交番の方々、お騒がせしてすみません……。
地元駅に着くまで、財布の中身がそっくりそのまま残っているかはわからなかったので、気が気じゃなかった。
地元駅に着き、駅員さんに尋ねる。田舎なのですぐに対応してもらえて、その場で駅員さんといっしょに中身の確認をした。
「一旦この場を離れると、もうどうすることもできませんので、なくなっているものがないかしっかり確認して下さい」と言われる。
お礼ができればと思い、拾ってくれた人のことを聞いたが「拾われた方が権利を主張されなかったので、氏名などは預かってません」とのこと。
なんて心の綺麗な人に拾われたんだ……。免許証の写真が金髪DQNだったので関わりあいになりたくなかったのかもしれないが、会えることならお礼がしたい気持ちでいっぱいだ。
現金と身分証明書やキャッシュカードなどのカード類を同時になくしてしまうと、精神的にかなり痛いし、その場の対応でも詰むことがあるかもしれないので、カードと現金は別々にして持ち歩いたほうがいいかも、と思った。
現に、定期は別にして持ち歩いていたことですんなりと移動できたし、チャージしてあったお金でコンビニで買い物もできた。
でも、財布に本人の情報が書いてあるものが全く入っていないと、名前で確認することができないしなぁ、とも思う。
でも、(もうないと思いたいが)もし次に財布をなくすようなことがあったらまたカード類の紛失で悩むのは嫌だから、連絡先を書いた紙でも入れておこうかなぁ。