2013-09-04

プロの雨乞師(ただし今のところ雨は降ってない)的な何か

知人繋がりのアラサー男子(大手技術職)に、精力的に婚活に勤しみ、果ては「婚活プロ」を自称する輩がいる。

とにかく女が好き。

はい女好きから婚活というのは正直どうだろうというか、色々と悪手なアプローチではある。

この行動一つだけ取っても容易に想像がつくと思うが、彼は女好き以前に、これまでの仕事おいて数々の「伝説」を残してきた、筋金入りのコミュ障だったりする。

会話のセンス社会性、打たれ弱さ、空気の読めなさ、どれを取っても一級品というか、積極奇異型アスペの一種なのか、もしコミュ障オリンピックがあったら日本代表を狙えるレベルかも。

ちなみに会社打ち上げがあれば、2次会は「お姉さんがお酒をついでくれるお店」がお決まりのコースと、全く裏表のない、実に正直ながっつき方だ。

あーでも風俗に足繁く通っているとかは無いらしいので、「素人」ではなく正真正銘の童貞だろう、多分。

しかしたら「キスセックスは結果ではなく課程の問題」と捉え、敢えて婚活を選んでいるのかも知れない。


さて、そんな彼が婚活をするとどうなるか。

まず、パーティでは最低1人と必ずメアド交換をする。

そしてデートを何回かこなし、いつもキスの遥か手前で相手に徹底的にダメ出しされ、こっぴどくフラれる。

このパターンを、もう何度となく繰り返している。

そして本人は、何故かこれを武勇伝として周囲に吹聴する。

なんかもう色々と眩暈がしてきそうだが、事実小説より奇なりということなのだろう。


そんな彼だが、唯一感心するのは、それでも「女なんか懲り懲りだ」という、モテない系男子ありがちな諦めに陥らないこと。

しろ「ここが砂漠だろうが何だろうが俺には関係ねえ。雨が降るまで、俺は雨乞いを絶対やめねえ」的な確固たるスタンスを感じるし、しかもそれは経験を重ねるたび強化されている錯覚すら覚える。

それに出会いは場数を稼ぐのが最重要なので、その点をクリアしているだけでも、他の未婚男子より全然アドバンテージが有る。

というか、この調子で行けばコミュ障なんて関係なく、いつか結婚できそうに思えてしまう。

それとも、こういう人でもアラフォーくらいまで独身で行くと、その他大勢独身男のように「正直どうでもいい」という結論になるのだろうか。

そうなる前に結婚できればいいと思うけど。

  • 俺はいつか結婚できるに一票 ただし、相手は核地雷級のメンヘラとかそのへん

  • ほとんどのモテない男というのは その人ほど問題や障害は抱えておらず その人ほど異性に飢えていないんだ。 異性獲得は結局の所かなりの部分当人のモチベーションなので それぐら...

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