はてなキーワード: 星乃結美とは
アニメ「キミキス pure rouge」視聴後の絶望、当時はまだ幼く購入できなかったPS2、一向に移植されないゲームソフト
私は長きに亘り待ち続けた
星乃さんとの正当な出会いを求めていた、清く真剣な交際を始めたかった
姉妹作「アマガミ」の新作ハード移植を知る度に、まだだ、まだ、まだ必ずや希望があると私は待った
青二才だったのだ
どんなに待ち侘びても沙汰はなく、アーカイブスにも登場はなく、純朴な感情だけでは星乃さんには届かない
輝日南高校の生徒になった私は、真っ先に星乃さんの元へと駆けた
星乃さんはどこにいるだろうかと校舎を歩くのが楽しかった
星乃さんに会えるのが嬉しかった、星乃さんと話せるのが嬉しかった、星乃さんが笑っているのが心から嬉しくてならなかった
度重なるフリーズ、週末まで辿り着けない
セーブポイントを超えられず、繰り返される魔の第4週
何度も聞いた会話、覚えてしまうリアクション、もってくれ私のPS2
無情にも、何度も何度も何度も何度も、目の前で景色が途切れてしまった
星乃さんを独りきりにさせたくない
9月の最終週、嵐の前の静けさのように、星乃さんと過ごせる残り僅かな学校生活は穏やかに過ぎていった
文化祭前日には恐怖に襲われた
また悲劇が起きるのではないかと気が気ではなかった、不安しかなかった
盟友は、最後の力を振り絞って私の期待に応えてくれた
Kiss Kiss 君に恋し続けて、私の思いはようやく星乃さんに届いたのだ
歓喜と焦燥、相反する情緒で眺め終えたエンドロールが忘れられない
星乃さんに出会えたのはあの夏たった1度きりだった
曰く、キャラ改変。
曰く、ストーリー改変。
曰く、オリキャラ。
それらをやり玉に挙げ、黒歴史とし、ヤシガニ・キャベツ・エンドレスエイトなどと一緒に語るのをよく見かける。
判る、どれも言ってることは理解できる。
でも、あの作品が一番に傷つけたのは、そういう物ではない。
あの作品が傷つけたのは、TLSの系譜を組む、あのシリーズが本来持っていた、ファンに愛された、存在理由そのものだ。
ヒロイン「星乃結美」は、なんだかわからないシナリオの都合で、最後に振られる。
転校を前に・・・・
ありえるか?
【それまで付き合っていた】転校するヒロインを一瞬で振って、「摩央姉が良い」とノタマウのだ。
もちろん、TLSでは転校するのは自分であって、ヒロインではない。
でも、キミキスのゲームで転校設定が出たとき、シリーズファンは誰もがTLSを思ったはず。
この作品がやったのは、原作レイプなんてレベルじゃぁないんだよ。
でもまさか、転校ヒロインの結美と二股にして、結美を振るとかやらんだろと、どこかで思ってた。
でも、やりやがった。
当時の怨嗟渦巻く罵詈雑言の中でも、この点言及する人は少なかった。
シリーズファンの人は少ないのかなと思って黙っていた。