はてなキーワード: モラトリアム人間とは
☆モラトリアムとは
・学生など社会に出て一人前の人間となる事を猶予されている状態を指す。心理学者エリク・H・エリクソンによって心理学に導入された概念で、本来は、大人になるために必要で、社会的にも認められた猶予期間を指す。
・日本では、小此木啓吾の『モラトリアム人間の時代』(1978年(昭和53年))等の影響で、社会的に認められた期間を徒過したにもかかわらず猶予を求める状態を指して否定的意味で用いられることが多い。
・"moratorium"の語源は、ラテン語の "mora"-遅延,"morari"-遅延する である。
(Wikipediaより)
後れることなく大学まで進学し卒業した同年齢の人々は、明日から新社会人となるそうだ。
私は、彼らに対して大きな隔たりを感じる。
私は進学を自分で決めたにもかかわらず、新社会人となる彼らに数年の後れをとってしまっている。
それも、特に理由があったわけではない。同じような人間に囲まれて、ただ時間を過ごしただけだ。
高校を卒業して暫くの間、なんとなく自分が大学でやっていけるかどうか、漠然とした不安は抱えていた。
ところが、大学に入ってみて今に至るまで、ほとんど不自由していない。
孤立が根深い日本社会の一部とはおよそ考えられぬ程度には交友が広がり、特に不満もない。
―私の過ごした「モラトリアム」は、一体何だったんだろう
無為に過ごした時間は返ってこないが、せめて人並みになれるよう努力せねばならない。
卒業、おめでとう。
4年生ですが、実は物凄く劣等感抱いておりまする。高卒よりも専門にですが。
私はとある中小企業に内定しているのですが、同期に自分より若く、(技術的な)実力もある人がそこそこ居て、先輩にも自分より若い人が居るのに、自分は歳ばっかりくって"研究"と称するギリギリ科学実験やってるだけ。それなのに大卒というだけで初任給多いのが申し訳なくて恥ずかしくて仕方が無い。かといって、自分を専門生と同等の待遇で扱って下さいと言い出す勇気もないし、むしろ好待遇に喜んでる面さえあって、自分がどうしたいのかもよくわからない。
そもそも、自分はその企業に見合っていないんじゃないかという気がしてならない。ただ3年間レポート書き殴って1年データ弄んでただけの怠け者のモラトリアム人間が、単なる趣味から選んだ業界で、2年間専門に学んできた人間と対等なわけがない、と思う。
何で私は、素直に、学歴不問と綺麗事を言いつつ実際には大卒採用学歴採用しているような、技術を謳いながら実際には顧客交渉と下請けマネジメントしているような、普通の大卒向け企業を狙わなかったのだろうか。就活している時は、無能な自分が技術者のマネジメントだなんてとんでもないだなんて思っていたけれど、マネジメントされる技術者になるのはもっと無茶だったんじゃないかと思えてしまう。