半熟卵とジューシーなウインナーが美味しく、月見の季節はいいなあと改めて思った。
今日のお昼ご飯にわざわざモスバーガーを選んだのはSnow ManがCMをやっていたから。私自身も好きだが、姉が特にCMに出演しているメンバーの事が好きで、12日時点で他の企業がCM契約打ち切りの声明を出す中、継続を示したモスバーガーをぜひ食べて欲しいと姉から言われた。Snow Manのことは好きだし、卵も好きなので、喜んでモスバーガーの月見フォカッチャを食べた。
好きなアイドル、俳優がCMをやっているからその商品を買うというのは自然な流れだと思う。好きな人が商品を紹介することで購買意欲が増すというのもあるだろうし、好きな人が売れるならそこに貢献したいという気持ちもある。
意見が分かれるかもしれないが、私は好きなアイドルには売れてほしいと思っている。CMに沢山出て知名度を上げ、売れることで、嵐みたいな規模の大きい素敵なセットのあるコンサートを是非してほしい。そして好きなアイドルにはより良い生活を送ってほしいので、売れることで金銭的に余裕を持って物に不自由することなく生きて欲しい。
そしたら数時間後にモスバーガーがジャニーズ事務所の明確な対応が認められない限りSnow Manの契約を継続しないことを発表した。
なるほど。
私が今日お昼に食べた月見フォカッチャは何だったんだ?という気持ちになった。
あと1度継続すると示しておきながら月見フォカッチャの販売日である本日13日のランチタイムを過ぎてから発表したのも少し気持ち悪く感じた。
まず第1に性加害は許されない。犯罪なので。
そして次に芸能事務所の社長から所属タレントへの性加害という告発しにくく、精神的ダメージの大きい犯罪であったこと。これは事務所全体として問題視すべき事柄であることは間違いないと思う。対応によっては事務所が批判されるのも当然だろう。
そのような事務所の対応は自社の人権方針と合わないため契約を解除するという判断が企業によってはされることも自然な流れだと捉えられる。
この企業判断が「他社もしてるし、当社もした方がいいかな……」という考えの元、下されていないことを願うばかりだ。
20代のギリギリZ世代なので、Twitter(X)でいいねやRTされているツイートを読んで、多くの人の意見をインプットすることがあるが、「タレントに罪はないから契約切るなんてひどい!」という意見も、それに対して「企業として事務所と契約しているんだから、タレントに魅力を感じていても自社の人権方針と合わないなら切るのは当たり前だろ」と説明している意見もどちらも気持ち悪かった。
なぜ一消費者に過ぎない我々が企業目線も考慮しなければならないのか。その企業で働いていないし、株も持ってないので、企業の立場など知ったこっちゃない。
消費者は消費者らしく自分から見える範囲で感じたことを示せばいいと思う。
それが不買運動のようなものに繋がり、売上減少という形で現れるかもしれないし、お問い合わせフォームに契約切るなんて残念ですっていう意見が送られるかもしれない。
私が消費者として今思うのは「CMが今後見れなくなるのは寂しい」ということ。
モスバーガーで言えば、Snow ManのメンバーがYouTubeでモスバーガーを買いに行ったりすることもあり、CMだけにとどまらず関わりのあった企業だった。それが今後見れなくなるのはシンプルに寂しい。
他で言えば特にファンではないが、中島健人さんのKATEのリップモンスターのCMが見れなくなるのはもったいないと思った。初めてそのCMを見た時リップを付けた中島健人さんがとても美しく写っていて、思わず「リップモンスター買おうかなあ」と思ったほどだった。寂しい。
寂しいし、なんとなく気分も落ちたので、該当企業の商品を買い控えることもあると思う。消費者行動なんてそんなものだ。
ブランドのイメージキャラクターは商品と消費者を繋げてくれる存在だと思う。それが急に次々と無くなっている。モスバーガーのポスターのSnow Manの顔にポップを貼り付け見えないようにした店舗があったというツイートを見たが、これまでイメージキャラクターを務めたジャニーズ事務所所属タレントへの配慮のある対応を企業にはしてほしいと思う。