2022-10-30

嫌いな奴に三次創作された話

先日Twitter三次創作に関するアンケートを見かけ、苦い出来事を思い出したので供養。

三次創作とは、二次創作を元にして作られた創作を指す。小説を絵にしたものか、絵から小説を書いたもの殆どを占めている。

私が三次創作に関わった経験は、以下の3つである(時系列の古い順に並べている)。

①人の小説を元に絵を描いた

②私の小説を元に人が絵を描いた

③私の絵を元に人が小説を書いた

今回記す苦い思い出は②だ。

ある日、漫画より小説向きなネタを思いついた。否、この言い方は正確ではないかもしれない。きっと画力のある人なら漫画でも魅力的に表現できるのだろう。けれども悲しいことに、その時の私には自分画力では到底不可能に思えたし、事実として不可能だった。

から、文を書いた。たった3000字程度の短編とも呼べない処女作。くどい言い回し違和感のある文章、何度も何度も出てくる表現。今その作品を読み返してみるとなんとも酷いものだ。だが、初めて文を書きあげることが出来たということに、途方もない充足感で満たされた。

折角書けたのだから、人にも見てほしい。アドレナリンがドバドバの状態で勢いでTwitterに載せた。

結果としては、普段載せている絵の1/3くらい反応が貰えた。その殆ど義理ではあったものの、義理ではない反応も貰えて素直に嬉しかった。自己顕示欲を十分によしよししてもらって満足してその日は眠りについた。

朝。依存症なのですぐにスマホを開いてTwitterをチェック。通知がいくつか来ている。もしかして昨日載せた小説への反応だろうか。わくわくして通知欄を開いた私の目に飛び込んできたのは、信じられないものだった。

小説への1件の引用RT。「許可も無しにすみません元ネタです」と添えられている。なんだこれ。どうやら何かのツイにリプライの形で繋げたものらしい。訳も分からタップしてツリー元を見る。

そこにあったのは、私の小説の1場面を描いた絵だった。

まず頭を占めたのは困惑。続いて怒り。

1つ断っておきたいのは、私はそれまで三次創作はされると嬉しいだろうと考えていたことだ。にも関わらず、実際されてみたらこうなった。それは何故か。結論を言うと、この一連の行動が大嫌いな相互Aによるものだったかである

私がもつAの印象は、「未成熟な成人オタク」だ。ネット1年目の中学生のような痛いノリの呟き、言葉誤用などなど。とにかく言動が受けつけなかった。また、彼に対して個人的にモヤッとしたことが以前あり、それが嫌悪感拍車をかけていた(というか認めたくないだけで多分これが主因)。

そんな奴が、許可もとらずに、いきなり三次創作をしてきた。不器用なりに作った料理にドブをぶちまけられたような気分だった。

思うがままに言葉をぶつけられたらどれほどよかっただろうか。残念なことにAと私には共通相互がそこそこいた(これは私がAをブロックできなかった理由でもある)。世間体を気にする弱いオタク、嫌がる本能を宥めすかしてAに感謝のリプを送る。ダッセえ。

Aからの返信。「勝手に描いてごめんなさい…嫌だったら言っていただければ消すので…」

言えるわけあるかバーーーーーーーカ。心の中で悪態をつきつつ適当にAをヨイショして会話を終わらせた。

Aは毎日TLですこぶる元気そうに呟いている。今まで何度かブロックボタンに手が伸びたことはあったが出来ずじまいだ。そんな自分に嫌気がさし、今日も床につく。

  • 作者の気持ち、わかったか?

  • 角の立たない表現で取り下げをお願いするわけにはいかなかったのか、普通に疑問。 増田が内心その人が苦手だったとしても、その人は別に悪意があるわけじゃなく、純粋に増田の創作...

    • 元増田です。 おっしゃる通りだと頷きながら読ませていただきました。そうできてたら今こうしてこんな長文書くほどもやもやせずに済んだはずだろうな、とも。 このA、3次創作を公開...

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