ご存知のように、5月7日公開予定の映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』では主人公ハサウェイの声優が、本作の12年前を描いた『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』での佐々木望氏から変更されている。
小説作品ということでアニメ中心の他のガンダム作品と比べるとやや知名度の低い存在だった『閃ハサ』を、ゲーム等でハサウェイを演じ続けることで世間一般に定着させることに尽力してきた佐々木氏。ようやく巡ってきた『閃ハサ』アニメ化の機会でのキャスト変更に旧来のファンは大いに落胆した。また、佐々木氏自身もツイッターで「寂しい気持ち」を吐露していた。
ttps://twitter.com/nozomu_s_staff/status/1239869368424476672?s=19
とはいえ、キャスト変更を含めた「リニューアル」を宣言するプロデューサーコメントで掲げられていた、「ガンダム最新作として」という言葉にいくらかの正しさを感じたのも事実だ。
ttps://twitter.com/gundam_hathaway/status/1239748887495114757?s=19
世界展開うんぬんはともかく、『逆シャア』や原作にリアルタイムで触れてきたような大人だけがノスタルジーで楽しむものではなく、若者にとっても「自分たちのための作品」と思えるようなものを目指す、ということであろう。そのような正論を持ち出されてしまえば、オタクの思い入れで否定するのは難しい……
少なくとも自分はそんなことを考えながら、このキャスト変更をなんとか好意的に受け入れようとしていた。
しかし、昨日公開された予告第2弾により話は変わる。
ttps://twitter.com/gundam_hathaway/status/1375373681455636482?s=19
新規アニメカットはもちろん、[#Alexandros]さんの主題歌「#閃光」も使われた予告編を公開!
是非ご覧ください!
は?アムロ出るの?
一応説明しておくと、原作小説にはアムロの出番はない。ただ、登場するといっても恐らくはハサウェイの回想シーンかイメージだろうし、その程度の改変自体は許容範囲だ。
ttps://twitter.com/gundam_hathaway/status/1375379500280672258?s=19
本編でどのように登場するのか、是非ご期待ください!
#古谷徹
これも一応説明しておくが、原作『閃ハサ』はアニメ映画『逆襲のシャア』ではなく、小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア―ベルトーチカ・ チルドレン』の続編ということになっている。どこが違うのかというと色々違っているので、実際に読むなりググるなりしてもらいたい。
『閃ハサ』をアニメ化するに当たって、原作にはないアムロの登場シーンを追加し、言うまでもなくオリジナルキャストの古谷氏が声を担当するというのは、このアニメは『べルチル』ではなく映画『逆シャア』の続きであると強調し、アニメのガンダム・サーガの連続性の中に『閃ハサ』を明確に配置しようとしているのだと思われる。その狙いは分かる。
また、『逆シャア』のみならず初代ガンダムの主人公であり、宇宙世紀ガンダムの顔と言っていいアムロの声優を古谷氏から交替させることはリスクが大きすぎるが、『逆シャア』においてはサブキャラの一人(と言わざるを得まい)だったハサウェイなら、変えてもそこまで大きな違和感は無い。そういう打算もあったのだろう。これも分かる。分かるが、しかし……
ファンや旧キャストの心を踏みにじってでも一本の作品としてただ良いものを作ろうという執着があればまだ良いが、アムロという一種の聖域に手を出すことは躊躇する、悪い意味での常識的判断。みっともないと言わざるを得ない。
さんざん文句を言ったが、別にボイコットを呼びかけているわけではない。自分も映画はふつうに観に行くだろう。
ただ、このような不義理と不徹底があった、という事実だけは語り継いでいかなければいけないと思う。制作サイドの方々も、どうせ映画が公開されてしまえば移り気な大衆はすぐに忘れて熱狂してくれるだろうなどとは考えないでいただきたい。
客寄せのゲストなんだから変えたら意味ないでしょ
キャスト変更に正当性もクソも無いだろ。 製作がそうと決めたらそれが正当だよ。
フォウと同じで音響と寝たんだろ
別にハサウェイ役の声にそこまで思い入れはないけど、変えたことでそんなに制作側にメリットあんの?ってのは気になるよな。 佐々木望が断ったとか演技がダメとかもないみたいだし...