上司も「手慣れでそれっぽい言葉を口からタレ流せるようになってはいるけど原理の根っこは何一つ分かっていない」という状態です。上司の年収は500万円です。
正直言って、この世界において技術営業ほど無意味な苦労が多く、それでいてなんのスキルも身につかず、ロクに金も貰えない仕事はないと思っています。
それは単に私の技術力が足りていないだけだとおっしゃるでしょうが、降り注ぐ仕事量と様々な方面から投げ釣られるモチベーション低下要因によって、こんな仕事を続ければ続けるほどに「身内の中でしか通用しない口から出まかせ」しかしゃべれないゴミへと近づいていくのは必然だと思います。
営業職として身につけるべきデータベース管理技能ですら、その中核はより経理・経営に近いサイドに握られてしまい、私達には出涸らしのような最低限の物しか与えられません。
会社が持つ切り札を、いつ裏切るとも知れないチンピラ集団の手元におけるはずがないという説明を事あるごとにぶつけられるのも私達の仕事の一つです。
守ろうコンプライアンス。まずはクズに大事な情報を渡さない所から。とゆうわけでお前らはシャットアウトだこのゴミクズどもめ。年に一度はこんな教育を受けます。
経営サイドからは「現場を知っている仲介役」であることを期待され、技術サイドからは「組織の内情を知っている仲介役」であることを期待されていますが、そうやってお互いに身勝手に期待しておきながら、こちらには嘘っぱちの情報しか与えてくれません。
そして、最終的にはそれらの嘘が我々技術営業部が口にした嘘ということにされ、挙げ句に全ての辻褄の合わなさが我々の管理能力不足と結論づけられることになります。
シニタイ。コンナ仕事ヲ選ブ腐レ脳味噌トシテ生キルナライッソシニタイ。
あれこれ口にして話を合わせてはいますが、いざ家に帰ってペルソナを剥がしてみると、その裏にビッシリとこびりついた「死ね」が吹き出してきて自分をコントロールすることが難しいほどです。
就活生の皆さん。
技術は身につかず、営業のイロハも学べず、あらゆる方面から無責任に責任を添加され、全てお前が悪いんだと言われながらの全人格労働を続け、何かが残るわけでもありません。
相手取る全ての人間が雑な愛想笑いを浮かべ合うだけになるので、誰からも本心で感謝されることなく影で舌打ちされて生きていくのと引き換えに、最終的に500万の賃金が得られるかも知れないチャンスを掴んでみますか?
私は・・なんでこんな事をしてしまったんでしょう。
過去の私が学生時代に努力して積み上げたものを全てドブに放り投げてしまった気がします。
シニタイ。