http://anond.hatelabo.jp/20150109211441
もう随分と前だが、女にレイプされかけたことがある。ちなみに、俺は男だ。
「女にレイプされた」とか、むしろご褒美みたいな勘違いする奴もいるだろうから、書いておくことにする。だらだらと面白くもない俺の話を読んでもしょうがないし、下手にバレても嫌なので、簡単に。
当時は俺は30代半ば。まぁもうちょっとしたらおっさんになろうかというところ。加害者(?)はとあるサークルの知人で、大学新卒くらいの歳。処女(自称)だった。ただし「処女(自称)」はその時に聞いた話で、それまではそれなりにいろいろあると思っていた。下ネタへの食いつきも良かったし。
夜、あるオフィス的なところで作業をしていて、二人きりになった。その娘に特に恋愛感情的なものがあったわけでもなく... と言うより、仮にやるなら袋被せてやらないとダメな類だったので、普通に作業しつつ、世間話しつつ作業をしていた。深夜になったので、当然下ネタに走ることもある。まぁ、よくある光景だ。
そこで、なんだかエロい感じになって来て、「こいつにも穴はあるんだな」的に思って、ちょっかい出してみたりしたら、特に抵抗もなく。「これは!」と心の中で思ったりもした。でも、そこにいるのは「袋被せて」な女。スタイルも微妙と言うよりデブだし、変なリスクを背負い込んでまでするような相手じゃない。かなり面倒臭いタイプだってことも知っている。そもそも、俺には彼女いるんだよ。そっちの方がずっといい女だ。我に返って、「ただのお友達」モードに。
ところが、しばらくして突然迫られる。「迫られる」と言っても「来て!」という感じではなくて、襲いかかると言うか、押し倒す感じだ。あわあわしている間に、行為が始まろうとして... 幸い、「処女(自称)」だったせいなのか、抵抗したからなのか、未遂に終わった。いろいろなだめて、元の仕事モードに返らせた。
しかし、その後の「彼女面」が激しい。奴の脳内では、レイプは既遂ということになっていて(と言うか、同意に上でやったと思っている)、もう俺とは他人じゃないと思い込んでる。俺に彼女がいることは知ってたから「二番目でいい」とか一見しおらしいことは言いながら、放置してると「私のこと考えてない」とか。いや、そもそも、考える対象じゃないんです。
経験としては、実にマイルドで、「和姦のちょっとキツい奴(未遂)」に見えるかも知れないが、こちらの気持ちとしては完全に「レイプ」だ。恐怖感絶望感は、かなり大きい。「心に傷」的なものはあまりなかったような気もするが、女に飛びつかれるのは、なんか怖い。女がレイプされた時の気持ちそのものだとは思えないが、「とても不愉快な経験」であることは確かだ。
最初に書いたように、「女からのレイプ」とか言うと、「ご褒美」的な見方をする奴がいるが、それは断じて違う。そりゃ「ご褒美」とか思えるような相手であれば、レイプではないかも知れない。でも、そうじゃない相手にマイルドとは言え「無理やり」やられる、つまり不本意なセックスを強いられるのだ。確かに男は女よりもストライクゾーンは広めだが、広めなだけだ。頼まれてもやりたくない相手だっているのだ。
また、女のレイプの時に「誘うような格好をするから」とか「そういった空気にしたから」的なことから、「レイプじゃなくて同意の上だ」と言いたがる人もいる。それは、自戒の言葉としては正しい。でも、「だから許している」のとは違う。道路を歩いているからと言って、交通事故にあいたいわけじゃない。
女にレイプされかけたことがある 「こいつにも穴はあるんだな」的に思って、ちょっかい出してみたりした このクソヤローをクソヤローと呼ぶこともセカンドレイプになりますか