バカッター、馬鹿発見器と様々な媒体からこのように呼称されているのをご存じだろうか。
筆者もまた、ツイッターをやってかれこれ2年経つが、個人情報をプロフに載せた事は一度もない。
何故なら怖いからだ。
昔、紹介型SNSサイトmixiが隆盛だった頃、紹介型であったにも拘らず、ある個人情報が流出して拡散し大問題に発展した。
ちょっとした事から氏名や勤務先、家族構成まであらゆる情報が流出してしまったのである。
ふとした油断からネットで炎上するのは周知のとおりだが、筆者はこれで他人事でないと感じてプロフは非公開あるいは書き込まない事にしている。
昨今、ツイッター上では様々な人達が痛い発言をしたり犯罪を匂わせる発言や画像添付したりして炎上騒動に発展してきている。
炎上騒動自体にはさして問題はないものの、それによって受け取った側の賛否両論意見が集中するのも分からなくはないが、
それで現実問題、例えば全く悪くないのに営業停止せざるを得ない、学校に凸して学校側の負担を大きくする(これは未成年がPBで行った行為なので親の監督責任に当たるため)などなど、
明らかに無関係と必ずしも言えないでも馬鹿発言を繰り返した人物のせいで損害を被る人間が出てしまうのだ。
むしろこの馬鹿発言をした当該人物や、未成年ならその親の責任である。
それなのに例えば、拡散された情報がデマだった場合に対する処置が無さ過ぎるのも問題である。
ツイッターでいくらでも加工できそうな画像を出して、辻元は売国を行っているといった具合だ。
この件では、先日辻元は物的証拠を挙げて否定し、身の潔白を明らかにしている。
しかしながら、ツイッターではそれ自体がデマだと主張する輩も多い。
その真実であるはずのネットもソースはなく妄想で批判されているし、まとめサイトなどで不当に拡散されて現在に至っている。
何が正しいか、真実はネットにしかないと考えるしかないのだろうか。
にも拘らずネット上では急速に拡散され、あたかも発言者の主張通りであるかのようだ。
確かに以前蛆虫が混入したという事件もあったが、今回の件はただ一人の報告だけであるし、発言を遡れば半分以上は製造会社への脅迫である。
なるほど事態を重く見た製造会社は賠償に応じて支払ったものの、自会社に何ら問題がないと自信を持って売り出したものに異物が混入していたとあっては
寝耳の水だ。
しかもこの件に関してはツイッター発言者はただ、製造会社に連絡をして賠償すればいいものを、わざわざツイッター上に画像と共に流している。
これが様々な媒体に拡散され事件や問題に発展してしまった一例に違いない。
つまり拡散されやすい事を逆手に取った炎上マーケティングである。
しかしながら、こういったツイートにはペナルティというかハンディみたいなものはないのだろうか。
著作権が皆無なのかどうかという所に疑問が残る。
これまた先日に無断転載禁止と言って貼った写真が、何故かNHKに取り上げられたものがある。
ここから見ても基本的に著作権フリーのように見えるが、事実は異なる。
普通、写真や画像の使用については、肖像権の問題があって必ず肖像元である人間に許可を取らないと違法である。
にも拘らずNHKでは、著作権フリーだと考えて無断使用してしまったのだ。
ツイッターは割とどこでもちやほやされるツールとして確立したが、一方でこのような問題が山積しているのが現状である。
オープン型で知られる超大型掲示板2ちゃんねるですら、現在は無断転載禁止の上使用が明らかになった場合には法的措置を講じる事になっている。
ツイッターはただでさえ個人情報が多いだけに、こうした問題は常に身近にあるはずであり、使用の際は十分に注意した方が良いと考える。