2014-04-01

STAP細胞不正論文の件と甘酒盗作だった件は似ている

STAP細胞不正論文の件とHSPプログラムコンテスト2013の窓の杜賞が盗作だった件は似ている

 何故、不正論文を提出してしまったのだろうか?何故、盗作をしてしまったのだろうか?このように倫理観というものが欠如している場合特に科学者にはなって欲しくないし賞賛もされて欲しくない。

 科学の分野では倫理観の欠如の様を広く広報してほしくない。不正科学的知見を広めることはその知識を取り入れる人すべてに嘘をつくことなる。嘘も方便?いいや、そこでそのことわざが出る所が倫理観の欠如の元なのだ。文脈の破綻を自らで見つけられないのは何かしらの訓練が足りないのだ。

 学校で習う主要5課目は高校大学受験金科玉条であるしかし、学校生活をする上で身につけていくある種の倫理観を養う体験、もしくは倫理観について自ら考えることを疎かにされていた場合このような事が起こるのではないだろうか?日本必要なおおよその倫理観はすでに結論が出ている。結論を出すまでの過程は自ら見つけていかないと自らの倫理観というのは実感できない。しかも今この日本社会では個性や考え方の違いというような言い訳で「社会人」「人間として正しい姿」の像がブレているようでならない。むしろ、「正直者はバカを見る」というように倫理的な言動に準じている人を目に見える形で社会的に高く評価したりサポートしてこなかったツケをこれからも払わせられるのではないかと感じている。

 とある地域学校では成績さえ良ければ何をしてもよいというような風潮がある。「何をしてもよい」は生徒によって非倫理的行動(公共施設での迷惑行為、影での不良行為、他害行為犯罪行為など)すらも受容されると解釈され実際に非倫理的行動を行い多くの人に迷惑をかけ、傷つけ、場合によっては取り返しの付かないこともしている。マスメディアに取り上げられる段階になってようやく教育者がアタフタして取り繕うのだ。滑稽でならない、そして教育者もなっていない。それによって被害を受けた際、往々にして当事者達は何かと理由をつけて問題をうやむやにし責任を取らないし実際に取れない。非倫理的行為他者の貴重な時間を奪い、場合によっては被害者苦痛を負うということを当事者理解できてないというのを感じる。むしろ理解していても「自らの利益の為には他害も厭わない」と見受けられることが多々ある。これこそが倫理観の欠如なのだ

 盗作の件もこれに準ずる行為の一環であろう。

 本来、こういった不正をわざわざ起こすのはやはり「賞賛」及び「賞賛に付随する多くの付加価値」が人を不正に駆り立てるのだ。私はこのような振る舞いを『倫理観の欠如した利己行為』として認知している。かならず学校会社、友人、親類の中でこういった行動を日常的に繰り返す人達がいるのではないだろうか?私はいろんなことろで見てきている。第一印象が良くても、成績が良くても、会社での評価が高くても、社会での評判が良くても、こういった行為を行う人物は目に見える形でシグナルを発している。これらのシグナルは裁判で使われる証拠となるような確かなものとは言いがたい。人によっては妄想だとか不確かなものだとか思われるだろう。だが確実にその人が発している中にあるのだ。そういう人に注意しこれらの人に関わらないようにしていきたいし、願わくばそういう人は倫理観を身につけて欲しいと思っている。

 『三つ子の魂百まで』という”ことわざ”があるが、私は今まで自らの意志と訓練でどうにか修正できると思っていた。しかし、私の人生経験の中そのような人は皆無だった。だから倫理観の無い人に倫理観を語っても身につけることは困難を極めるのではないだろうか?私はそう思う。

 蛇足だが、この件で旧石器捏造事件((http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A7%E7%9F%B3%E5%99%A8%E6%8D%8F%E9%80%A0%E4%BA%8B%E4%BB%B6))とサイコパス((http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%97%85%E8%B3%AA))が浮かんだ。

 そして、これらの「倫理観の欠如した利己行為」を行う者の助けになるような事を行うのはどうにもこうにも納得がいかないのである虫唾が走るである。だからその者からは離れたいのであるインターネット上の非倫理的無慈悲制裁もいけ好かないが、かといって該当する行為を許容する事も出来ない。なんともむず痒い思いがする。

 最近たまたま見たアニメでそれらをテーマにしたものがあった。ハマトラの10話~12話にかけてである。敵役が言葉で色々と説明してくれているので作品としては興ざめだが、逆に問題点を凝縮して映像として見せてくれているのでとてもわかりやすい。今の時代に訴えるべき内容がある良い脚本だった。

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