はてなキーワード: BECKとは
133 名盤さん [] Date:2008/05/10(土) 00:11:05 ID:uW+7WZgx Be:
NME 年間ベストアルバム1980-2007
1980 Joy Division / Closer
1981 Grace Jones / Nightclubbing
1982 Marvin Gaye / Midnight love
1983 Elvis Costello / Punch The Clock
1984 Bobby Womack / Poet 2
1986 Prince & the Revolution / Parade
1987 Public Enemy / Yo bum rush the show
1988 Public Enemy / It Takes A Nation Of Millions..
1990 De La Soul / 3 Feet high & rising
1990 Happy Mondays / Pills 'n' thrills and bellyaches
1993 Bjork / Debut
1994 Oasis / Definitely Maybe
1995 Tricky / Maxinquaye
1996 Beck / Odelay
1997 Spiritualized / Ladies And Gentleman We Are Floating In Space
1998 Mercury Rev / Deserters Songs
1999 The Flaming Lips / The Soft Bulletin
2000 Queens Of The Stone Age ? Rated R
2001 The Strokes / Is This It
2002 Coldplay / A Rush Of Blood To The Head
2003 The White Stripes / Elephant
2004 Franz Ferdinand / Franz Ferdinand
2005 Bloc Party ? Silent Alarm
2006 Arctic Monkeys / Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not
2007 Klaxons / Myths Of The Near Future
134 名盤さん [] Date:2008/05/10(土) 00:12:00 ID:uW+7WZgx Be:
Rolling Stone 年間ベストアルバム1980-2007
1980 The Clash / London Calling
1981 Rolling Stones / Tatoo You
1982 Bruce Springsteen / Nebraska and R. & L. Thompson / Shoot out the lights
1983 R.E.M. / Murmur
1984 Bruce Springsteen / Born In The U.S.A.
1985 Talking Heads / Little Creatures
1986 Paul Simon / Graceland
1987 Bruce Springsteen / Tunnel Of Love
1988 Midnight Oil / Diesel and Dust
1989 Neil Young / Freedom
1990 Sinead O'Connor / I Do Not Want What I Haven't Got
1992 R.E.M. / Automatic For The People
1993 Nirvana / In Utero
1995 PJ Harvey / To Bring You My Love
1996 Beck / Odelay
1997 Bob Dylan / Time Out Of Mind
1998 Lauryn Hill / The Miseducation of Lauryn Hill
1999 Rage Against The Machine / The Battle of Los Angeles
2000 Eminem / The Marshall Mathers LP
2001 Bob Dylan / Love and Theft
2003 OutKast / Speakerboxxx/The Love Below
2004 Kanye West / The College Dropout
2005 Kanye West / Late Registration
2006 Bob Dylan / Modern Times
2007 MIA / Kala
135 名盤さん [] Date:2008/05/10(土) 00:42:04 ID:uW+7WZgx Be:
おまけ
rockin'on 年間ベストアルバム 2002-2007
2002 Red Hot Chili Peppers / By the Way
2003 Radiohead / Hail to the Thief
2004 Green Day / American Idiot
2005 Oasis / Don't Believe The Truth
2006 Red Hot Chili Peppers / Stadium Arcadium
2007 Radiohead / In Rainbows
1997 Radiohead / OK Computer
1998 Elliott Smith / XO
1999 Super Furry Animals / Guerilla
2000 FUMIYA TANAKA / UNKNOWN POSSIBILITY vol.2
2001 Super Furry Animals / Rings Around The World
2003 Outkast / Speakerboxxx/The Love Below
2004 The Libertines / The Libertines
2006 Arctic Monkeys / Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not
2007 Radiohead / In Rainbows
最近、異常に涙もろい。心が弱ってるのか、ちょっとしたいい話で涙腺が緩んでしまう。
こないだもコンビニでBECKの最終回を立ち読みして号泣してしまった。
まあでも、そういう類いの感動泣きはいい。むしろどんどんしていきたい。
でも一昨日、大好きなあの子が僕の前で泣いた。彼女はよく泣く。
原因は別れた男か僕か、この間でどちらにも転べないという今の状況と思われる。
いつも下を向いて泣くので、涙が僕の手や太ももに落ちる。
その度に頭を撫でたり、抱きしめたりする。
一昨日、彼女から別れた男が話をしに来ることを告げられた。
間違いなくヨリを戻そうという話だろう。彼女は僕に不安にさせてごめん、と言った。
そりゃそうだ。僕は待つことしかできない。不安なんてもんじゃない。「やっぱり戻るね」という決断がいつ下されてもおかしくない。
でも、告白したときから決めていた。絶対に弱みは見せないと。
2ヶ月前、色々な辛い現実でものすごく彼女は苦しんでいた。僕はそんな状況をよく知らず、彼氏がいることを知りながら告白した。
僕のことは別れた原因ではないと言った。理由は聞いていない。
彼女も僕のことを好きだと言ってくれた。告白される前から好きだったと。
でも別れた彼氏のことはまだ忘れられないとも言われた。
自分が告白したことでまた一つ、彼女を苦しめるものを増やしてしまったことに気づいた。
それから彼女は何度も泣いた。僕は毎回抱きしめて頭を撫でるくらいしかできない。
本当は死ぬほど不安だった。いつヨリを戻すと言われてもおかしくない状況で待つことしかできない。でも自分のこのツラさは彼女の抱えるものに比べたら全然比較にもならないくらい小さい。
不安をさらけ出して、彼女に「僕を不安にさせている」と思われるのが何より嫌だった。
でも「不安にさせてごめん」と言われたとき、今までガマンしてきた気持ちがどうしようもなく溢れて泣いてしまった。気づかれ無いように彼女を抱きしめたけど、嗚咽が止められずあっさりばれた。今まで僕が泣いている彼女にしてきたように、彼女は抱きしめて頭を撫でてくれた。
それが余計に切なくて涙が止まらなかった。
二人で泣いた後、彼女を車まで送った。
明日、彼女はヨリを戻すかもしれない。もう2度と会えないかも知れない。
なんとかしたいけど、どうすることもできない。
「愛してる。いつか結婚してほしい。」
付き合ってもいないのに、いきなり何言ってんだ。と思われるだろうけど、本心だった。
生まれて初めて「愛してる」って言った。関西弁だから変な発音だったかも知れない。
人をこれだけ好きになったのは初めてで。
不安で泣いたのも初めてだった。
悲しかったり、感動したりで泣くことはあっても、不安や怖さで泣いたことは無かった。
翌日、彼女からメールで「しばらく一人で考えたい」と言われた。
いつか彼女の答えが出るまで、こっちから連絡はしない。
告白してから時間の感覚がおかしくて、1週間が1ヶ月に感じたり、3日に感じたり。
今日から答えまでの期間はおそろしく長く感じると思う。
振られた時のことはなるべく考えないようにしたいけど、どうしても悪い方へ行ってしまう。いったい彼女を失った時どうして日常を過ごせばいいのか。
どれくらい不安な日々が続くのかはわからないけど、
もし、オーケーを貰えた時は、思いきり抱きしめて号泣しようと思う。
あまりの反響に腰をすえて色々なご意見にお答えしなければと思いつつ、議論の焦点がぼやけているためにアニメやらイラストやら消費形態やらいろんなものの系譜を頭の中で整理していたらとてもじゃないけどすぐ書ける様な話でなくなってしまったので、脊髄反射で思ったことだけ書き記しておきます。
本文のクオリティは保証しないので、君はこのエントリを読んでもいいし、読まなくてもいい。
さて、元エントリ「なぜ作画の評価は割れるのか?」では、あえて“脚本・演出”の評価と“作画”の評価を切り離しています。これは、最近みられる“作画崩壊”に対するネット上のアニメファンの反応における問題点を明確にしたかったからです。
『グレンラガン』#4は脚本がダメだったから叩かれているのに、小林作画を擁護しているのは検討違い。本当にグレン観てるの?という批判については、上記の理由より「いやそんなこと申されましても…」としかいえません。
ちなみに、今回シナリオにも小林治の手が入っていますが、自分としては小林演出と、氏の描く女子の可愛い表情、仕草は大好物ですので、ふつうに楽しめてしまいました。
ゆえに「ふつうのアニメファンには見向きもされない」と『BECK』を評された増田様におかれましては、「じゃあふつうのアニメファンって何を観てるんだ?!」と激しく抗議申し上げたい。
冗談はさておき『グレンラガン』#4はあくまで元エントリを書くことになったキッカケに過ぎず、各人にとってそれが面白かったかどうかは、今回述べたかったことではありません。
「作画崩壊祭り」に限らず、「トレス祭り」「パクリ祭り」など、ネットでの炎上事例は枚挙に暇がありませんが、本来、非難されるべきでないものまで含めて祭りの対象となっている様に思われるケースが多々みられます。
祭りに参加している人には「わざと叩いてる」荒らしもいますが、中には、ブログのエントリやまとめサイトに煽られて、かなり真剣に批判的な書き込みをしている人がいる様に思います。
例として適切かどうかわかりませんが、『涼宮ハルヒの憂鬱』における「晴レ晴レユカイ」の振り付けはトレスである(パクリである)というエントリが一部で話題になったことがあります。このダンスについては、京アニの山本寛がアイドルユニットBerryz工房の大ファンであり、作画スタッフは絵コンテとともにPVを幾度となく見せられたというエピソードが公開されていて、“盗用”ではなく“オマージュ”と見るのが正しい受け取りかただと思うのですが、このエピソードを知らなかったとしても、ハルヒのEDとベリ工のPVから同じ動きのカットをならべて「トレスだ!」「パクリだ!」と言うのは、ちょっと違うんじゃないのといいたくなるわけです。
教養主義や世代論でこの問題を解決したいとは思いませんが、クリエイターや著作権に対する無知・無理解、あるいはリテラシの欠如が、こういった祭りを加速する要因のひとつだととらえると、元エントリのような教科書的にジジむさい説教も書かずにはいられないのです。
実際のところ、自分もアニメーターブーム直撃世代ではなく、その後のキャラクターデザイナー、イラストレーターが注目される時期に、アニメにはまっているので、キャラ萌え、ビジュアル重視という傾向にむしろ拍車をかける様な消費形態をとってきました。ゆえに、作画やアニメーターに関する知識においては半可通であるという負い目もあって、あえて増田で書いているわけですよ。出来ることならばタイムリープして自分に説教したい!
そんなこんなで、誰かを突き放したり、権威ぶったりするのではなく、消費する中で自分が獲得した視点とか面白ポイントを、Web2.0的に共有したり継承したりできればいいのになと思って頑張って書いてみたのをご理解いただけると増田うれしい。
あと、anond:20070424113453の増田さんはおそらくバランスのとれたアニメの観かたをできている人だと思います。「あー、おいしかった」というアニメの観かたの中には、知識の有無は関係なく「アニメーターの凄い仕事」に対する感動が含まれているハズだと思います。「作画崩壊祭り」の輪の中にいる人たちの言動が、あまりにも極端に「絵の美麗さ」と「キャラクターの一貫性」を非難の根拠としていることから、元エントリも極端な反論になっているので、実際バランスをもっている人にとっては、そんなことないよと反論されるものだと承知しています。
「さすが京アニ」を「さすが京アニ」にとどめず、ちゃんと理解することが、理想的な状況につながる突破点だと考えているのですが、それを記すには膨大なリソースが必要となるので、いつかまたどこかでやりたいなと思ってます。あるいは某アルファブロガーとか某アニメライターとかがやってくれないかと思います!!たりきほんがーん!!
キャラクターの一貫性に対する寛容・不寛容については、同人におけるキャラクター消費の盛況から、実際は若いファンほど寛容であるという意見があったのですが、公式キャラクターグッズのひとつとしてのアニメ、DVDという観点からより強力に一貫性が求められる傾向にあるという理解です。この議論につっこんで「データベース概念」や「キャラとキャラクター」という話を始めると、「批評うざい」といわれるので、あまり掘り下げることはしません。というかこれ以上、泥沼に足を突っ込みたくありません!
最後にひとつだけ、ガイナックスというスタジオは、少なからずその出自を“オタク”に持つ、あるいは持っていると思われることで、アニメオタクから支持されてきたはずなのに、なぜ今回のような事件を起こしてしまったのかが、残念に思えてなりません。
もっとも、エヴァの時点で庵野秀明がいろんなことを言っちゃってますが、そのフラストレーションのアウトプットとしてそれ相応の作品ができてくることで、むしろ根源的な部分で切っても切れないオタク性みたいなものを炙りだしていたので、自分としてはほほえましく思いました。
しかしながら、ガイナックスの内部スタッフがキモオタ氏ねというコメントを(意図的ではないにしろ)発表してしまい、そこに赤井孝美が乗っかってるというのは正直どうよと。いつからそんな風になっちゃったの!と。オタク目線をわすれないガイナックスというのはもはや幻想なのかもしれないと感慨にふける14の夜(嘘)でした。
例えば「To Heart2」と言う作品がある。
この作品にはみつみ美里、甘露樹、なかむらたけし、カワタヒサシと言う四人の原画家がおり、それぞれの個性をもって
各キャラクターの原画を描き、一つの作品として纏められている。
その絵柄の違いに特に難色を示すファンはそう多くはいない。それは何故か。
絵柄の違いはあれど、To Heart2と言う世界の中から極端に逸脱してはいないからだ。
対して天元突破グレンラガン第4話。もう言うまでもなく逸脱している。
『逸脱し過ぎた個性』は個性でないのである。
オタクもそうバカではない。個性を認めないほど愚かではないのはTo Heart2が証明している。
では何故、グレンラガン4話はここまで大ブーイングに包まれてしまったのか。その答えがここにある。
今回の作画を担当したのはアニメ「BECK」の監督との事だが、彼の過ちは
「BECKで通用した事が、グレンラガンでも通用すると思ってしまった事」である。
普通のアニメファンからは存在すら目に留めてもらえないような「BECK」と、この春「らき☆すた」「ハヤテのごとく!」に次ぐ
人気を獲得している「天元突破グレンラガン」を同列に置いてしまった事なのである。
かつて「魔法少女リリカルなのは」でも同様な事が起こり、件の個性的な絵柄をベルカ式と称されてファンの間では
黒歴史にされている。
いっそグレンラガン4話の作画も「BECK式」とでも称してせせら笑う事でしか、一人の「見えなかった男による失敗」によって
裏切られたファンの傷ついた心を癒す事は出来ないのかもしれない。
ひとつは、絵の美麗さ。
ひとつは、動きのよさ。
「絵の美麗さ」とは、いうまでもなく一枚一枚の絵の美しさ。本来は、レイアウトなども含めて絵としての完成度が測られるべきだが、最近では、キャラクターが可愛く描けているかどうかに重きがおかれる傾向がある。
しかしながら、アニメは構造上、多くの人間によって描かれるため、描き手の能力や個性によって絵柄がブレることになる。そのため、作画監督という役職を置くことで、1話単位での絵柄の(できるかぎりの)統一を図っているのが実態。
場合によっては、さらに“総作画監督”という全話にわたって絵柄を管理する役職を設けることもある。
「動きのよさ」とは、動画=動く絵としての心地よさ。細かい表情や、仕草、あるいは派手なアクションなど。この動かし方やタイミングはアニメーターとしての技術力が最も現れる部分であり、個性がはっきりと出ることになる。“動き”は、キャラの演技や画面演出の幅の広さにつながる重要なポイントとなる。
かつて、80年代後半のアニメーターブームにおいては、様々な作品中でアニメーターが見せる個性的な“動き”にファンが注目し、スターアニメーターと呼ばれるアニメーターが何人も誕生した。
その時代に詳しくない人にも解りやすい例としては、金田伊功の「金田エフェクト」(オーラや稲光、またはその残像などが、画面内で激しく動き回る効果)や、板野一郎の「板野サーカス」(ミサイルや戦闘機が、縦横無尽に追いかけっこをするように動く、メカアニメの定番表現。納豆ミサイルとも)がある。
ちなみに、上記のような“動き”の表現は、アニメーター達の間で模倣、継承され、さらに新しい表現を生んできた。スタジオ内の師弟関係によって、動きだけでなく、絵柄も継承されることがあった。アニメーター単位ではなく、スタジオ単位で担当作品を認識するケースも見られる。
作画監督というシステムも、過去においては縛りの厳しいものではなく、作画監督ごとの個性が大きくでている作品も少なくない。『美少女戦士セーラームーン』はキャラ絵の可愛さに重きを置いているイメージがあるが、実際には作画監督の個性が強くでていた作品の代表例といえる。
アニメーターの個性を楽しむ、という面では、過去には『機甲戦記ドラグナー』において大張正巳による(設定とは異なった)有機的なラインで描かれるメカをそのまま登場させるオープニング(特別に本編に登場した回もある)や、『天空戦記シュラト』での菊池通隆による作画監督回(本来のキャラデザは奥田万つ里だが、当時『超音戦士ボーグマン』で人気が集中した菊池が特別に起用された)など、作画の個性がファンサービスとされたこともあった。
最近でも、『創聖のアクエリオン』におけるうつのみや理、『ギガンティック・フォーミュラ』での薮野浩二(本編)と門之園恵美(原案・ED)といったアニメーターの個性を全面に出した演出、遊びが見られるが、若いアニメファンから「作画崩壊」と揶揄され、拒絶されるケースが多くおもわれる。『天元突破グレンラガン』#4も、キャラクターの感情をさりげない動きで巧みに表現する小林治(『BECK』監督)の個性が全面に出ていることで、過去3話と比較するファンに拒絶されている。
ちなみに、「作画崩壊」というのは本来、制作工程の管理ミスなどにより「動かない」「絵がヘタ」「色がついてない」等の“未完成”状態のアニメが放映、上映されてしまうことを指していた。1989年の『天空戦記シュラト』アスラ神軍編に始まり、1998年「ヤシガニ」の語源となった『ロスト・ユニバース』、1999年に未完成のまま劇場公開され波紋を呼んだ『ガンドレス』と、過去数度にわたり「作画崩壊」は発生している。アニメバブルによる製作本数の増加、海外発注の増加によるクオリティコントロールの困難など、様々な理由があるが、最近では海外スタジオとの作業ノウハウも蓄積されているので、トラブルになるケースは減少したが、国内の動画スタッフ空洞化という新たな問題も抱えている。
上記のような理由から、アニメーターブームを経験している様なファン(30代??)はアニメーターの個性に対して寛容、あるいは好意的な態度をとることが多い。
しかしながら、現在の「萌えブーム」の中核をなすギャルゲー、ラノベ世代の若いアニメファンにとって、アニメ映像のクオリティの基準は“絵の美麗さ”“キャラクターの一貫性”にあることが多い。これは、ギャルゲーやライトノベルがアニメーションとは異なり、原画家、イラストレーターといった、比較的少人数のスタッフによって描かれることから、絵柄のブレが発生しないメディアであるということも、大きな要因であると思われる。
また、メディアミックスを通じて、複数のメディアで横断的に作品、キャラクターを消費することが普通になっているため、キャラクターの一貫性を維持するということは、ファン活動そのものを維持することに直結する。ゆえに、いちばんわかりやすい、ビジュアルとしてのキャラクターの一貫性が強く求められているのではないか。
このことは、『ぱにぽにだっしゅ!』では好評だった新房昭之が、そのままのスタイルで手がけた『ネギま?!』が原作ファンからブーイングをくらうことになったケースにも見て取れる。
今回『グレンラガン』がブーイングの対象になっているガイナックスは、本質的にはアニメーターの個性や動かす技術による部分が大きいスタジオであるので(決して、エヴァとパチンコでお金を稼ぐのが本質ではない、と思いたい)、今回のように作画監督、原画の個性が顕著に現れることは、意外ではない。
最近では、アニメーターブームの中核を担っていたような人々が、監督クラスになって作品を作っているので、こういった遊びが復活するのも不思議ではなく、動く絵を愛するアニメファンとしては、どうか表面的なキャラ絵だけではなく、広い意味でのアニメをみる楽しさ、アニメの気持ちよさを知ってもらいたいなあと思って、このような駄文を長々と書き綴ってしまいました。
決して、俺達はお前達とちがって芸術が解る眼を持っているんだぜ!と言っているわけではないんです。ほんとに。