はてなキーワード: 大卒とは
修士新卒を4大卒新卒と比べるのはどうだろうな。4大卒で3年目(社会人経験2年)の奴と比べるのが正しい気もするが。
ついでに、経験値を積むのは別に院じゃなくてもいい。学部時代でも、テニサーに入ってセックスしてる時間とかMMORPGしてる時間を生産的な事に回せば、その程度の経験値は簡単に稼げる。
で、俺は工学系修士だが、個人的には大学院は企業よりは個人主義的であるように感じる。スケジュール管理能力というか自律精神は養えると思うが、コミュニケーション能力はどうだろうな。論理的に話をする力は要求されると思うが、そんなもんどこにいたって大差ないと思うし。
http://anond.hatelabo.jp/20071110221044
さすがにそれはない。中卒より大卒のほうが英語の勉強時間多いし、できる人の比率も当然高いわけで。
公務員の守屋さんのは論外としても、私企業なら取引先の仲の良い人と相手もちで遊んでよいのだろうか?
直接税金ではないけれど、株主や顧客・消費者を裏切ることにはならない?
NOVAの社長室なんかが見せしめに公開されたけど、事件や会社に実際に損失が出たときに追求されればOKなのか?公務員のほうが実際にそれによる不利益をだすことが構造上難しいよう(入札とかいま厳しいし)にしてあるようだが?
でも一方で、円滑な人間関係に必要かもしれないし、自分が努力して大きくした会社に、自分や役員がちょっとくらい贅沢させてもらえたほうが、やる気も出るような気もする(そんなの給料たかいんだからそれでやれとか言われそうだが)。
で、話を戻して、株式会社)防衛庁という株)米国の孫請けの中小企業に東北大卒として入社し、非東大出として友達も少ないなか努力を重ね、社長にまで上り詰めて、株)防衛省としての株式上場を果したが、生涯賃金はたった5億(59年勤続で平均年収850万弱)とおそらく割にあっていないであろう、守屋氏に話をもどすと、旧知の友人で家族ぐるみの付き合いであったというし、そういう気持ちがわからないわけでもない。
まぁ、そうはいっても要職につきながらよく毎週ゴルフやマージャンに行く暇があったなぁとか、防衛に関わる省がよくもまぁ、とか思うわけですが、、、暗いニュースがおいおいのでせいいっぱいポジティブに解釈してみる。
英語学習の投資効果は1時間当たり2万円!「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」その1:[俺100]
http://blog.zikokeihatu.com/archives/001285.html
そして、勝間先生の周りの経験則から、500点を基準としてTOEICの点数が100点増すごとに給料が1割増していく。
900点なら4割増し。
これには条件が要る。「英語が必要とされるフィールドに居ること」である。
私は地方の某メーカーで働く、まあいわゆるSEだ。就職活動の際に体験した就職氷河期の辛酸から、学生の頃より独自で英語学習を始めた。学習法について地道な試行錯誤を積み重ね、昨年受験したTOEICではようやく900点に達した。私の会社には入試に英語が課されない大学(特定されてしまうかも)の卒業生、つまり英語嫌いのエンジニアが非常に多いせいか、この程度のスコアでもぶっちぎりの部署内トップなんだそうだ。
でも身につけた英語が業務で直接に役に立ったことは、ない。
私の会社は役割分担がきちんと整備されていて、エンジニアが海外と取引しなければならない際には外大卒や欧米大卒をプロクシとする、もしくは通訳を雇うことになっている。このためエンジニアに外国語の知識や経験は求められない。そもそもそういう高度なオペレーションを任されるのは年齢にして40を超えた辺りからであり、それまでは一歩ずつ年月の階段を昇っていくのみである。
うちも名目上は成果報酬制度を採用しているので、本人の努力によってボーナス支給額が数万円程度増減することはある。しかし基本給に大きく差が生じ始めるのは40代以降で、それに英語の能力が加味されることは今のところなさそうだ。
つまり、私がいま居るところには英語力は必要とされていない。だから単に英語を勉強するだけでは、給料は上がらない。
うちみたいなのは、やっぱり特殊なのだろうか。
どの程度を圧迫と呼ぶかは知らないけど、うちの会社で中途面接をやるときには途中から質疑を英語に切り替えることはあるよ。あと、専門分野についてどのくらい知識を持っているか話すときには、俺は面接官やるときには相手が応答できなくなるまで深追いする。じゃないと、その人のレベルが分からないから。
新卒側にも言い分はあるんだろうが、企業側にすれば経験もなければ実績もない、教育はしなければならないという人材をふるいにかけるんだから、それなりの揺さぶりはかけてくるよな。俺が新卒面接受けたときには「君の研究室の先生はうちの会社が嫌いだそうだね」ってのがあったよ。別に圧迫ってほどじゃなかったが、大卒予定の青二才としては冷や汗かいたよ。
http://anond.hatelabo.jp/20071009095939
社会の上層ってのに名誉や誇りを抜いて、金とステータスだけでいいのなら、手段はたくさんある。
DQN世界に潜り込め。そこではおまえが持ってるありえないほど単純なスキルを、恐ろしいほど高く買ってくれる。
出会い系のさくらのバイトでさ、まぁほかにもいろいろやるんで事務所に集合して仕事するんだけど、俺は人として当然毎日時間どおりの勤務をした。
そしたら無遅刻無欠勤ってことだけで1ヶ月でTOPに。だって他の奴ら文章もまともに書けず、遅刻は日常茶飯事で勝手に休むは連絡もなく逃げるはで、ひどいもんだった。
人並にコンピュータを使えるってだけでいくつものHPの運営から金管理(エクセル操作できるから)までまかされ、学校卒業したら
是非来てくれって言われた。エロサイトやら少しヤバイ仕事も合わせて月給60万やるって言われた。ボーナスもあって年収は800万くらいになるって言われた。
部下もつけるし、すぐに俺みたいに20代で外車乗り回していい女抱けるぜって言われた。
でも俺は親の悲しむ顔が脳裏に浮かんだから、月給20万のふつーの会社に入社。こんな単純なマクロも作れんのかって怒られる日々。オチこぼれ。
工場なんかもいいかも、あくまで現場な、経営戦略とか考える本社の人とは無縁の場所。
市町村別に30くらいある置き場所を覚えて、てきぱきと荷物を捌くんだけど、周りリストラのおっさんみたいなのばかりで、奴らちっとも場所覚えられないの。
1日で暗記した俺は「やっぱ大学生は頭いいねー」なんて生まれて初めて言われた。3流大の俺が。
その後調子に乗って無駄なフローとかまとめて、職場の改善案を出したら社員に大好評で、卒業後はぜひ来てくれとスカウトされた。
大卒だからそれなりのポジションを用意するし、絶対お友達に負けないお金を出すよって言われた。ちなみにその工場で大卒は専務さん一人。
でも親のすっきりしない顔が脳裏に浮かんだから、ふつーの会社に以下ry
ようは小さいお山のてっぺんなら上れるってこと。そしてそれは富士山やエベレストを半分も上れない他の大勢よりも高待遇だってこと。スキルは下なのに。
それでも多くの人がでかい山に向かうのは、「たとえ下っ端でも俺はエベレストにいるんだ、おまえらとは違う」って誇りを持てるからってのが本音じゃねぇの?
http://anond.hatelabo.jp/20071004122929
とりあえずは進級できなくても退学はしないつもりだよ。
やりたいこともまったくないわけじゃないけど、多分「大卒」っていう最低条件は必要みたいだ。
今はそれに向けてがんばってみる。
父親に留年するかもって言ったら一応おkて言われたし、できることはやってみる。
見栄貼らずに生きていきたいな。それだけでも疲れなくなるといいなあ。
http://anond.hatelabo.jp/20071003003914
高卒です。
http://anond.hatelabo.jp/20071003004509
まったくおっしゃる通り。でも自社開発の仕事なんてそんなにない気がするよ。
http://anond.hatelabo.jp/20071003004750
担当者の上司や年上のプログラマをどううまく使うか、つまりどう人を動かすかって趣旨の質問をしてるって認識でいいのかな?
こういう言い方するとあげ足とってるようで申し訳ないが、増田の言い方では人を動かせないと思う。
会社を本気で辞めようと思っている。
IT企業に入社してもうすぐ3年経つが、会社の経営方針と自分がやりたかった事にだいぶ差が出てきた。
会社は偽装派遣で社員という名ばかりの派遣を大量に生産し、部長クラスが40〜50代でその下に平社員が
毎年入社5〜10年目の人が10人程辞めていき、文系大卒、高卒を20人程入社させると言ったスパイラルがここ3年続いていた。
何度も会社のトップに自分のやりたい事を直訴してきたが、一切聞いてもらえず、悔しいが説得できなかった自分の力量不足をもう認めようと思う。
しかし、ここで問題がある。
自分はプログラマとして働いてるのだが、現在地方に飛ばされており自社のある東京に帰れないのである。
12月までには戻れる予定なのだが、戻ったら現在のプロジェクトのSEとして客から用件を聞いてシステムに落としてもらうと言われている。
おそらく12月までの仕事は仕様を理解してもらう為のものだろう。
でもA社(開発)とB社(エンドユーザ)の間を別会社の自分がブリッジしなければならないのだろうか?
いま辞めると言うと会社としても大問題になるし、自分も次の会社を決めてない為不安がある。
しかし、東京に戻って次の会社を決めるとなるとぎりぎり年内に決まるかどうかだろうからその頃にはSEにならなきゃ行けなく、引き継ぎとかを考えると
辞めるタイミングがなくなってしまう。
まー自分でも常識無いと思うけどw
その地方に、貴方がなじめなかったのでしょうね。
だから
閉鎖的な地域の人は、表面上は親しげでも、実は相手のあら捜しを四六時中しているということが往々にしてあるからだ。
と推論されている。そうでなかった地域に住んでいた私には、肯定しかねる考えですけれど。
・どうして元増田さんがそう推論したか(あらかた説明済み)
+
・あなたの肯定しかねる理由
↓
「その乖離を埋める手段」
もしかしたら、よそ者にはそう見えてしまうカラクリがあるのかな。
多分そのカラクリによって自分達の生活を守ってきたんじゃないかな。
そのカラクリをお互いに認識する事が出来たら、コミュニケーションはスムーズになると思う。
というのは幻想?
「re:努力すれば格差を乗り越えられる、なんて思いつかなかった」を書いた増田です。
http://anond.hatelabo.jp/20070827232043
ブックマークが25も付くとは思ってませんでした。元記事のお陰で良い文章を読ませて頂きました。厚謝。
ただ反応を期待して本心ではあるのだけど強めに表現しました。ごめんなさい。
せっかくなので二点ほど訂正というか補足をしておきます。
まず、ぼくの田舎の当時の進学率については間違いありません。雰囲気もあの通りで、大学に進学するということはそれ相応の結果が出せるであろうひと、つまりは成績上位者に限られ、進学校へ進むべく事務手続きが行われていました。
これらをぼくが格差と考えているかと言えば、まったくそうではなく、ある意味合理的だとさえ思っています。http://anond.hatelabo.jp/20070828161450にも書かれていますが「地域格差と言うけれど、それはそれで一つの需給社会が形成されているのかもしれない」は真実に近いと思います。田舎で仕事をする限りには学歴は重要とはなりませんし、ほとんどのひとびとは不満もなく生活しています。
それでも勉強したいと考える者にとっては大きな負担になっていることも確かです。奨学金は借りられるでしょうが、親の年収を見ている限り絶望的に高価な先行投資に感じるでしょう。
その意味で返還不要な奨学金制度は絶対に必要だと思います。政府が考えるべきなのでしょうが、優秀な人材を育てることは(育つかどうかは別にして)、国の利益になると思うのは飛躍しすぎかな。
二点目としては、ぼくは田舎に嫌気がさして東京に出てきています。運よく幾つかの会社を渡り歩き、そこそこの年収を稼いでいます。多分大卒と比較しても遜色ないでしょう。でも、ぼくくらいがこれだけやれるのだから遙かに優秀だった彼とか彼女とかが学ぶべきことを学べばいろいろと可能性があった気がします。単純にお金の問題や指摘されているように情報格差の面もあるでしょうが、日本という国はひとを育てるのがヘタだなと単純に考えたりもします。少なくとも「裕福でないと大学にいけないという幻想」が事実であれば中学くらいからアナウンスする必要があるでしょうね。
話題としては避けましたが大学にどのような価値を見いだすかは別に議論が必要でしょう。4年間遊べる場所…そんな訳はないと信じてますが(笑)
最後にトラックバックしてくださった方、ブックマークしてくださった方、ありがとうございました。はてな初心者なんですが、元記事の流れも割合冷静で勉強になりました。
一連のエントリを見て考えてみた。
俺は現在の妻と都心にある某私大在学中に知り合って以来、くっついたり離れたりを繰り返しながら同棲・結婚に至った。
そして妻が子どもを身ごもったときに「身寄りのない都会での子育ては不安がある」と言うので、妻の実家である寂れた街に引っ越すこととなった。
その地域は、今思い出しても実に特徴的だったと思う。
まず、妻のように(ましてや女一人で)東京の大学に進学するというのは極めて少数派であることがわかった。そして、東京の大学なんかを出ているよりも地元の高校を出ている方が就職などで有利なときすらあるということもわかった。
何しろ、そこの土地の人たちときたら、東京六大学の校名すらロクに言えないのだ。
俺は、地場の事務機屋に職を見つけて勤めることとなった。そこでまっ先にきかれたのは、「キミは○×高校(地元の優秀高)の出身か?」ということだった。
彼らにとっての「最終学歴」は、あくまで高校だったのだ。しょうがないだろう。その地域に大学はなかったのだから。大学とは、お金持ちのお坊ちゃん・お嬢ちゃんといういわば特殊階級(特権階級)が都会に4年も掛けて遊びに行くためのものと思われていた。
だから、職に就く上では、高校を卒業後すぐに就職した方が圧倒的に有利だった。「公」(役所・役場)も「私」(一般企業:銀行なども含む)も同じ。その方が、地方特有の湿った人間関係をブランクなしに築きやすいというメリットもあった。
そういう中で、俺は常に蚊帳の外だった。地域社会でも、職場でも、あるいは妻の実家の中でも。
ポスドクの就職難が言われて久しくなる。地方によっては、それがそのまま大卒にスライドしているところもあるということを知っておく必要はあるかもしれない。
だからこそ、地方から大学に進学した人は、その学習の成果を地元で活かすことがついぞなくなってしまう。
でも、地方にとっては、それはそれで得なことなのかもしれないと、都会にまた戻ってきた俺は最近考えるようになった。そうだろう。湿った関係で持っている地域社会に合理的な損得勘定が入り込めば、とたんにギスギスしたものに取って代わるに違いないのだから。
ただ、この仮定には若干の誤りがある。というのも、閉鎖的な地域の人は、表面上は親しげでも、実は相手のあら捜しを四六時中しているということが往々にしてあるからだ。
そういう中で本音で生きていくのは、実に苦労することと察せられる。俺は地方で生きていけるほどまだ図太くはなかった。
職種と生産性に関する素朴な考え。
最初に自分の考えを言うと、現在の社会では、作業量に応じて線型に利益が上がる職種、作業量に応じてステップ関数的に利益が上がる職種、作業量に応じて指数関数的に利益が上がる職種の3種類があると思う。
作業量に応じて線型に利益が上がる職種としては、美容師、料理人、介護士、小売店員、工員、医師等がある。
これらは、人間の命に関わる職種(医師)意外は、人材が買い叩かれる傾向がある。平均レベルの従事者では他の人と取替え可能であり、それゆえ低い給料に甘んじることになる。しかし、取替え不可能な非常に高度な人材、つまり高級料理の料理人、有名建築家、有名華道家などは概して高給である。
作業量に応じてステップ関数的に利益が上がる職種としては、メーカーの技術職、システムエンジニア、営業職等がある。これらの職種の多くは、大卒を最低保証とする程度の一定の知的技能を必要とするが、特定の組織の中での部分的な利益を出し合うにすぎず、利益の幅は限定的である。
最後に、作業量に応じて指数関数的に利益が上がる職種として、金融、マーケティング、広告、商社、コンサル、経営者等がある。これらの職種は個人の決定が他業界にも波及し、結果的に指数関数的な影響を与えうる。たとえば、金融はグローバル化が進み、非常に流動的である。トレーディングを最適化すれば(実際には不可能だが)、作業にかかった時間の何乗ものレートで利益が生まれることになる。また、商社は日本を中心とした二国間での物の流れ決定する。その決定はさらに、最終製品から原料にいたるまでの複数の国間の物や金の流れにも影響し、それがさらに日本にも波及することになる。したがって、周辺ノード(国)への波及という点で指数関数的な利益を生み出す構図がある。
今後、経済はよりグローバル化し、市場におけるひとつひとつの判断が大きな影響を及ぼすことになる。このような中で、定型の仕事や、組織の中での限定的な影響しか持たない仕事ではなく、不確実性に対処し指数関数的な利益を生み出す代えのきかない人材が求められることになると思う。
最初は、社会なんかくだらねえと思っていた。それでバイトにした。
でも現実は厳しかった。社会は俺が思ってたようにはできてなかった。
一回ぶちきれて、辞めさせられたことがある。
3回くらいバイト先を転々として、今のところに落ち着いてた。
この何年かで分かったこと。それは、この社会は低学歴じゃゴミカスってことだ。
現実に向き合ってこなかった。現実を無意識に避けていた。だからまったく見えてなかった。
俺がみてたもんなんてみんなまぼろしだった。社会はでっかい上下社会だったんだよ。
でもどうしようもなかった。いつまでもまぼろしの中にいても仕方なかった。
現実を見るしかないと思って、涙目になりながら色々な本を読んだ。
そうしたら分かった。俺を叱った上司でさえ、ちっぽけな支店の店長でしか
なかった。そいつは40過ぎで、借金まみれでどうしようもないクズだった。
高卒で俺以下だ。でも、俺はそいつ以下のポジション、社会の最下層だった。
しかも、俺が働いてた支店には、一番上までのぼっていっても、業界の中堅だった。
業界ん中には大企業がいくつかあって、その大企業の下っ端の下っ端の系列の
一番下くらいに俺らのバイト先の支店がいっぱいあるんだが、
そいつが全国にン万店もあることを知って愕然とした。
俺らは、業界の中でも中堅レベルの企業の最下層の支店で働かされてる
奴隷だったんだよ。
しかも、俺のいた支店を支配してる中堅企業の社長の奴は、中堅大卒で、東大とか京大とか
ではなかった。俺は、一流大卒でもない社長がやってる会社の一番下で働かされてた
のかと思って、気が遠くなりそうだった。マジで頭が真っ白になって
倒れかけそうになったことがある。
で、業界の中でも大企業の社長レベルになってようやく東大や京大の名前が出てきた。
俺はこのとき、学歴というものの凄みを痛感させられて、頭に鉄バット食らったような
感じになった。
男は学歴で全部決まってる。男の価値は学歴なんだ、これはほんとに。
大企業という大企業はほとんどすべて東大京大だった。例外はほとんどなかった。
俺はとんでもない思い違いをしていた。
男はかっこよくても女遊びができてもなんの価値もない。
小学校で、気性の荒い肉体労働者が集まる地区の学区にいました。
彼らのご子息は、最初は特に私をいじめる意図はなかったようです。しかし、その過酷なボディーランゲージは軟弱な私を虐められていると錯覚させるのに充分で、そのうち本当にいじめのような関係が築かれていってしまいました。自殺を検討しましたが、手首を切ったり飛び降りたりするための勇気がなくて、できませんでした。今考えると勇気がでなくてよかったです。
そのころ私が進学したら通うであろう学区の中学校は荒れに荒れており、施設は荒廃するわ怪我人はしょっちゅう出るわ生徒が教師を刺して新聞に出るわという騒ぎだったので、私はこのまま進んだら絶対に殺されると思い込みました。
必死というのは、強いです。
そのころ中学受験というのはあまり流行していなかったのですが、親に無理を言って頼み込み、3年間の努力の甲斐あって中高一貫の私学に。
勉強しても馬鹿にされない場所。本を読んでいても不気味に思われない場所。いじめに対し、いじめている暇があったら東大京大早慶を目指して勉学に励め馬鹿者がと教師が強く出て解決してしまう場所。同性だけの開放的な場所。それらを私は手に入れました。
…あまりの幸せに、私はちょっと遊びすぎました。漫画と小説に明け暮れる日々をすごしてしまったのです。4年たったころには、入学時の能力からするとかなりいびつな学力になってしまっており、有数の進学校にいながら模試で軒並み「みこみがありません」という意味の判定をもらうようになってしまっておりました。
この高校から就職する人はほとんどいないので、その方向の進路指導は受けられません。このままでは高校を出て路頭に迷ってしまいます。
2年、それなりに勉強しました。ぬるま湯に浸かっていた私は必死さが足りませんでした。第一志望の東工大に落ち、地方の国立大学になんとか現役で滑り込みます。
……また遊びすぎてしまいました。音楽と小説に没頭していて数学の勉強が足りず、2年留年。馬鹿すぎます。
で、修士で新卒ですと就職活動。適当な一部上場企業がSE募集していたので入りました。あまりあっさり入れたから変だと思ったのです。
入ってみたら針のむしろでした。同期の同僚たち、そこそこの私学出てます。MARCHとそのちょい下ぐらい。
仕事にならない。
ええっと、入社してから条件分岐とループとか勉強しているのですけれども。この人たち。
MOUS検定の事を本当に入力インターフェースのマウスの検定だと思っているのですけれども。この人たち。
さらに、知識がないとかじゃなくて学習の筋が悪いです。
先輩方も同レベル…まがりなりにも新卒の私なのに社内技術サポートセンターのようになっていきました。本来業務ではないのに。
こんな低能どものお守りをして残業だらけになって給料がこれっぽっち?いや今安いのは良いよ、10年選手でもこの金額?あれだけの金が動くプロジェクトを回していて?
辞めた辞めた。一部上場とか気にしないで会社で適当にサボりつつ次の仕事を探しました。私は今まであまりにもぬるま湯に浸かりすぎていたようです。人生の半分以上ぬるま湯でした。厳しいところに行かねば。
それで今の小さな会社を見つけて転職しました。とてもよいところです。仕事が楽しいです。上司も同僚も実力派です。人間的にも良い方が多いです。専門卒も3流大卒も1流大卒も混在していますが、どなたもハイスキルですし、学習の仕方を知っているし、伸びしろがまだまだある方が多いです。それになんといっても給料が良い。
問題はまた居心地の良すぎる場所を見つけてしまったということです。すっごいぬるま湯です。自分の仕事はきちんとしてそれなりに評価はされていますが、いままであまりにものんびり流れるままにすごしてきたので他者の指揮経験がありません。
なんだか今後上司をやらなければならないようです。これはまずいです。もし前の会社の同僚のような者が部下についてしまったら…低能め低学歴めと叩き潰しかねません。実際大学や前の会社で私が潰した覚えがないのに「あなたは容赦がないですね」と言われたことがあります。
そういうわけで、無能、学歴コンプ、病人、エターナル素人は私の前に立たないで頂きたい。それがお互いの幸せのためなのです。わかるよね。