2007-10-18

英語学習すれば給料が増えるというのは幻想

幻想、というのはやや釣り文句に過ぎるかも知れないけど。

英語学習の投資効果は1時間当たり2万円!「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」その1:[俺100]

http://blog.zikokeihatu.com/archives/001285.html

そして、勝間先生の周りの経験則から、500点を基準としてTOEICの点数が100点増すごとに給料が1割増していく。

900点なら4割増し。

これには条件が要る。「英語が必要とされるフィールドに居ること」である。

私は地方の某メーカーで働く、まあいわゆるSEだ。就職活動の際に体験した就職氷河期の辛酸から、学生の頃より独自で英語学習を始めた。学習法について地道な試行錯誤を積み重ね、昨年受験したTOEICではようやく900点に達した。私の会社には入試英語が課されない大学(特定されてしまうかも)の卒業生、つまり英語嫌いのエンジニアが非常に多いせいか、この程度のスコアでもぶっちぎりの部署内トップなんだそうだ。

でも身につけた英語が業務で直接に役に立ったことは、ない。

私の会社は役割分担がきちんと整備されていて、エンジニア海外と取引しなければならない際には外大卒や欧米大卒プロクシとする、もしくは通訳を雇うことになっている。このためエンジニア外国語の知識や経験は求められない。そもそもそういう高度なオペレーションを任されるのは年齢にして40を超えた辺りからであり、それまでは一歩ずつ年月の階段を昇っていくのみである。

うちも名目上は成果報酬制度を採用しているので、本人の努力によってボーナス支給額が数万円程度増減することはある。しかし基本給に大きく差が生じ始めるのは40代以降で、それに英語能力が加味されることは今のところなさそうだ。

つまり、私がいま居るところには英語力は必要とされていない。だから単に英語勉強するだけでは、給料は上がらない。

うちみたいなのは、やっぱり特殊なのだろうか。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん