はてなキーワード: オタップルとは
現在の児童のネットでの扱われ方がすこし気になったので、過去を振り返ってみる。曖昧な記憶なのでところどころ間違っているかもしれない。
私が小学生のころはまだネットが普及する前で、パソコン通信が主流だった。MS-DOSでNIFTY-Serveにつないだりしていた。親は仕事の関係かパソコンをどっぷり使い込んでいたようだけど、私はPCにそれほど興味も無く、NIFTY-Serveはゲーム攻略本ぐらいにしか思っていなかった。パソ通は何か関税障壁のようなものがあって平凡な小学生だった私を寄せ付けない雰囲気だったし、当然ROMで一度も書き込んだ事は無い。親の部屋にはマイコンだのアスキーが積まれていたけど、異世界の言語のようでイミフだったし、多分一生こんな世界には行かないのだろうと思っていた。
当時のNIFTY-Serveの大人たちは小学生のユーザーをどのようにみていたのだろう。いまの私はネットでリアル小学生の実在を認識させられることが何度かあるが、当時は配慮されていたのだろうか。当時の議論や会話が小学生もみていることを前提に行われていたかは、まだ私が幼かったこともあり判断できない。当時NIFTY-Serveにいた大人たちが私たちをどう見ていたのかその視線が今頃気になった。邪魔だったのかなあ。空気読めなかったし。
そんな私がいまはバグと納期に追われながら土日にコソコソと職場で増田を書いているのだから因果なものである。
因みに、このあたりは小学生視線からみた”大きいお友達”に通じるところがある。そして"大きいお友達"からみた小学生。オタップルの子供がオタクになるとは限らない。そのとき子供は親に対してどのような視点を投げかけるか。おそらく世間様からの視線よりも微妙なバランスが生じると思う。
「いや、僕は大学生から」
「いやもう私はバリバリ……」
「まさか中学から?!」
「いや、小学……」
「ちょっwwwwwwww早すぎwwwwwwww」
「いや当たり前だろwwww」
「やっぱテニスの王子様とか一度は通る道なの?」
「あー。通る。通るね。ていうか通った」
「通ったんだ」
「中学の時ね……まず青学の誰かにハマるじゃん。で学年があがっていくごとに違う学校のメンバーにうつってって、高校の時は氷帝にずっぽりと……」
「そうそう」
「ハマってたんすねえ」
「ハマってた。ずっぽり。で、氷帝で、かなりフィーバーして、突如テニス熱は終了した」
「なんでw」
「いや、別の作品にハマっちゃって」
「あー。まああるよね」
「で別の作品って?」
「んー。アカギとか。福本系にその後どっぷりハマって」
「いきなり濃ゆくなったなー……」
「まだその時、アカギとかアニメ化してなかったから、イマイチ知ってる人いなくて。知っててもカイジくらいで」
「あー。でそれいつごろ?」
「高校生ごろ」
「あー」
「男子には、チラホラいたんだけどさ。結構、クラスの中でカイジ回し読みとかしてる男子たちとかいてさ」
「話しかければよかったじゃん」
「えー、無理無理無理w突然『それカイジだよね?』とかいって割り込めと!?」
「いいじゃん」
「やだよ。そんなん『え?何この女キモっ』って思われるのがオチじゃん」
「えー。そうかなあ」
「えっ?何歳のアカギ?」
「オールてw」
「何歳のアカギもいける。いけすぎる」
「や、確かに、アカギは格好いいと思うけどw」
「で、帰宅するときとか、毎月2回、駅構内のキヨスクできんま買って」
「きんま?」
「近代麻雀。私は略して近麻(きんま)って呼んでる」
「そんなん買ってたの女子高生wwwwwwww」
「買ってたよ。制服で」
「そっちの方が勇気いるわい!キヨスクなんか店員にこれ下さいっつってお金払うだけじゃん」
「うーん(わからん…)」
「で、まっすぐ家に帰らず、夜遊びしてきたりもした」
「何?!夜遊びって」
「某駅の大型書店」
「よ……あそびか?それ」
「夜遊びだよ!閉店の8時間際までいたから」
「ハァ……健康的ですよね……」
「バカにすんなwwwwww」
「だってwwwwていうか、夕ご飯はどうしてたの?」
「駅構内の立ち食いうどん屋で食べてたよ」
「オッサンじゃんwwwwww」
「当時女子高生だっつーのコノヤロー」
「近代麻雀買って立ち食いうどんとかいくらなんでもオッサンすぎる」
「でも近代麻雀は面白いし立ち食いうどん屋は手っ取り早くうまいうどんを食えて便利だから仕方ない」
「吉牛とか一人でいってそうだなその調子じゃw」
「いやまあ普通に行ってたけど?」
「ちょwwwwwww女子高生wwww」
「なんで?」
「なんか、いいじゃん。女子高生っていう響き。女子高生って漫画も面白いけど」
「いや漫画は知らんけど。まあ、響きはいいよね」
「いいよね。それに制服があるし」
「何、制服好きなの?」
「フツー嫌がるよね制服」
「いいじゃん制服ー。せっいふく!せっいふく!」
「学ランとかは?アリ?」
「全然アリ。いける」
「制服かー」
「そういう○○クンも、セーラー服とか好きなくせに!」
「うん……まあ大好きだけど」
「ほらみたことか!ほれせっいふく!せっいふく!」
「せっいふく!せっいふく!」
俺「ねえねえ」
彼女「何ー?」
俺「俺と承太郎だったらどっちが好き?」
彼女「えー。そんなのA君(俺の名)に決まってるよー(はーと)」
俺「ほんとにー?(はーと)」
彼女「ほんとだよー」
俺「じゃあ俺とデスノートのLだったらー?」
彼女「……。」
エッ!?考え中!?
俺「あ、あの……」
彼女「……その答え……三日後でもいい?」
俺「三日後!?」
彼女「ちょっと今すぐ出せるような答えじゃない」
俺「えええええええええ」
彼女「だってさ!A君だって……
私と長門どっちが好き?って聞かれたら、どうするの!?」
俺「……。」
彼女「ほらっ!そうでしょ?」
俺「……お、俺は……長門よりBちゃんの方が好きだっ!」
彼女「……えっ?」
俺「ほ、ほんとだよ!」
彼女「だって長門の方が絶対可愛いしなんてったって長門は対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイスだよ!?私なんかただの人類ヒト科のメスに過ぎないのに!」
俺「そっ、それでもBちゃんの方が好きだよ!」
彼女「……A君……」
俺「Bちゃん……」
とかいうやり取りをして帰宅した後気付いたけど、結局「俺とLどっちが好き?」に彼女答えてねえええええええええ!!!!!!