はてなキーワード: ヒューゴ・ウィーヴィングとは
ただエルフが登場する物語には必ず共通点があることを知っています。
現代エルフの原点であり初出であるホビットの冒険、指輪物語からして半エルフが登場します。
映画ロード・オブ・ザ・リングをご覧になった方には記憶に残っているかもしれませんが、
裂け谷のエルロンド(マトリックスのエージェント・スミス役のヒューゴ・ウィーヴィング演じていた)がそうです。
半エルフであるエルロンドはエルフであるガラドリエルの娘ケレブリーアンと結婚して3人の子供、
御存知の通りこのアルウェンこそ野伏の族長アラゴルンのちのエレッサール王の婚約者となる人です。
彼女は王が戴冠したのち結婚し、世継ぎであるエルダリオン他、複数の娘を産んだと伝えられます。
このようにエルフと人間は自由に交配し子をなすことが出来ます。
このような事例から考えると人間とエルフはかなり近い発情周期のようなものを持っていたのではないか?
指輪物語における半エルフとは超常的で、特別な能力や才能、美しさを持った存在として祝福されています。
そのおとぎ話的な世界に現代の世相を反映させた様々なバリエーションのファンタジー作品が米国では誕生します。
半エルフという点で着目すると「ドラゴンランス戦記」などがその代表と考えることも出来ます。
彼はエルフの村で育ちますが、その出生ゆえに祝福された存在ではありませんでした。
彼は戦争の際に、人間のレイプによってエルフと人間との間に生まれた忌むべき存在だったのです。
彼は、このことで常に葛藤を抱き、エルフの社会に属すことが出来ず結局村を出て人間社会の中で埋もれるように生きることを選択します。
彼は、そこで髭を生やし尖った耳を目立たさせぬよう、エルフとしての特徴を見出さねられないように振る舞います。
彼の心は常に葛藤し、エルフと人間、どちらにもアイデンティティを見いだせないまま生きることになります。
これは当時のアメリカが抱えていた人種間におけるハーフの存在、ハーフが抱える問題をファンタジー世界に投影させたものです。
さて、主人公のタニスは無理やりの性交によって生まれた子供です。
もしも、エルフと人間の発情周期のようなものが著しく異なっている場合にこのような不幸が起こる確率はどの程度のものなのでしょうか?