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はてなキーワード: アカポスとは

2008-12-22

http://anond.hatelabo.jp/20081222021154

生物系か…それだと大変かもしれんね。分野違いで全然事情が違うとは思うが…

私は子供の頃から機械いじりや電子工作が大好きで、怪しげな私設研究所で妙な研究に勤しむ「博士」になりたかった。で、博士課程に進んだんだけれど、真っ当な研究者の道というのは子供の頃想い描いていた夢とはちょっと違っていた。私にとっては「新しいものを作ること」そして「それを使ってもらうこと」こそが至上の喜びだったのだが、研究者としてやって行こうとすると「使ってもらって、ユーザの声を聞いて、改良してゆく」ことをやってても業績にならない。もちろんその過程で副産物として論文は書けるけれど、自分にとって論文ユーザの満足の後に来るものでしかなかった。一方で何ヶ所かでパートタイムプログラミング仕事をやっていて、現実プロジェクト自分コードが使われるプロセスを何度も体験して、こちらの方が自分のやりたかったことだなと感じた。

なので博士後の就職アカポスは全く考慮しなかった。パートタイム仕事の方でプロジェクトリーダとして設計からマネジメントまで経験してたことと、博士持ちということで、企業のR&D部門にすんなり就職が決まった(名前はR&Dだけど基本的に開発優先、論文は書きたいなら隙間時間に書いてもいいよ、ってところ)。大企業ではない。大学は経由せず、それまでの仕事で知り合った人の紹介だった。そこで何年か経験を積んだあと独立して、今は自分の作りたいものを作ってユーザに満足してもらうという、想い描いていた夢に近い生活をしている。

情報系はちょっと特殊で、開発現場最先端研究前線とが比較的近いところにあると思う。研究者として何らかの組織に所属していないとやりたいことが出来ないという分野の方が多いだろう。けれど、博士を出て就職というのが本流から外れることのように思われてるとしたらちょっともにょもにょする。

2008-12-17

文学部就職が悪い3つの理由

大学内でも底辺に位置づけられる文学部の、しかも男です。

この前も工学部のやつに「文学部のやつと同じ大学だと思われたくない」なんてありがたい言葉をいただきました。

文学部唯野教授』などでも「男で文学部に行くやつは人生を半分降りたバカだ」と言われてますが、まさにその通りであります。

今回はなぜ文学部就職が悪いのかを考えてみました。

社会に興味を持てる勉強をしない

文学部鉄板といえば、文学哲学歴史です。理論立った勉強については、思考方法などの点で役に立つのですが、

如何せん、勉強の内容が社会に出てサラリーマンになろうとするには不向きなものばっかりです。

つまり、「労働」という言葉がどれも似合わない。むしろあくせく働くことを否定するような分野ばっかりです。(実際に文学部学生金持ちばかりならこれでも良いのですが、実際はワーキングプアみたいなやつばっかりです。)

そんなんで社会に出られるわけがありません。出てもすぐやめちゃいます。

そしてさらに悪いことに、どの専攻も就活において志望アピールにするのが難しいです。

法学経済なら「会社法をやりました」「財政学をやりました」などという感じで志望動機につなげることも可能な気がするのですが、

文学部勉強ではそんなことをしても笑われるだけです。(ただ社会学心理学などはやりやすい傾向があるみたいです。彼らは比較的就職もマシです)

そもそも就職意欲が低く、情報戦に負ける

上述したものと関連するのですが、そもそも就職意欲が低いのです。4年生になっても就活してない、なんてやつもザラです。(もっとも、公務員教員志望が多いこともあるのですが)

そして法学経済の人たちと違ってOB訪問や説明会などの情報が学部内で飛び交うことも少なく、就職希望者は情報収集に大変な思いをします。

アカポスを目指したい!という方もいるかもしれませんが、今のご時世人文系アカポスはお先真っ暗ですので、ちょっとでも研究が不向きだと感じた方、あるいは実家が超絶金持ちじゃない方はやめておくことをおすすめします。博士号を取得した後はめでたくホームレスになれます。

女性が多い

フェミの方には申し訳ありませんが、文学部女性が多いので、就職も悪いと考えられます。

私の周りにも、フリーターになる人、男のカネで食っていこうと考えている人が何人かいます。

しかしながら、文学部では女性の方がまともな人が多く(一方男性非コミュな人が多いです。)、一流企業内定を取るのも女性が多いです。本当に不思議ですね。

それでも文学部に行ってしまった人のサバイバル術

これだけマイナス要素があっても、「自分のやりたいことをするべき!」という悪しき教育のせいで、文学部を志望してしまう人が後を絶ちません。かくいう僕もそうでした。そんな人々が無事社会に出て生き残る為にできることを考えたいと思います。

公務員試験勉強をする

公務員は筆記が難しいこともあって、比較的出身学部を差別しません。筆記試験に自信があるなら、勉強してみるのも良いと思います。ただ試験科目が法律経済ばっかりでゼロからの勉強になるので、ここでも文学部に来たことを後悔すると思います。(一部の市役所や国立大学は、教養試験だけで入れます)

体育会系になる

周りの文学部のやつを見ていて、ガタイのいい体育会系の人たちは比較的就職活動で成功しているみたいです。一方チビガリの非コミュな人は、就活に苦労しているみたいです。(こういう人こそ公務員教員を目指すべきです。)労働市場においては見た目で明らかに差別されます。スポーツマンな人はそれだけでお得です。

大学生活中に就職先を見つける

某ナビに登録して説明会にいくだけが就職活動ではありません。大学時代に積極的に動いて人脈を作り、そこで仕事を得るのも一つの方法です。文学部の人が志望しがちな出版業界などは、大学生アルバイトの中で見込みのあるやつを社員として雇ったりするところも少なくないと思います。(あまり詳しくないですが。)まあそんな行動力のあるやつは文学部に来ませんよね・・・

人生を降りる

世間体などをすべて捨てて、フリーターとして生きていくのも一つの選択肢です。現にそうなって好きなことをし続けている人がいて、それなりに楽しそうです。ただ40を越えた後に生きていける保証はなく、女性に食わせてもらえるイケメンか、物乞いに身を落とす覚悟のある人以外にはおすすめできません。

かくいう私は、普通就活して地銀内定をもらいました。

就活中は文学部に来たことを本当に呪いましたが、文学部には良くも悪くも変なやつが多く、そういうやつらに出会えて良かったと今では思います。

2008-12-11

どうしてアカポスには懲戒免職ってないんだろう?

ひどい、ひどすぎると思い続けてもう2年以上が経つ。

その間に助手2人、学生6人が研究室から消えた。それもふっつりと。

傍から見てるとどう見てもアカハラで、無理難題をふっかけるのは毎度のこと。

人格攻撃研究材料の取り上げなんてのもしょっちゅう。

それでも准教が辞めないのは、辞めさせるシステムはおろかそれを監視するシステムもないのだから仕方ない。

仕方ないとは思うのだけれど、そろそろアカデミア(≒大学)のシステム破綻に誰かが気づいて声を上げるべきだ。

悲しいかな、自分学生で、今、卒業がかかっているために自分に災いが降りかからないよう願うことしかできない。

2008-09-29

http://anond.hatelabo.jp/20080928232333

> けれど、大学院ってところは、この二つの選択のうち一つの選択についてしか、

> つまり博士号をとってアカポスに就くということについてしかトレーニングの機会を提供しない。

分野によるんじゃないの? 情報系ならかなりツブシが効くでしょう。

私は情報博士企業開発職で、経験者枠での採用就職にあたって大学は経由してない。

実は「単位取得退学」になるかどうか紙一重だったんだけど、博士取ってなくても就職にあたってはあまり関係無かったと思う。

論文より開発力を買われた感じ。

情報系以外だとスキルの需要と供給マッチングは難しそうだ。

学生が自覚的に戦略を立てることは大前提として、大学院側からも企業人を招いてのセミナーなどサポートはできそうだな。

(というか、自覚的な学生が主体になってやろうと思えばやれることだと思うが)

2008-09-28

http://anond.hatelabo.jp/20080928222707

博士の壁ね。

確かにその通り。

博士号をとるには乗り越えるべき壁があるし、そこを自分としては乗り越えられなかった。

つまり博士論文を仕上げられなかったわけだが、その点では能力が及ばなかったのだろうな。

だが、博士課程に進学した当初は当然博士論文を仕上げるつもりでいた。

そこんとこを「逃げ」の一言で片付けてほしくはないな。

査読論文一本を仕上げるのだって大変なことなのだから、博士論文を仕上げるなんてことはとんでもない能力努力を必要とする。

博士号っていうのは、そういう研究者の唯一の誇りみたいなもんだし、博士はやっぱり尊敬に値するよ。

しかし、現状、博士号を取ったからといって就職口が待っているわけじゃない、というのも事実なわけで、博士号をとりながら万年非常勤講師な人も、文系分野ではざらにいる。なので、世間的にはあまり意味のない博士号をとるために大学院に残って、あくまで博士論文を仕上げることに熱意を注ぐか、それかある程度のところで見切りをつけて就職するか、という選択も、大学院に残っていると現実的な問題として立ち上がってくる。

けれど、大学院ってところは、この二つの選択のうち一つの選択についてしか、つまり博士号をとってアカポスに就くということについてしかトレーニングの機会を提供しない。でも、少子化による大学数の減少は続いていて、それにともなって学部学科の減少とアカポスそのものの減少が続いている。そうなると、大学院が抱えてる院生がすべてアカポスに就けることなんてことはなくなる。いわゆる「ポスドク」問題ってやつだ(それでも、6年くらい前なら、我慢して40代まで研究を続ければ、いずれどこかに就職できる、なんてことが言われてた)。

大学アカポスが減っているのに、研究者志望の学生数というのは一定数いるわけなので、ここにはどうしたってミスマッチが生じてくることになる。ところが、一部の大学研究職の人間が考えているのは、どうやったらアカポスへの就職に有利なように制度を変えるか、とか、自分たちの学問分野の有用性を社会に分からせるか、という点になってしまって、研究室の孤島に住んでたせいで世間から切り離されたしまった院生意識をまともな方向に持ってく、だとか、「一般的な」就職に有利なスキル意識を持たせるとか、そんな方向にはほとんど関心を寄せていないわけだ。

ポスドク」問題が現に生じている中、大学院教員としてはアカポスにありつけないのは本人の責任で、アカポスに就けないで別の道に行くのも本人の問題なんだから、と言いたいのだろうけど、それはいかんだろう、と思うわけだ。アカポスに就けないのは、能力の問題同様に構造的な問題でもあるのに、そこに目を瞑って「アカポスに就けないみたいだね、ハイサヨウナラ」はないだろうよ。そんなこと言われたら、一般常識を知らない院生絶望するしかなくなってしまい、鬱病になったり自殺したりするんだよ。だから、大学院にいるうちに、研究室に引き籠もってる院生に対してまともな自己評価自己意識を持たせてあげる必要があるよ、というわけ。

2008-09-11

大学のセンセーの嫁です

旦那は大学先生。16歳年上。

確実に個人バレするので詳しくは書かないけど、

旦那はその分野ではかなり名が通っていて、隣接分野でも知ってる人はかなり多い。

ちなみに私は隣接分野の大学院生。あんまりぱっとしない。

大学先生はとても忙しいですよー。

平日の昼間は講義ゼミ読書会学生指導、講義会議、事務、自分の研究をやって、

帰宅してからは自分の研究大学でやり残した仕事ゼミ読書会の予習を片付ける。

寝るのは明け方になることも。

自分の研究以外に、翻訳や依頼原稿インタビューなんかもある。

常にいくつか締め切り間近、すでに少し締め切りを過ぎた状態の仕事を抱えている。

出張もかなり多い。学会シーズンはまず土日がないし(わたしもそうなのでまず休みが重ならない)、

大学での集中講義海外学会参加になったら1週間は家を空ける。ひと月に半分家にいないこともある。

で、いろいろ文句を言いたくなることもある。

だけど、好きで始めた仕事だしアカポスに就くことの大変さも私自身が身にしみてわかっているので、

思う存分仕事させてあげたい。

旦那が自分の夢だとか、旦那を支えるのが自分の仕事だとはまったく思わないし、

そんなことするつもりは一切ない。

ただ、この人は「私の旦那」という以上の責務があるのだとは強く感じる。

だから、私は旦那を一生「ひとりじめ」できない。

そこはもう諦めて自分の研究に打ち込むことにした。

これはどうでもいい愚痴なんだけど、

私だって努力しているのに自分の研究分野でも「この人の旦那さんは…」って話になるのもうんざりだし、

旦那の才能に嫉妬して、たぶん16年後に私はこんなふうになれないだろうなって勝手絶望したりするのもつらいよ。

旦那はこんなにぱっとしない私でもリスペクトしてくれている。

だから、あんまりお互い干渉しない。

と言うよりも「リスペクト」という言葉に甘えて、

言いたいことを我慢しているようなところもあるのではないかと思う。

リスペクトできないのも困るけど、

お互いリスペクトし合いすぎても、たぶん上手くいかないんだと思う。

研究者同士のカップルが上手く行かないとよく言われるのは、

研究を生活に持ち込んでどうこう…というのも原因かもしれないけど、

リベラルすぎてお互いを誤った方向へ「尊重」しているからじゃないかなあ、と思う今日この頃

格好つけて言いたいことも言えなくて、爆発した時にはもう手遅れ、みたいな。

うちは上手くいくのかな。

ちょっとすっきりしたし、勉強がんばろ。

2008-09-05

http://anond.hatelabo.jp/20080905173747

でも人口当たり大学教員は多かったはずだから、アカポス目指してはく飼育とかいかせるとか言うこと自体がおかしかったんだよ。あと博士に限らず、大学高校進学率だって国によってばらばらなわけで博士の比率が少ないから増やすべきってのは短絡的杉では?じゃあほかの国より高校進学率高かったら下げるべきなのか?あるいは産業別の労働者の比率が外国と違ってたら是正すべき?

2008-09-04

http://anond.hatelabo.jp/20080904212844

分野は勘弁して欲しいなあ。古典的な工学系の一分野。

社会に出てある程度経験を積んでから必要性を感じてドクターに行く ⇒ いい歳こいて学生になるやつなんていらない

は無いと思うよ。アカポスは減ってるんで会社の話だけするけどさ。今の会社にも色んな経歴の人いるだろ。40代、50代で技術系で転職も全然珍しいことじゃないだろ。でも一般に言われる転職市場って30代半ばまでじゃん?そっから先は一本釣り世界になるんだよ。一本釣りだからニーズスキルが合わないと駄目だけど、それはずっと働いてた人も同じ条件だし、社会人経由してドクター取得ってそういう市場では好意的に見てもらえる経歴だと思う、自分の経験上。

2008-08-02

http://anond.hatelabo.jp/20080802104535

元増田です。

残念ながら、文系です。

分野を言ってしまうと心理学です。

一応、やってることは実験とかなので理系に近いは近いでしょうが。。。

D以降の研究職はアカポス以外はほぼないと言って間違いありません。

たまに、研究所はたまーーーに脳系であったりするくらいです。

一応、大学院は宮廷レベル最高峰の方だと思います。

なので、周りは非常に優秀な方が多いです。

(Dは全員、学振もち)

こういう人が研究者になるんだろう。という人ばかりなので

その人たちと自分を比較すると、全然自分はダメだと思います。

http://anond.hatelabo.jp/20080802100820

マジレスすると、迷うんだったらやめた方がいい。どうしても結論が出ないのなら、とりあえず早めに就活をしてみて、それでも民間よりも大学に魅力があるかどうかを考えてから決めた方がいいと思う。最近就活市場が早すぎるから酷なことだとは承知しているんだが。

これは俺自身が悔やんでいることでもあるんだが、M1の10月とか11月ぐらいの段階で、「民間に就職することのメリットデメリット」を、具体的な例を通して自分なりに見極められてないんだったら、博士に進んでもその後がないと思うよ。

正直、博士出て就職アカポスでもそれ以外でも)しようと思ったら、ある程度目先が利かなきゃだめ。よっぽどマイナーな分野でアカポスが実質的保証されてるとかなら別だけども。

つまり、ある程度計画的に研究を進めて、それをアピールすべき相手にアピールして、そこから将来の飯の種に繋げていくという戦略的なしたたかさがないと厳しい。

そういう意味で、普通就職するよりも、博士にいった方がしたたかさが求められる。だって、修士での就職市場は売り手市場だけど、博士だったら買い手市場だからね。民間でもアカポスでも。

だから、博士に行っても好きなことができるというわけではない。「やりたいこと」とその損得を見極めて戦略と妥協を積み重ねる努力は、生半可なサラリーマンよりもよっぽど厳しいよ。

そこに飛び込む覚悟ってある?

2008-08-01

http://anond.hatelabo.jp/20080801122847

助教以上のアカポス

ここな、『任期がないか再任上限がない准教授以上のアカポス』にしといてくれ。

http://anond.hatelabo.jp/20080801121625

マスコミ広告出版大手、証券、銀行保険助教以上のアカポス、大手建築、大手製薬

トヨタニッサンホンダソニー、最低限軌道に乗ったベンチャの役員、シンクタンク

労働者じゃないけど、そこそこ売れてる作家タレント医者弁護士会計士税理士

ってとこかな40代程度までは

それ以上は大企業役員とかも混ざってくるし、官僚でも上の方に行けばそれなりにステータスは出てくるからな

早慶以上だったら本気になればどれかには行けるだろ

官僚だと、日立エンジニアとかと同格くらいかな

2008-07-31

http://anond.hatelabo.jp/20080731160738

東大にもいるが

おとなしく役人orメーカーエンジニアになればいいのに

なんか勘違いしてミーハーな所を狙って自爆するのが一定数いる

歯車秀才の分際で

アカポスだったり、マスコミだったり、外資だったりね

読書しただけじゃ、小説は書けませんからー

ドクター取っただけじゃ、新発見できませんからー

例の京大女もよくある自爆の一例に過ぎない

弾さんの路線目指すのはもっての他

2008-07-23

http://anond.hatelabo.jp/20080723042831

学問って金にならない事が殆どだよ。特にファンダメンタル研究分野だと特に金にならない。

工学ならまだしも、理学や文系分野は全滅に近い。人文系なんかはビジネスから本当に程遠い。

社会が受け皿を作るって、金にならないようなことに投資してくれる所なんてありゃしない。

卑屈な話になって申し訳ないが、受け皿の実現可能性は限りなくゼロに近いと思う。

結局、研究者が住み良いところは大学以外には無いんだよ。大学なら金にならないような好きな研究を好きなだけしても文句は言われないから。

そんな大学も今は独立法人化し、国は研究者を増やす目的ポスドク1万人計画などを挙げて勝手に盛り上がっているが、

立法人化した結果、大学ビジネス色が強くなって色々と純粋研究に没頭しづらい環境になってきている。

ポスドク1万人計画なんてのも、入り口だけ用意して出口は崖っぷちで、さあ飛び降り自殺しなさいと言っているようなものだよ。

アカポスになれなかった学者崩れの受け皿は富士樹海東尋坊しかないよ。博士自殺率が一般の300倍なんだよ?

運良くポストに就けた人が「職があり研究が出来るだけで幸せです」って考えになるのは致し方ないよ。

http://anond.hatelabo.jp/20080723034955

学者としての素質を持っている人間に対して、大学院卒業した時点で2つの選択肢がある。

1つは、院卒でそのまま一般企業就職する方法。もう1つは、研究職を夢見て博士課程に行く方法。

後者の場合、一生その畑で暮らしていかないといけないので、特に覚悟が要る。

博士課程の期間は、周囲が就職して社会人を謳歌している中、独り研究に没頭して博士号が取れる3年間を学生の身分で耐えなくてはならない。

博士号が取れても任期付き研究職しか無く、アカポスの奪い合いに負ければ高学歴ニートを生み出している。

この現状があるからこそ、優秀な若者前者選択肢を取るんだと思う。

これだけのリスクを背負って覚悟して学者の道を目指している人たちは、、

「自分のやりたい研究がずっと出来れば、多少の給与でも十分満足です」

となってしまうんです。

もし将来の日本意識が逆転して、「研究は金になる」という考えで研究職に来られても凄く困る。

研究を辛抱強く続けてふとした事でビジネスになる事例は多々あるけど、ビジネス前提で研究は続かないと思います。

http://anond.hatelabo.jp/20080723032006

シリコンバレーの人たちは?

学者を一括りにした自分が悪かった。

大多数の研究者は金稼ぎに興味が無い。一部の研究者希望の中でベンチャーを目指すやつも居る。こういう解釈をしてくれ。

googleは就業時間の20%を好きな研究に使えるらしいが、大学ならそれ以上の時間研究に費やせる。

一流企業に勤めるよりも給与は安いが、アカポスであればそこそこ生活出来る程度の額が出るし、そこに不満は無いよ。

そういう意味でも、企業に所属する研究者よりも大学研究者の方が恵まれているのは間違いない。

2008-07-15

http://anond.hatelabo.jp/20080715114141

どっちみちただの平凡兼業主婦な知人より「勝ち組」な人生送る可能性が高いんだから

成果を上げるでもなくアカポスが手に入ったくらいで「勝ち組」なつもりになるとか

必死で兼業主婦を平凡平凡と見下そうとする様は

ホントキモいんだけど

アカポスって言ったって終身雇用でもなければよほどのことがないと低収入だし

旦那に迷惑かけるだけの存在なのに

元増田がここまでヒドいかどうかは判断できないけどさ

そう言う態度は相手を辟易させるよ

2008-06-30

一度きりの人生

就職氷河期大学を出、安易な考えで大学院進学。

博士課程で行き詰まり、博士号を得られるか否かも明らかではない。いわんやアカポスをや。

三十路ともなれば一般企業への就職も難しくなる。

進退窮まったかに見えたその時に、生活のためにと始めたバイト先で、正社員にならないかとの誘いをいただく。

しかし、渡りに船とは行かないのは、心の片隅に「だったら大卒就職すればよかったのに。それならこの年で貯金がないなんてことはなかった」、「今まで院でやってきたことを生かせないなら、全てが無駄になるのか」との思いが去来するから。

これまで積み重ねてきた経験がなければ、今回の誘いという巡り合せもなかった。それを考えれば無駄なことなんてなかった、と自分に言い聞かせることもできる。

が、やはりただただ遠回りをして、ようやくスタート地点に戻ってきたという感覚がぬぐえない。

人生は一度きり、という言葉がいま重くのしかかる。


セーブできたらいいのにな。ドラクエみたいに。

2008-06-20

http://anond.hatelabo.jp/20080619023526

これまた典型的なのが釣れちゃったなー。

まずいまどき真っ当な分野なら、それこそ数理みたいな世間イメージでは女性の少なさそうな分野であっても、第一線‐大御所女性研究者はそこそこいるものだし、それは国際誌の評価システムによっても担保されている(念のためだが、ここで国際誌を持ち出した理由は、国内の学会の身内評価合戦だと客観性が担保されない可能性を想定したため)。

男の学問世界で女が頑張っても成果挙げられる例なんて稀有

という世界観を持ってるのはあまりにも実態を知らなさ過ぎて、あまりにも単純化された(ある特定の志向の男性の)耳に心地よい理想のストーリー風なので、逆にモグリじゃないかという疑いを持った。どんなに男のプライドに凝り固まった老教授であっても、この点を否定する人は今日日いないと思うけど。

中には修士論文一本で助教採用される

タイミング次第で採用される。教授の門下生のうち上位にそのとき動かすに適当な人がいなければ、たとえ在学中であっても採用されるもの。そんな人事は珍しくない。こんなん、それこそアカポスのはるか昔からの常識では。モグリじゃないのかという印象がますます強くなった。

こうした人の多くは有力な教授コネクションを持ってる。つまり愛人関係だ。

母校の旧帝大では、多くの女性ドクター教授とこうした関係を持っていた。

この業界にはとんでもなく非常識な事態があっても不思議はないので、この世のどこかにそういう関係がある可能性までは否定しないけど、それが「多い」という主張になると、そりゃ増田認識の方を疑わざるを得ない。つまりこの増田は「女が俺より優秀なわけはない。俺より早くポストを得た女は教授と寝たに違いない。」という妄想を持つタイプだと見た。これは滅多にいない大物。きっと周囲の人間に「あちゃー」と思われてるよ。

アファーマティブアクションに関しては、たしかに不当であることは認めるし、自分自身無くす方向で努力している。今の状況下においては既に役割を終えた制度であって、当初の目的を超えて、所属機関のイメージ戦略としての使われ方をしているように思う。

脳の構造男と女で違うんだから、理系なら張り合っても無理なことくらいわかるよね?

やっぱりモグリじゃないの?集団として性差があることまでは否定しないが、性差より個体差が大きいことを経験から学んでいないとしたら、根本的な認識がおかしいと思うのだが。まともな知性を持った人間意見とは思えない。まあ増田だから極端な意見をあえて言ってみた釣りなんでしょう。礼儀としてそのまま乗ってみましたよ。

2008-06-19

http://anond.hatelabo.jp/20080619023526

アカポスには女性枠がどこも作られていて、国立大学女学生優遇制度を設置しようとしてる。

ウソじゃない。俺が務めてる国立大学で実際に進められてる話だ。

前にいた独法でもそういう逆差別は実施されていた。

研究員の採用枠が10名あったとして、そのうち1-2名が女性枠だ。

これ、本当なら憲法違反じゃない?

国立大学でそんなことが実施されても大丈夫なの?

教えてえろいひと!

http://anond.hatelabo.jp/20080619021934

いつも思うんだけど、男の学問世界で女が頑張っても成果挙げられる例なんて稀有だよ。

大学女性教官を見てるとよくわかる。

女っていう立場を卑怯に利用してのし上がってきた人ばかり。

彼女たちは

理系女子は一般女子を見下していて、大したことないのにちやほやされてて、都合のいいときだけ女を武器にして、エトセトラエトセトラ

まったくこの通りの人種で、なおかつ無能。

中には修士論文一本で助教採用される人もいるから驚きだ。

査読どころか学会発表の経験もない大学教員が、何を指導できるんだ?

こうした人の多くは有力な教授コネクションを持ってる。つまり愛人関係だ。

母校の旧帝大では、多くの女性ドクター教授とこうした関係を持っていた。

アカポスには女性枠がどこも作られていて、国立大学女学生優遇制度を設置しようとしてる。

ウソじゃない。俺が務めてる国立大学で実際に進められてる話だ。

前にいた独法でもそういう逆差別は実施されていた。

研究員の採用枠が10名あったとして、そのうち1-2名が女性枠だ。

女性枠1名に対して10名の無能な女ドクターが応募する。

残りの枠9名に対して1000人の有能な男ドクターが応募する。

そして、落ちた9名の無能な女ドクターからは自分が落ちたことが女性蔑視に由来するという内容証明を送りつけられる。

10名の枠をすべて女性で埋めろって言うのか?

マタ開いて学位取ったくせに、なお権利を主張するのか?

そういう勘違いちゃんたちが、理系女の実情だ。

脳の構造男と女で違うんだから、理系なら張り合っても無理なことくらいわかるよね?

でも、好きだから趣味で続けたい?

女の理系は居るだけ迷惑なんだよ。

君たちのわがままで、君たちの好きなこの国の理工系分野はドンドン衰退していくんだ。

それでも理系にこだわるの?

2008-06-08

http://anond.hatelabo.jp/20080608155144

それは事実誤認では?年齢別の賃金格差は縮まってるし、経験つめば普通スキル上がるから成果主義でも結局年功みたいになる。ほかの先進国だって年齢上がると平均賃金も上がってるわけで年功賃金は日本の特殊な雇用慣行というわけじゃないよ。

中途採用だってよくあること。そうじゃなきゃ中高年の失業率もっと高いはずだよ。新卒だって数年で何割も辞めるけど全部失業者になってるわけでもない。おそらく大学院まで行く人はプライド高いから、アカポス新卒で有名企業に行く以外の進路は耐えられないだけでしょ。

2008-05-22

http://anond.hatelabo.jp/20080522112915

レスだけど、俺(三十二歳、文系博士課程六年目)も

さいきん先輩のすがたが見えないんで、心配してるんだ。

聞いたところでは、アフリカの象の墓場のとなりに、

博士過程単位取得退学者ランド」というものがあり、

そこには、こんこんと清浄な水が湧き、

ある者は、スッポンポンでのんびりと暮らし、

ある者は、コンビニバイトして食いつなぎ、

三年に一度、青き衣をまとった二次元少女

アカポスをひとつ持ってくるのを、今か今かと待っているという、、

http://anond.hatelabo.jp/20080522111010

文系か…。文系博士は特殊すぎて知らない。

しかしその後の進路はどうするつもりなの?

アカポスを高確率で狙えるほど優秀?それとも家が金持ち適当にやるつもり?

2008-05-20

http://anond.hatelabo.jp/20080520102751

早いうちに博士をあきらめたほうがいいのだろうか?

現在26歳。アメリカ大学院博士課程(工学系)に在籍。

流石に厳しく、ひょっとしたら博士とれずに蹴られるような不安すらある。

日本の学部のときは勉強しているやつなんてのはろくにいなかったのかトップランクの成績で卒業し、

何を勘違いしたのか研究者になる!とアメリカ大学院(けっこう上位)に来てしまった。

来たらきたで周りのやつらの頭のよさ、勉強量が半端なく、

学部の時の勉強量なんてカスと思うほどに勉強しているのに、上位半分にすら入れていないと思う。

上位半分にすら入れていないということはアカポスを得る時に学校に推してもらえないということで、

なんとか博士をとれたとしても、結局研究者にはならずに企業で働くことになりそうな気がしている。

日本に帰ることも視野に入れるともう帰ってしまったほうが良いのだろうか?

それどころか、このままもう何年か頑張って博士がとれなかった日には本当にどうなるだろうか?

頑張っても博士がとれないことがある、というのは本当に厳しい。今なら日本でも職があるのでしょうか?

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