2024-11-26

田中東子先生は悪くないしダブスタでもない

『宇崎ちゃん』や『たわわ』が問題である点は2つある。

論点1.女性性的に客体化した表現により、女性性的な部分ばかり評価される風潮を拡大再生したこと

今でもジェンダーギャップ120位前後をうろうろしている日本では、女性性的な部分ばかり評価されるようになっている。街には美女美少女2次元3次元を問わない)を起用した広告が溢れ、スポーツ選手会社経営者などでもすぐに『美人選手社長』のような枕詞がつけられる。結局、女性のすることは業績ではなく『やっている女性性的魅力があるか、無いか』ばかり評価されているのは明らかだ。そのような社会において巨乳美少女を描いた宇崎ちゃんやたわわのようなマンガはそのような『女性性的魅力があるか無いかばかりが問われる』社会の風潮を拡大再生産しているから良くないのである

論点2.公共機関とのコラボや、公共性の高い一般紙への広告により、性的コンテンツを見たくない人の権利侵害したこと

そのような『女性性的魅力があるか無いかばかりが問われる』社会を拡大再生産しないようなコンテンツならばエロであっても流通すること自体問題ない。だが、世の中には性的な物を嫌がる人がいて、そのような人にも配慮しなければならない。だから、『書店で専用エリアで見た人が不快になる』のは書店のそのようなエリアに来た人の問題だ。だが、赤十字のような公共機関コラボしたり、日経のような一般紙広告を出すのは良くない。それをすると、性的な物を嫌がる人の目にも届いてしまい、相手を不必要不快にするからだ。

翻って田中東子先生のしたことを見てみよう

論点1について】

田中東子先生BL本を書いて販売した。だが、そのことに何の問題があるというのか。現在日本には『男性性的魅力ばかりが評価される』ような社会の誤った風潮は無い。だから田中先生BL本がそのような風潮を拡大再生産することも無いから何の問題もない。

論点2について】

私は『BLは愛であって性欲目的ではない』のように主張するつもりはない。BL本も普通に性的コンテンツである。だが、田中東子先生BL本は公共機関コラボしたり一般紙広告を出したりはしていない。だから性的コンテンツを見たくない人の権利侵害していない。

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