「闇バイト」「推し活(異常な支出)」「パパ活」「タイパ」「ユーチューバー人気」など。
この共通点はなんだろうか?
そう、「労せずして富や名声を得たい」である。ジャンプ漫画の主人公は努力友情勝利が鉄板とされているが、彼らはできるなら努力などしたくないのである。努力せず金を貰いたいし、札束を積んで尊敬されることで(本当はドン引きされているだけだが)楽に名声を得て社会から認められたいのだ。
そしてこの努力よりも効率を重視する「精神的貧しさ」もまた我々はよく知っていると思う。悪夢の”バブル世代”である。あの世代の物に恵まれ不自由なく育ったバカ親が子供にも何でも買い与えひたすら甘やかしていたと考えれば、行動的にも世代的にも辻褄が合う。
はい、これでパパ活や闇バイトに簡単に手を染めるような我慢も努力もできない野生児の出来上がり。
バブル世代の次は何が来るか?そう、「氷河期世代」だ。氷河期中年は激しい競争に敗れ無職や引きこもりとなった敗者も多いが、勝ち残ったものは皆他人にも自分にも厳しいエリートが多い。(私の会社を含め、今まで会ってきたこの年代の大人は皆共通してそういう印象だ)
彼らが親になった時、子供になんでも買い与えるような愚かな真似をするだろうか?否、しないだろう。
それなりに節制も努力もできる(母体は少数ながら恐らくエリートが多い)世代がもうじき社会人になれば、一つ上の努力もできず浪費しか脳がないバカな世代はあっという間に競争に敗れることだろう。
私は才能も頭脳もない無能であることを自覚しているし、地道な努力をするしか道がないと信じているが、お陰様で今は人並み、それなりの人生を過ごせている。私の子供には、今の若者のようには育ってほしくないと強く思う。