ここで振り返ってみると、「焦土の夢を見た」で重要なのは「夢」と「見た」なのかもしれない
夢とは洗脳状態のことで、それを脱したことで過去形になったのだろう、焦土は現実だ
ホタルとして生きるために、あの場で「グラモスの鉄騎」としてのAR-26710は「死」んで、能力の覚醒によって「ティタニアの夢」から覚めたことで、現実を夢と言っているのかもしれない
朝日と芽の囁きの部分は覚醒を促した星神ないし星核からの玉音だろう
「繁殖」のタイズルス誕生の経緯は、ある蟲星で人間に虐殺され最後の一匹となった虫が、極限の孤独から星神へと昇格したものだという
ホタルが覚醒、いや羽化した経緯もこれと酷似しているのは偶然ではないだろうから、もしかしたら星神に近い存在なのかもしれない
そもそもサムは、黄泉との会話の中で「私には生まれつき『夢を見る』という機能が備わっていません」と言っていた
公式のキャラクター紹介でも、「夢を見れないし必要な睡眠時間も普通の人より遥かに少ない」と言っているように、睡眠による夢が見れないだけでなく
兵器として生まれた宿命として、運命の奴隷として、人生のビジョンを夢想することも難しいのだろう
ホタルはきっと「死」を経ることでしか、刃の言葉で言う「解脱」に至れない
だがここまで来ても、まだホタルが臨んだ2回目の「死」、そして3回目の「死」が自分の頭では推測できない
ただどちらかの「死」で、おそらく「星核ハンター」としてのホタルは「死」ぬのではないかという気はする
車での回想会話から想像するに、「グラモスの鉄騎」としての自分は死んだが、まだ兵器として覚醒した特性によって生きている状態で、
人間として生きているとは言い難いという自認のようだ
永遠の命、それは決して望んでいないと言っていることから、現在の特性はそれに近いものなのかもしれない
仮に望みどおり墓石に刻まれる銘が「グラモスの鉄騎」→「星核ハンター」→「ホタル」になったとして、
ホタルは「『彼女」』が人生の最後に見せた輝きが記されることになる」と言っている
普通の人間になれたとしたら間もなく死んでしまう、プレイアブルとして使うのは遺影のようなもの、そんな停雲展開にはなってほしくないが
次verも油断ならないのである……
ショートアニメ「グラモスの余燼」 うおお……また凄まじいものを見せられている…… どう解釈すべきなのか一番問題になる部分について ゲーム本編でもつぶやいていた「焦土の夢を...
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これは良レビュー