2023-06-08

anond:20230608150449

ちょっと思い出した話。

以前(或る時期)は塩を日本生産できない?と言われていた。

どうなったんだろうと思ったら、色々な変遷の後生産・販売ができるようになってたんだね。

https://corezoprize.com/salt-history

塩業近代化臨時措置

1971(昭和46)年「塩業近代化臨時措置法」が成立し、約20年続いた流下式塩田による塩の製造廃止され、日本では「イオン交換膜製塩」以外の方法海水から直接「塩」を採ることが出来なくなり、また、一般企業日本で塩の製造を行ったり、自由に輸入することも禁止された。


これは、塩の安価で安定した供給だけではなく、沿岸部にあった塩田工業港湾用地として再活用することも望んだ産業界要請に応えたものでもあったと云われている。


イオン交換膜法にて製塩された塩が「食塩」として食用にも販売されることとなった。

塩の専売制廃止(塩事業法に移行)

その後、ミネラル重要性を訴えた廃業事業者を中心として「日本自然塩普及会」や「日本食用研究会」といった組織が発足し、流下式塩田による製塩の復活を求める活動等が行われ、輸入天日塩ににがり成分を混ぜた塩や流下式塩田を応用化した製法の塩の製造などについて一定の制約のもと認められることとなり、その流通量も徐々に増えていった。


1985(昭和60)年には、日本専売公社が民営化日本たばこ産業に移行)され、塩の販売専売制から徐々に自由販売できるようになってきた。1997(平成9)年4月には塩の専売制廃止(塩事業法に移行)され、日本たばこ産業の塩事業財団法人塩事業センター移管された。


事業法の経過措置が終了した2002年(平成14)年4月、塩の製造販売等を行う場合財務省への届出等が必要であるが、完全に自由化された。自由化に伴い、沖縄九州四国大島など、日本各地で少数ながら流下式を基本とした製法で海塩が作られ、日本人の健康志向の高まりあいまっていわゆる「自然ブーム」が起きた。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん