2023-03-20

コオロギ食という現象は非常に面白かった

面白い点1

事業者本音と建前は受け入れられないケースが有ること

建前は当然SDGs的な話、本音は新しい食材ブームを作って儲けようという話なんだけど

こういうの、大抵は受け入れられるんだよね、ちょっと苦いけど体にいいからとか、面倒くさい行為だけど環境のためだとか

でも今回はそれが効かなかった、正論パンチされて、支持者ですら結局「建前のところはともかく、個人自由じゃん」と言うしかなかった

これ面白い

消費者はアホだけど、建前が建前なのは薄々気づいている

でも敢えてツッコまずにいてくれてるだけなんだ、いざとなればツッコむ

 

面白い点2

実は我々に食の自由はない

例えばコンビニスーパー商品が徐々に昆虫食に置き換わった時、食べない自由行使するには狭い選択肢の中から選んでいかなければならない

今は一部のアレルギーや偏食の人でなければ8割9割の商品の中から選べるが、それが減っていく

自分は変わっていないのに世の中が変わることでヴィーガンになったかのような生活になる可能だってある

そういう、自分の幅広い自由社会方向性合致してるからこそ成り立っているんだということに気づくことができた

決して「食べるのも食べないのも自由」ではない、専門店ができるならともかく、いつも使っている小売店の限られた売り場面積を支配するのはそれだけで影響が大きい

 

面白い点3

国が関わると本当に皆警戒するということ

陰謀論と言ったら変な意味になるが、国が良かれと思って推進した時点で物事が進まなくなることもある

もっと言えば国際機関なんだが

これは日本人だけなのかどうかわからんが、本当に思うように動いてくれない

自分だって思うように動いてやりたくないと思う

なんだろうこの感情は、親の言うことを聞きたくないみたいな感じに似てる

 

面白い点4

脳死で他社の真似をする企業が多いということ

少し考えたらコオロギ食に乗り出すのは今じゃなくても良いってわからないだろうか

実験的に作ってみて、内部でテストするのはいいけど

今のフェーズ商品化しちゃうんだ、というのが意外だった

まだブームにすら成っていない

 

面白い点5

いつもならこういうのは推進派vs反対派で殴り合って、仕掛けた側は高みの見物なんだけど

今回は推進派、つまりコオロギ最高!」っていう奴らが全然居ないこと

居ないのに、企業側がノリノリなこと

これ結構珍しくない?

タピオカとかのブームとかとはまた違う、ブームですらない現象

卵高騰とかは自然災害に似た現象だと思うが、今回のは一体どういう物だと認識すれば良いんだろう

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