そいつが診断貰ったとか言う話は聞いてない。でも、あれは明らかにアスペだ。すぐ奇声上げるし、気に入らないと暴れるし、何か話が一方通行で会話にならないし、それでいて注目浴びたくてわざとらしい奇行に走るし、皆に嫌われてた。勿論俺もだが。
俺はそいつのことが大嫌いだった。オドオドうじうじしていてムカつくし、奇行に走る姿が気持ち悪かったし、自己中な行動が苛ついた。だけど、一番の理由はそいつを見る度に自分も同類のクズだと嫌でも自覚させられたからだ。
そいつは俺の特徴を更に強調したような存在だ。俺の方がマシと言うだけでその本質は五十歩百歩だ
俺も自己中で余計な一言が多い人に嫌われる天才、サボり癖があり、要領が悪く、すぐ頭がいっぱいになってパニクる、社交性は壊滅的、それでいて承認欲求は人並みと産まれてこない方が良かったクズだ。
どこに行っても嫌われたり、仲間はずれにされたりした。ただ、運良く所属しているコミュニティーが恐ろしく民度の高い集団ばかりだったので嫌われるだけで済み、具体的な嫌がらせはされなかった。
そのくせに人と仲良くしたい、というより自分を承認してくれる存在が欲しかったので絡みに言って更に嫌われる正にアッパー系コミュ障だ。
人の気持ちに鈍感な俺でも自分が嫌われていることは雰囲気で感じた。でも、なぜ嫌われるのか理解できず、なんとか改善したいと絡みに行くという悪循環を繰り返していた。
小学生の時から俺って劣ってるな、人として大切な物が欠落してるなと思ったが、中学の時に母親に自閉症の傾向在りと診断貰ったことを知らされた。そいういや度々よくわからない検査受けさせられたな。
知らされたとき大してショックは受けなかったな。そんな予感はしてたから。
でも、自分が駄目な奴だと知ったら自殺するしかないので必死に意識しないようにしていた。
ただ、勉強は出来る方だったので田舎で一番とは言え、地元で一番の高校に行った。
クラスのガチアスペも同じだったのだろう。そいつと同じ中学で俺にも普通に接してくれる聖人が2人ほどいた。(といってもたまに会う程度だっただけで、頻繁に会っていたら確実に嫌われていた)2人曰く、そのがちアスペは学年一の嫌われ者で、逆にそいつのおかげで皆の団結力が高まりある意味プラスに働いたそうだ。
話がずれたが、自分が死んだ方がいいクズだという、当たり前だけど必死に目をそらし続けていた事実を嫌でも見せつけてくれるそいつが何より大嫌いだった。
増田とガチアスペはその後どんな人生を歩んだんだ?
俺は中堅公立に進学、大学でもぼっち、留年院試落ちでひきニート確定 ガチアスペは地方国立落ちて私立理系に進学したことから知らない
アスペ云々関係なしに田舎県トップ校の生徒の進路としてめちゃくちゃリアルだ·····