2023-01-11

課税理由海外移住する富裕層

富裕層課税議論される時に必ずと言っていいほど言及されるのが、富裕層課税すると彼ら彼女らが海外移住してしまう、という意見

しかし実際に海外移住する富裕層はどれだけ居るのだろう。

海外移住は色々な点で大変だ。富裕層なので金銭的な負担は少ないだろうが、言葉の壁と向こうの文化に慣れることは大きな問題となる。そして、その解決のためには多大なる努力必要で、お金だけでは解決できない。不自由なく意思疎通ができる語学力を身に着けたり、向こうの文化食事住まいマナーetc...)を理解し慣れていくことには、結構モチベーションエネルギー必要である

そして、日本で慣れ親しんだ文化から離れることに耐えられる日本人は、どれだけ居るだろうか。あなたは、昼飯に悩んだときお気楽ラーメン屋とんかつ屋に入ってうまい飯を食える生活や、家の風呂でザバザバ湯をかぶれる生活から離れられるだろうか。半年や数年程度であれば何とかなるかもしれないが、一生となるとかなり厳しのではないだろうか。少なくとも、私は幾ら金が有り余っていても絶対に無理だ。

また、日本で築き上げた人間関係から離れられる人も居るのだろうか。特に富裕層ほど人間関係が広そうだし、だからこそ金が稼げている面もあると思うのだが、そういった関係を「金がかかる」という理由で離れられる人はいるのだろうか。

ちなみに、富裕層に限らずインドネシアのような物価が低い国に移住すれば、かなり裕福な暮らし可能であるメーカー技術者の知り合いからは、海外赴任先のホテルが5つ星ホテルだったり、使用人付きの家で暮らしていたなんて話を聞く。

しかし、長くても数年程度で彼らは日本に帰ってきた。そんな様子をみると、課税理由富裕層海外移住するムーブメント果たして来るのだろうかと思ってしまう。

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