中国の抗議運動は政治的なものでも何でもなく、長い封鎖で生活に困っている人が増えていることが原因。
今回は大きくニュースで取り上げられたけど、抗議運動は散発的に色々な地域で起こっていた。学生が多く見られるのは、彼らが政策によって学舎内に閉じ込められていて何カ月も家に帰られていなくて不満に思っている人が多いことが要因だと思う
それに加えて、封鎖によって急病でも診察を受けられずに亡くなってしまうことや、火事でも消防車が駆け付けられないなどの悲惨な事件が度々起こっている。
また、終わらないPCR検査は国家の予算を食いつぶしながら、結果の精度が怪しく、検査会社の利権も関わっている疑惑が生まれたことが政府への不信感に繋がっている。
さらには隔離中にサッカーワールドカップを見て、世界ではすでにコロナが終了していることを知った人が多く、中国国内の現状にさらに不満を高まらせている。
ちなみに中国の主要都市の現在のコロナ感染者はこのようになっている。
重慶 8792
広州 7952
北京 4386
天津 794
成都 770
武漢 365
西安 315
深圳 201
上海 178
すでに重慶、広州、北京では厳しい封鎖政策がとられている。今日の国務院の防疫政策発布会もこれまでを踏襲した内容で、大した変化はなかった。
もしこの政策を続けるとすると、経験的に100人を超えたら2週間、500人を超えたら1週間で3000人を超えるので、2週間後には中国の主要都市は全てロックダウンに近い状態になると予想される。
そうなるとほぼ全国ロックダウンの始まりで、ますます不満と抗議活動が増えることになるのでそれに備えて色々と気を付けたほうが良い。