昔から究極のサボり魔で、勉強も仕事もどうやって手を抜こうかということしか考えてずに半世紀弱生きてきた。
怒られたくないし目立ちたくないし悪者にもなりたくないからやるべきことは一応やる。
一通りの仕事は覚えるけど、なんで覚えるかって手の抜き所を探すため。
それから基本定時で帰る。
どうしても残業しなきゃならない時はするけどそうじゃないなら一秒も長く職場に居たくないし働きたくもない。
仕事以外の交流を持つことは嫌いではないから飲み会とかに誘われたら都合付けて行くけど(このご時世ではほぼお誘いもないけど)仕事がなんもないのに残っている意味が解らない。
非効率的なことは大嫌いだしやる気も起きないのでやらなくても支障がないことは極力やらない。
なるべく自分の手作業や目視確認での『人に頼る』作業を減らして自動化&システム化する為ならいくらでも調べてエクセルでマクロ組むしword文書作る。
自分が引継ぎ時に苦労した経験から、私がいつ記憶をなくしても困らないよう、異動しても後任に使ってもらえるよう、自分の作業マニュアルは10年以上前から作り続けてきた。
すべて定時時間内に。
だってこの職場では手を掛けること,機械(PC)に頼らず自分の目で手で確認することが正義だったから。
マニュアルだって作った当初は全然評価されず、一通り作って紙ベースで説明しデータを置いておいても後任に使われず。
口頭or紙ベースで管理されていた課内の情報を共有エクセル管理に変更してもへえ…っていう感じで本当に全く評価されなかった。
残業ばかりして書類を完璧に丁寧に仕上げる先輩ばかりが評価され続けていた。
だからそういうもんだと思ってた。
でもここ数年、業務効率化が叫ばれシステム化が必須となり、私のやり方が効率化として認められるようになってきた。
今までやってきたことが間違いではなかったことが嬉しくあると同時に、私はそんなに大したことはしておらず自分がいかに自分の力を出さないかに尽力しているだけなのにそれを評価されると不安にもなってくる。
やる気を出させるための口先だけのヨイショなのかな(←失礼)とも思うけど、ヨイショで昇給はしないでしょう。去年昇給したばかりなのに。
と思うと、怖くなってくる。