起業して一ヶ月。
AさんとBさんの間を取り持つということがここまでめんどくさいとは思わなかった。
Aさんのギリギリになっての値上げ交渉、Bさんの「別件からもね~」攻撃。
世界怖い世界怖い。なんとか利ざやは一本抜けた、これでとりあえず色々払える。
ありとあらゆる局面で親族会社が登場して利ざやをゴリゴリゴリゴリ削るあれは
文化とかそういうレベルではなく、外国人への嫌がらせだったとしか思えない。
契約してた運搬ルートをギリギリに変えろとかイジメだろ。保険とか色々あるっつーのに。
こちとらワンミス即死のディールしてんだぞ、と思うものの向こうには逆らえず。
そして、最高の商材があっても最後まで付き合いを優先しようとする日本メーカーの姿勢にもうんざりした。
横槍が入るのは覚悟してたが、人様のルートが存在することを知るや否や「それウチで開拓するんでそこから買うのやめない?」
とか交渉に入るとか。なぁ、某商社さん。ひどいと思いませんかね。
それはぼくが長年かけて個人の足で開拓したルートなんですよ、そりゃあることさえわかればあんたらはカスメ取ってくんでしょうが、
流石にそれを担保にウチをすり潰そうとするのはエグいんじゃないですかね。
さて…あとはこのルートを守るためにどこの後ろ盾をつけるかの作業に入るか…。
第一候補はどう考えても横槍野郎のところしかないんだが。大体、ぼくのような零細中小がやれないような大規模ディールを
やるのがおたくらの稼業だろう。それがハイエナ稼業で横から浚おうってどういう了見なんだ。
金主に返金して借金返して色々払って、俺の手元には大してのこんねーなぁ。コレ持ってタイ辺りに飛びたいなぁ。
早くテクスチャを自分で組める身分になりたい。人様の金でやるディールほど疲れるものはない。
まぁ、とりあえずキャッシュをテーブルにドサドサ積んで山分け会やるか、これやりたくて起業したようなもんだし。
とりあえず、次回はまだ自己勘定取引じゃやれねーなぁ。あと四回くらいコレ越えれば自己勘定できるようになるかなぁ。
金が欲しいなぁ。