オチっていうか根幹設定?
理屈が通ってないわけじゃないからガバガバってのとは違うんだけど、作者にとって都合がいい作りしてんなと。
フィクションの大きな嘘は1つだけとはよく言ったものだけど、この作品は「人間を石化させる光線」「超スピードで発展する科学」「チート鍛冶屋カセキ」「ホワイマン←NEW!」という4つの嘘が遂に並んでしまった。
いくらなんでも嘘が多すぎる。
ホワイマンについては何とかして嘘にならない屁理屈を組み上げてほしかったな。
200話も使ってから「序盤にこんな事があったでしょ?あれが伏線だから。はい証明完了」とか言われてもね。
後付けで設置する嘘の大きさに対して論拠の柱が弱すぎてグラグラなんすわ。
もうちょいなんとかならんかったのかなあ……。
別にあの設定が本当に駄目ってわけじゃないんだけど散々引っ張ってはい真相判明!でコレが出てくるのはね……。
いやホンマ惜しかったわ。
物語の構築として美しいのってやっぱ「最後の謎は嘘を付く作者側が圧倒的不利な状況で完璧なロジックを組み上げる」であって欲しいんだよね。
読者としては「お見事ですわ」とパチパチ拍手を上げたいわけ。
それが最後に学芸会レベルの力任せなオチを持ってこられても「え?こんだけ?マジ?」となっちゃうんだな。
いや惜しかったよ。
20話の漫画なら短期打ち切りへの哀れみもコメてこれで見事なオチだったね拍手拍手で終わった。
時間あったんだから100話目ぐらいで「このオチだと弱いわ。パーツ増やそう」って頑張るべきだったね。
頑張った結果がこれなのかも知れないけど、頑張るべきなのはオチのスケールを派手にすることじゃなくて伏線を張ることだったんだな。
動き出しが遅かったね。
いや、ギリギリの動き出しでももうちょっと理屈を調整できたと思う。
思えばアイシールド21の頃から……いやよそうこういう姑じみた過去の掘り下げまではすべきじゃないね。
一言でまとめて終わらせるよ。
ガッカリだ。
二度とアンケに名前を挙げることはないだろう。
最終話読んだ増田の感想聞きたい