2022-02-13

異世界転生――転生したら宇宙なっちゃった

事故

交通事故

僕は轢かれた。

ぐちゃぐちゃになった。

そういうものに遭遇してしまって、目を開けると、目の前には女神がいた。

女神

きれいな女神

異世界転生しますか?」

僕は頷いた。

目の前が真っ暗になる。

飛び交う悲鳴に僕は目を覚ました。

目を開ける。

目の前には村があった。

ファンタジーでよく見かける村。

僕は自分を見る。

ああ。

僕は宇宙になっていた。

「だ、誰かお助けをー!」

助けを求める声。

声のほうを向くと、年老い宇宙がいた。

立派な見た目。

でもしわくちゃで、たぶん村長だ。

村長宇宙

村長宇宙は涙ぐんでいて、泣きそうだ。

目を怪物に向けていて、僕も怪物のほうに目を向けた。

そこには見たこともないような怪物がいた。

とにかく、凄い怪物がいた。

怪物の前には人質がいた。

人質じゃない、

宇宙質がいた。

怪物のもとには誰もが一目でわかる、美少女宇宙がいた。

カワイイ宇宙

美少女宇宙だ。

美少女宇宙は今にも泣き出しそうな顔で「助けて、おじいちゃん!!」と、

村長宇宙に助けを求めている。

よし、ここは僕の出番だ!!

僕は怪物に向けて走り出した。

怪物は僕に気付いた。

僕は怪物攻撃をする。

倒した。

僕は怪物を倒した。

一撃だった。

「あ、ありがとう……」

緊張が解けたように、美少女宇宙は僕の腕の中で意識を失う。

怪我はないようだ。

「ああ、ありがとうございます!!」

振り返ると村長宇宙が僕に感謝をしていた。

村の村人宇宙も僕に感謝をする。

僕は照れながらも祝福を歓迎する。

その夜は宴が行われることになった。

僕は村のたくさんの宇宙に歓迎された。

僕はご馳走をお腹いっぱい食べた。

お腹いっぱいだ。

一番上等な宿を提供してくれた。

無料でだ。

無料

部屋の中。

ベッドに向かいはじめたときトントン、とノックの音。

開けると、助けた美少女宇宙がいた。

彼女は部屋に入ってくる。

「あの…その……ありがとうございました」

美少女宇宙は顔を赤らめながら言う。

怪我もなくて何よりだよ、と僕。

わたし……ティナといいます

ティナ……いい名前だね、と僕。

ティナは微笑んだ。

美少女宇宙はうれしそうだ。

ティナと僕はベッドに並んで座った。

ティナは僕にいろいろな話をした。

楽しい話。

昔の思い出なんかを。

僕はティナが楽しそうに話すのを笑顔で、頷いて、聞いた。

ティナも笑った。

美少女宇宙も楽しそうだった。

そろそろ寝ようかな、と僕。

ベッドのほうを向いた僕。

僕の手の上に、彼女の手が重なった。

僕はティナに向き直す。

ティナが、

美少女宇宙が、

僕の手の上に手を重ねておいていた。

「その……お礼を……///」

そんな……いいよ、と僕。

無理強いはよくない。

「ううん、わたしがしたいの」

ティナ。

顔を真っ赤にした美少女宇宙がそう言った。

あなたは……嫌?」

そんなことはないけど、と僕。

するとティナは服を脱ぎ出した。

ティナはするすると服を脱いで、

美少女宇宙は、全裸になった。

ベッドの上、

僕は彼女に覆いかぶさり、

僕はティナとセックスした。

美少女宇宙セックスした。

僕は、宇宙セックスした。


僕は彼女に挿入する。

ティナの中に。

宇宙の中に。

ティナ、中に出すぞ……!」

「う、うん……!///」

僕は宇宙中出しした。

はぁ、はぁ、はぁ、と僕たちはまだ息を喘いでた。

気持ち……良かったね」

処女宇宙ティナが僕に、

僕の隣で微笑みかける。

僕も笑顔で頷いた。

美少女宇宙は儚げに笑う。

子ども……できちゃうかもね」

「えっ……?」

子どもが出来ちゃうかも……か。

言われて、確かにそうかもしれない

そう気がついた。

……あれ?

でも宇宙の子どもって何だ?

普通に考えれば、

宇宙だ。

ということは、

僕は新たな宇宙を孕ませたのかもしれない。

彼女が新たな宇宙を生むなら、僕は宇宙を創ったことになる。

なら、僕は神と呼ばれるような存在なのかもしれない。

それは大変名誉なことで、ありがたいことなんだろう。

けど、僕の心は不思議と沈んでいた。

僕はたぶん、キリスト気持ちが初めてわかる存在となった。

でも僕はもう人間じゃない。

僕は宇宙なのだから

初めてキリスト気持ちがわかった宇宙だ。

そうと気付いても、晴れやかな気分にはならなかった。

僕の隣でティナが、

美少女宇宙が微笑んだ。

それでも、僕の心にはぽっかりと穴が開いたままだった。

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