事故。
交通事故。
僕は轢かれた。
ぐちゃぐちゃになった。
そういうものに遭遇してしまって、目を開けると、目の前には女神がいた。
女神。
僕は頷いた。
目の前が真っ暗になる。
飛び交う悲鳴に僕は目を覚ました。
目を開ける。
目の前には村があった。
ファンタジーでよく見かける村。
僕は自分を見る。
ああ。
僕は宇宙になっていた。
「だ、誰かお助けをー!」
助けを求める声。
立派な見た目。
とにかく、凄い怪物がいた。
人質じゃない、
宇宙質がいた。
美少女宇宙は今にも泣き出しそうな顔で「助けて、おじいちゃん!!」と、
よし、ここは僕の出番だ!!
僕は怪物に向けて走り出した。
怪物は僕に気付いた。
倒した。
僕は怪物を倒した。
一撃だった。
「あ、ありがとう……」
怪我はないようだ。
僕は照れながらも祝福を歓迎する。
その夜は宴が行われることになった。
僕は村のたくさんの宇宙に歓迎された。
僕はご馳走をお腹いっぱい食べた。
お腹いっぱいだ。
一番上等な宿を提供してくれた。
無料でだ。
無料。
部屋の中。
彼女は部屋に入ってくる。
「あの…その……ありがとうございました」
怪我もなくて何よりだよ、と僕。
ティナは微笑んだ。
ティナと僕はベッドに並んで座った。
ティナは僕にいろいろな話をした。
楽しい話。
昔の思い出なんかを。
ティナも笑った。
そろそろ寝ようかな、と僕。
ベッドのほうを向いた僕。
僕の手の上に、彼女の手が重なった。
僕はティナに向き直す。
ティナが、
僕の手の上に手を重ねておいていた。
「その……お礼を……///」
そんな……いいよ、と僕。
無理強いはよくない。
「ううん、わたしがしたいの」
とティナ。
「あなたは……嫌?」
そんなことはないけど、と僕。
するとティナは服を脱ぎ出した。
ティナはするすると服を脱いで、
ベッドの上、
僕は彼女に挿入する。
ティナの中に。
宇宙の中に。
「ティナ、中に出すぞ……!」
「う、うん……!///」
はぁ、はぁ、はぁ、と僕たちはまだ息を喘いでた。
「気持ち……良かったね」
僕の隣で微笑みかける。
僕も笑顔で頷いた。
「えっ……?」
そう気がついた。
……あれ?
普通に考えれば、
宇宙だ。
ということは、
僕は新たな宇宙を孕ませたのかもしれない。
なら、僕は神と呼ばれるような存在なのかもしれない。
けど、僕の心は不思議と沈んでいた。
でも僕はもう人間じゃない。
そうと気付いても、晴れやかな気分にはならなかった。
僕の隣でティナが、
それでも、僕の心にはぽっかりと穴が開いたままだった。
どうしてここに投稿したのか理由を聞きたい
べしょべしょになっちゃったん?
水素原子に転生するやつみたいな展開を期待したのに…