私は「難しい人」の当事者です。実際、記事を読んで前半部分は殆ど私自身に当てはまりました。
この問題に対して20年程、ほぼ毎日悩み続けていますが、大きな改善はできていません。
その中でも最も改善に貢献したといえる行動、自己分析や自己啓発等の努力ではなく、病院での診断と服薬でした。
結果から見て、程度こそあれ、残念ながら先天的な疾患を持ち合わせていると分かっています。
まず、社会側の対応です。関わることで生産性の低下やうつ病等が懸念されますので「『難しい人』は普通の人の生活を脅かさないように対処(最悪の場合、排斥)されるべき」です。
一方で、社会的な制裁を与えてはならないと思います。制裁の感情が出る前に対処・排斥です。
距離を置いたり、自分の所属するグループや会社からの排斥は良いですが、別のグループに伝えるような制裁活動はなりません。
自身からは遠ざけつつも、社会としては多様性を認めなければなりません。
次に、難しい人側についてです。真に難しい人は、基本的に更生できません。
難しい人は、自身が普通の人に対して自動的な加害を行ってしまうことを認めます。加害無しで他人と関わることは不可能です。
そうと知ると、自身の遺伝子を呪い、処分したくなる気持ちは生じるかもしれませんが、一旦心を休めましょう。
一度、自身の加害性を認めたあとは、加害性に関する一切の落ち込みや悩みをやめ、被害を緩和させるための外堀の構築に徹します。ハリボテでも構いませんが、自身の加害性を眩ませるように、より高い技術力であったり、挑戦していない種類のスキル貪欲に身につけるのも良いと思います。
必要であれば、グループに参加する前に事前に説明しておくのも良いと思います。まだ周囲が被害を被っていないうちは、加害的な人間であることに理解は得られづらいので、説明の適切さは大事です。焦って過度に卑下してもいけません。逆に説明を果たした上で、一度グループに入ったのなら、あとは身を粉にして只管外堀の構築に徹するのみです。